日本一早いマラソンレポート「万里の長城マラソン2018秋」

ランニングストリート365が日本事務局を行なっている万里の長城マラソン。通常盤は毎年5月1日に開催されますが、数年前から秋にも開催され、今年は30人近いランナーが世界から集まりました。

春の万里の長城マラソンは大規模に開催ていますが、秋の万里の長城マラソンはあまり宣伝もせず、小規模に開催しています。春と秋で同じものを開催するのではなく、それぞれに色を持たせようと中国本部で、いろいろ考えています。

そのテストケースとして選ばれた万里の長城は、春大会が開催される八達嶺古長城の先、名もなき万里の長城で行われます。万里の長城でキャンプができる場所として現地では知られていますが、観光客はほとんどいません。

そして、万里の長城を走れる距離は春と比べてかなり短めです。フルマラソンで6キロ程度。他の種目で3キロしかありません。だからといってイージーなコースというわけではありません。そして何よりも、まるで龍の背中を走っているかのような気分になれる美しい万里の長城。

日本事務局ということもあり、これまでいくつもの万里の長城を走ってきましたが、こんなにも造形が美しい万里の長城は他に知りません。昔の人はよくこんな建築物を建てたものだと、感心するしかありません。

万里の長城は世界遺産として注目されていますが、その歴史の複雑さなどを考えると、世界遺産という枠に収まらない魅力があります。そして何千キロとある万里の長城は各地で違う姿を見せてくれます。

秋大会の万里の長城マラソンは普通の日本人だと、まず訪れない場所にあります。春大会が開催される八達嶺古長城もマイナーではありますが、今回の会場は知る人ぞ知るレース会場のひとつです。

距離は短くても、そんな美しいコースがあり、温かいサポートを受けられるのが万里の長城マラソン秋の特長であり、秋大会の色でもあります。北京が最も美しい季節が秋と言われていますが、それを実感できるはずです。

ただ、おそらく春の大会に出ている人が秋大会に出ると、物足りなさを感じるはずです。春のコースは世界トップクラスの難易度で、完走率を上げるためにコースを簡単にしたら、「それじゃない」という声があがったほど。そういう挑戦心を煽られるコースを走りたい人には春大会の方が向いています。

そうではなく、50人規模の小さな大会で、参加者はみんな仲間という雰囲気が好きだという人に向いているのが秋大会です。秋の大会はこれから成長していく大会ですので、また方向性は変わるかもしれませんが、未知数ゆえに期待が大きな大会です。

一方で、総力に見合わない種目にエントリーしている人もいます。特に海外勢は日本人ほど、様々な点で「自己チュー」なので、そういう文化の違いがぶつかる楽しさが万里の長城マラソンにはあります

ちなみに日本人の参加者は7人。昨年から倍増です。10キロが中心でしたが、仲間での参加ということで、楽しみながら走っていました。競走ではなく共走、そういう楽しみ方ができるのも秋大会の魅力のひとつです。

英語が拙くても、同じコースで苦しめられたランナー同士は、言葉ではなく気持ちで伝わります。だから言葉がうまく話せないなんて、気にする必要はまったくありません。

春の万里の長城マラソンですと参加者が多いため、人と人との距離がどうしても縮まりづらいのですが、そういう意味でも秋マラソンは万里の長城マラソンの本来あるべき姿を備えているようにも感じます。

だからといって、参加者が増えると不満が大きくなるので悩ましいところではあります。みんなに大会の存在を知ってもらいたいと思いつつも、春の万里の長城マラソンとは違った路線で楽しめるのが万里の長城マラソン秋です。

かなり小規模な大会ではありますが、GWと比べるとフライトも安く抑えることができます。興味がある方は、ぜひ来年の秋大会への参加も検討してみてください。RUNNING STREET 365が事務局を兼ねていることもあり、あまり宣伝みたいになるのは嫌なのですが、しっかりサポートは行います。

ぜひ万里の長城マラソンの秋大会というのがあるということを頭の片隅にでも置いておいて貰えればと思います。

万里の長城マラソン:http://greatwallrun.com

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