日本一早いマラソンレポート「台北マラソン2016」

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

台北はいま日本人が最も観光に訪れている街かもしれません。街のあちこちで日本語が聞こえ、観光地で働いている人が日本語を話すことも珍しくありません。「こんにちは」「ありがとう」「がんばって」くらいの日本語はほとんどの台湾人が知っているかもしれません。

そんな台湾は日本のマラソンブームに負けず劣らずのマラソンブームで、東京マラソンや大阪マラソン、静岡マラソンなどでは多くの台湾人ランナーを見かけているかと思います。もちろん、台湾国内でもいくつものマラソン大会が開催され、その中で最も人気が高いのが台北マラソンになります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

とはいえ人気の種目はハーフマラソンで、フルマラソンを走る人は少なくないのですが、台北マラソンは制限時間が5時間半と短めなこともあって、それなりに走れるランナーしか参加しません。しかも気温が高い年は12月なのに30℃を超えることもあります。

初心者ランナーには少しハードルが高いのが台北マラソンの特徴です。

何よりもエントリー開始の案内からエントリー終了までの期間が1週間程度しかなく、抽選とはいえ多くのランナーが「知らないうちに終わっていた」状態になります。ちなみにエントリー締切から抽選結果の発表までも3日しかかかりません。

日本の抽選はなぜあんなにも時間がかかるのでしょう?

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

募集はフルマラソンが7000人でハーフマラソンが18000人。マラソン=フルマラソンというのは実は割りと日本的な考え方で、欧米でもフルマラソンを走ると回復までに時間がかかるからという理由でフルマラソンを避けてハーフマラソンを走る人が多いのだとか。

フルマラソンのスタート時間は朝の6時30分。ハーフマラソンは7時からです。台北市政府前から台北101の周りをぐるっと回ってスタートします。早朝スタートですが、地下鉄は臨時で早朝営業をしていますので、台北市内に宿泊をしていれば問題ありません。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

大会受付は前日までに行うのが基本ですが、当日の朝5時半~6時までも受け付けているということですので、前日の深夜便での訪台でも間に合わないこともありません。

スタートはFブロックまでありますが、7000人の参加者でも広い道幅もあってスムーズに走り始めることができます。最後尾でも数分のロスで済みます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

朝早いので応援は多くはありませんが、それでも友人を応援しようとやってきた学生グループが一生懸命声を張り上げて熱狂的に応援してくれます。市民はマラソンの応援というよりは「また面倒なイベントして」くらいにしか思っていないのかもしれません。

それなりに長い時間、道路を封鎖されるわけですから、仕事に向かう人は迷惑この上ないわけです。日本と違うのは、そういう人たちが普通に道路を横断します。警察も警備はしていますが、すべてを止めるのは無理です。危険といえば危険ですが、ランナーが上手に避けるので、大きな問題にはならず。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

1度だけ車を通すために道路を止められましたが、数十秒でしたので気にはならず。でも横断者がいたり、途中で止められたりと、RUNNETの評価があったらかなり低評価になってしまいそうな大会です。

コースはほぼフラットで、川を渡るときに上がって下ってを2回するのと、ゴール手前で高速道路に入り、そこからトンネルに入るアップダウンが少しきつめですが、他はほぼフラットで走りやすいコースです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

5時間30分制限ということを除けば、初めての海外マラソンにぴったりな大会です。台北の街も治安がいいですし、基本的には日本人にフレンドリーです。食事も日本人に合いますし、何よりも格安航空券とゲストハウスを利用すれば2泊3日で2万円以下。参加費込みでも3万円以下ですので格安で参加することができます。

日本人に人気の観光地もたくさんありますので、2泊3日では全然足りないというくらい、充実した時間を過ごすことが出来ます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして何よりも台北マラソンには心地よい河川敷コースがあります。沿道の声援が少ないのですが、河川敷に吹く風はとても気持ちがよく「走るって楽しい」という走ることの原点を思い出させてくれます。

河川敷は折り返しコースになっていますので、他のランナーと顔を合わすことができるのも楽しみの1つです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

エイドは充実しているとは言いませんが、不足はしていません。1ヶ所だけ大掛かりな私設エイドがあり、そこではビールや麺、コーヒーなどが用意され、意外と多くのランナーがビールを飲んでいます。気温も高いのもあって脱水状態にならないか心配ではありますが、そこは自己責任ということで。

スタートから15kmくらいまでトイレがないのがちょっとつらいところですが、2時間程度は我慢するしかありません。スタート地点のトイレは数多く揃っていますので、スタート前に行くようにすれば問題ありません。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

東京マラソンや大阪マラソンのような、大都市マラソンを期待しているランナーには台北マラソンはちょっと物足りないかと思います。規模が大きいのは間違いありませんが、途切れない沿道の声援は期待できません。台湾ならではの食べ物があるエイドも基本的にはありません。

それでも、海外マラソンの気分は味わえますし、旅を楽しむことも出来ます。美味しい小籠包を格安で食べることができますから、マラソンを含めてとてもお得な旅ランを楽しむことができます。マラソンも午前中に終わりますから、金曜夜の出発で日曜日戻りなら仕事を休まずに参加できるのも台北マラソンの魅力になります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

エントリーのハードルが少し高めですが、そこさえクリアしたら、これほどまでにワクワクできる旅ランもそうはありません。台湾が好きだというランナーさんや、台北に行ってみたいというランナーさんは、ぜひ2017年の参加を検討してみましょう。

台北でマラソンのある充実した週末を過ごしてみませんか?

スポンサーリンク

スポンサーリンク