紫外線から目を守るためのランニング用サングラスの選び方

マラソン大会や普段の練習で紫外線を多く浴びてしまう時期ですが、紫外線対策としてサングラスを着用している人の割合は60%程度であることが、ウェザーニュースの調査で明らかになっています。

5人に2人は真夏でもサングラスをしていないことになります。

サングラスをかけているとカッコつけているように見られるのが嫌だとか、そんなに速く走るわけじゃないからなど、着用しない理由はそれぞれですが、着用しないリスクについて考えているランナーはあまりいません。

6〜8月の紫外線が強い季節には、どんなレベルのランナーでも日中は目を守るためにサングラスの着用をおすすめします。ただ、サングラスならなんでもいいというわけではありません。ここでは、紫外線対策に適したサングラスの選び方をご紹介していきます。

サングラスを着用しないリスク

それではまずサングラスを着用しないと、どのようなリスクがあるのかについて見ていきましょう。

● 角膜炎を起こし、強い目の痛みや充血が発生する
● 強い紫外線を長時間浴びると、視界が歪んだり見えなくなる
● 活性酸素が大量に発生し炎症反応が起こり脳疲労を起こす

ここでは細かい説明はしませんが、紫外線は角膜炎や白内障のリスクがあるだけでなく、脳疲労を引き起こすことが分かっています。肌の日焼けをイメージしてもらえれば分かりやすかもしれません。

日焼けをすると肌がヒリヒリしますよね。眼の中でもそれは同じことが起きます。それだけでなく眼に紫外線が入ると、紫外線にあたっていない場所までも日焼けを起こした状態になってしまいます。

夏場にランニングをすると、どうも回復に時間がかかるという人もいるかもしれませんが、脱水状態にあることと脳疲労が発生していることが、その原因だと考えられます。

熱中症対策で水分補給をするのはあたり前になっているのに、紫外線対策でサングラスをすることは、まだ「あたり前」とは言えません。なかなかそのリスクが伝わりきっていないのが現状です。

ただ、ここまで読んだ人は「サングラスがないと眼が危ない」ということは理解してもらえたかと思います。そこから1歩進んで、すぐにでもサングラスを購入してもらいたいところですが、ちょっと待って下さい。

サングラスならなんでもいいというわけではありません。次に紫外線対策で使うサングラスの選び方をご紹介します。

紫外線対策に効果的なサングラスの選び方

● 少し明るめのレンズを選ぶ
● 顔に沿ったフレーム形状のサングラスを選ぶ

紫外線対策に効果的なサングラスを選ぶときには、この2点を意識してください。それぞれのポイントについて詳しく説明します。

少し明るめのレンズを選ぶ

紫外線対策と聞くと、黒くて暗いレンズをイメージするかもしれませんが、レンズの色と紫外線の透過率は関係ありません。サングラスには通常、下記の2つの透過率の記載があります。

● 紫外線透過率
● 可視光線透過率

紫外線を防ぐのは紫外線透過率で、この数字が低ければ低いほど紫外線を通しません。ランニングに使うサングラスは、紫外線透過率は0.1%以下(紫外線を99.9%以上カット)のレンズがおすすめです。

可視光線透過率はどれだけ光を通すかを示したもので、値が大きいほど明るくて透明感が上がります。暗くて黒いレンズほど紫外線対策に効果的だと思われがちですが、紫外線を防ぐには少し明るいレンズを選びましょう。

暗すぎるレンズを選ぶと、眼の瞳孔が開いてしまい、眼とサングラスの隙間から入ってきた紫外線が眼の奥まで入り込みやすくなります。

集中力を高めるために暗いレンズを好む人もいますが、ランニング中の紫外線対策という意味では、少し明るいレンズを選んで、瞳孔を少し閉じた状態にすることで眼を守りましょう。

顔に沿ったフレーム形状のサングラスを選ぶ

紫外線は必ずしも眼の正面から入ってくるとは限りません。レンズやフレームと顔との隙間からも入り込んできますので、眼を守るためには、レンズとフレームがカーブして顔に沿うデザインのサングラスを選んでください。

とはいえ、スポーツ用のサングラスのほとんどが顔に沿ったフレーム形状になっていますので、それほど悩む必要はありません。ファッションアイテムのサングラスでは、ランニング中の紫外線対策としては効果が下がるとだけ覚えておきましょう。

サングラス+帽子で紫外線を90%カット

サングラスは紫外線をカットするのに、とても効果的なアイテムですが、さらに効果を高めたいなら、帽子もセットで利用しましょう。帽子はサングラスと眼の隙間から侵入する紫外線を防げますので、紫外線を90%カットできます。

帽子だけでもいいじゃないかと思うかもしれませんが、帽子だけでは紫外線を20%しかカットできませんので、大事なのはサングラスと帽子を組み合わせるということです。

帽子は熱中症対策にもなりますので、夏場のランニングの必須アイテムのひとつです。蒸れるから好きではないという人もいるかもしれませんが、少なくとも日中に走るのであれば、好き嫌い関係なくサングラスと合わせて使うようにしましょう。

ランニング時の紫外線対策におすすめのSWANSサングラス

今回の情報はスポーツアイウェアブランドのSWANSさんより提供していただいた情報を元に記事化を行っています。合わせて紫外線対策におすすめのサングラスをご紹介いただいていますので、SWANSのサングラスを3種類ご紹介します。

ランニング用のサングラスで重視したいのは軽量性とフィット感です。帽子の有無でフィット感に変化が出ることもありますので、お店で試着するときには普段使っている帽子も持っていくようにしましょう。

EN8-1701 MBK

2019年に発売になったE-NOX EIGHT8のミラーレンズモデルです。8の字形状のテンプルが柔軟に頭部にフィットし、重量もわずか19gと軽量性も兼ね備えたハイスペックモデルです。ブレることがないので、冬のレースでの使用にも適しています。

可視光線透過率:23%
紫外線透過率:0.1%以下(UVカット99.9%以上)
重さ:19g
価格:16,200円(税込)

SAMV-0066 DBK

大人気モデルエアレスシリーズの調光レンズモデルです。紫外線の量に合わせてレンズの色が変わり、最適な明るさで走ることができます。17gととても軽量で価格帯も手頃であることから、多くのランナーに注目されています。

可視光線透過率:84%から17%(紫外線量により変化)
紫外線透過率:0.1%以下(UVカット99.9%以上)
重さ:17g
価格:12,960円(税込)

SOUF-0702 MBKBL

女性目線でデザインされたスポーツサングラスのSOU FEEL ミラーレンズモデルです。大きなレンズが特徴で、紫外線をしっかりとカットしてくれます。まつげがレンズにあたらないように調節できるなど女性用ならではの工夫がこらされています。

可視光線透過率:24%
紫外線透過率:0.1%以下(UVカット99.9%以上)
重さ:23g
価格:14,040円(税込)

まとめ

サングラスを着用しないのは、日焼け止めを塗らずに外を走るのと同じことだと考えてください。肌年齢測定をしたとき、ランナーは実年齢よりも高い年齢になる傾向にありますが、眼の老化も実年齢よりも進んでしまいます。

長く健康的に走りたいのであれば、少なくとも紫外線の強い6〜8月の日中はサングラスを着用してランニングをしましょう。ポイントは紫外線透過率が低い、スポーツ用のサングラスを選ぶということです。

ランニングは上下の動きもありますので、軽量でフィット感の高い商品を選びましょう。サングラスは自分の健康への投資です。安物で済ませるのではなく、質が高くて自分にフィットするものを選びましょう。