「ガーミン ForeAthlete 235J」の機能を使いこなせてる?

初心者から上級者まで愛用者の多いGPSランニングウォッチの代表的な存在のガーミンForeAthlete 235J。ほとんどの人がランニング中のスピードや心拍数計測にだけ使っていて、その機能を使いこなせていないのでは?

そんな疑問から、ここではガーミンForeAthlete 235Jで出来ることを詳しくご紹介していくことにします。せっかくの高機能GPSランニングウォッチですから、その機能をきちんと使いこなせるようになりましょう。

目次

ガーミンForeAthlete 235Jの機能

それではまず、ガーミンForeAthlete 235Jの機能について見ていきましょう。

・Garmin Connectでデータの分析・簡単管理
・心拍数と心拍ゾーンの表示
・最大酸素摂取量の表示
・予想タイム機能
・リカバリーアドバイザー
・LiveTrack
・24時間心拍計測
・ライフログ
・天気表示
・通知機能
・スマートフォン探索
・カレンダー
・オーディオアラート

使っているよという機能もあれば、そんな機能があるなんて初めて知ったという聞いたこともないような機能もあるかもしれません。実はタイム計測にしか使っていないという人もいると思いますので、ランに役立つ機能をいくつか紹介していきます。

Garmin Connectでデータの分析・簡単管理

まさかGarmin Connectを使っていないという人はいないと思いますが、もしかしたらパソコンにもスマホにも接続させていない人もいるかもしれませんので、簡単に説明します。

ガーミン ForeAthlete 235Jで計測したデータは、Garminが運営する無料オンラインサイト「Garmin Connect」で管理することができます。そのためにはパソコンの場合はGarmin Expressというソフトをインストールする必要があります。

Garmin Expressをダウンロードする

スマホの場合は、Garmin Connectアプリを使います。パソコンの場合は付属の充電器をパソコンのUSBに接続、スマホの場合はBluetooth接続をして、走行データをアップロードします。

Garmin Connectでは過去のすべての記録を確認することができますので、データの管理だけでなく、分析などに役立てることができます。マラソン大会ですと、自分がどこでタイムをロスしているのかなど、振り返るときなどにとても便利な機能です。

心拍数と心拍ゾーンの表示

心拍数の表示は、すでに使用している人も多いかと思います。でも実際に大事なのは心拍ゾーンのほうです。自分の心拍数を見ても、それがいいのかどうかを判断できる人はほとんどいませんよね。でも心拍ゾーンは5段階表示で負荷がひと目で分かります。

リラックス:ウォーミングアップ・リカバリーラン
イージー:リカバリーラン
デモレート:ペース走
ハード:インターバルトレーニング・マラソンレース・ペース走
エキスパート:インターバルトレーニング

こうやって一覧にすると分かりやすですよね。このように練習内容によって使い分けることで、過負荷になることを防ぐことができます。自分では低負荷で走っているつもりが、実は負荷が高すぎるというようなことがよくあります。

もちろん反対もそうです。インターバルをするのに負荷が全然足りていない場合は、最適なトレーニング効果を得られません。負荷がひと目で分かれば、どこまで追い込むのかすぐに分かるので、1人での練習でも追い込むことも可能です。

最大酸素摂取量の表示

最大酸素摂取量(VO2max)は、1分間で体重1kgあたりに最大何mlの酸素を取り込めるかを示したものです。この最大酸素摂取量の値が大きいほどマラソンのタイムが良くなる傾向にあります。ただ、成人になるとその値が変化することはほとんどありません。

ところが実際ガーミンで計測すると、毎回違った数字が表示されます。トレーニングを積み重ねていくと、その値はどんどん上がっていきます。

この解釈の仕方はいろいろありますが、基本的な考え方として、自分のポテンシャルをどこまで引き出せているかという、ひとつの目安だと考えてください。どれだけトレーニング成果が出ているのかを数値化したものと言えば分かるでしょうか。

Garmin Connectで確認をして、右肩上がりならトレーニング効果が出ていて、右肩下がりなら練習不足かオーバートレーニングになっています。右肩上がりになるのを目指してトレーニングメニューを見直してください。

予想タイム機能

これはあまり役に立たない機能かもしれません。最大酸素摂取量(VO2max)を計測することで、5km、10km、ハーフ、フルマラソンの予想タイムを推定してくれるのですが、残念ながら最大酸素摂取量の絶対値があてになりません。

最大酸素摂取量が正確に出る人ならその予想タイムはかなり正確に出せますが、やや上振れしやすい傾向にあり、予想タイムも速くなる傾向にあるようです。自分の自己ベストとあまりにかけ離れている場合は、あまり信用しないでください。

あくまでも参考程度、もしくはトレーニングを経たあとの最終目標タイムくらいに考えておきましょう。

リカバリーアドバイザー

これはかなり重要です。マラソンで大事なのは練習よりも休養です。次に高負荷な練習をするときやRACE本番には体を完全にリフレッシュした状態にしておく必要がありますが、ほとんどの人が感覚で「いい感じ」を決めているかと思います。

でもガーミン ForeAthlete 235Jなら、トレーニング直後からリカバリーするまで何時間かかるかが表示されます。この時間を目安にポイント練習を入れていけば、効率よくトレーニングを行うことができます。

回復していないのにポイント練習をしてケガをするというリスクも大幅に下げることができます。ですので、追い込んで練習をしている人にはぜひ使ってもらいたい昨日のひとつです。

もちろん、完全に休養する必要はありません。回復するまでは過負荷な練習をしないということで、もしリカバリータイムに48時間と出たなら、48時間練習なしではなく、ジョグを入れるなどして筋力や心肺能力の低下を防ぐ必要はあります。

ただ単純に、次のポイント練習をするための目安として使えるというだけですが、オーバートレーニングを防ぐことこそ成長への近道ですので、ForeAthlete 235Jを使っているなら、ぜひ活用してください。

LiveTrack

ほとんどの人がこの機能を使っていないのではないでしょうか。この機能を使うにはスマホが必要になりますが、マラソン大会などでリアルタイムにどこにいるかを知らせることができますので、応援に来てくれている人に確実に見つけてもらえます。

ロング走の途中に合流するということもできますので、ぜひ活用してみてください。海外で友だちと合流するなんていう使い方もできます。ランイベントと組み合わせて使うなど、可能性がとても広がる機能です。

この機能に関しては動画を見てもらったほうがわかりやすいかと思います。操作方法も含めて、ぜひ試してみてください。

その他の機能

これは意外な機能かもしれません。スマホのGarmin Connectと接続していると、ForeAthlete 235Jで音楽の再生や一時停止、曲送りなどの操作ができます。音楽を聞きながら走るという人はぜひ試してみてください。

この機能を便利に感じるかどうかは人それぞれですが、このようなスマホ連携で出来ることがいくつもあるのがForeAthlete 235Jの特徴です。LINEやTwitterなどの通知も受けられますので、スマートウォッチのような使い方もできます。

ライフログを取れますので、活動量計にもなります。ForeAthlete 235Jは使いこなすとマルチに役立つスグレモノなんです。タイムを計測するだけの使い方はもったいないですよね。

機能を全部使いこなす必要はありませんが、ここでご紹介した内容で、「これは便利かも」と思う機能があれば、ぜひ試してみてください。



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