四国には評価の高いマラソン大会がいくつもありますが、とくしまマラソンは、年によって走った人の評価がまったく違ってくる不思議な大会です。大会事務局は良い大会にするために、いろいろ考えているのですがそれが裏目に出ることもあり「去年のほうが良かった」という年もあります。
でも、そういった試行錯誤もようやく落ち着いてきて、リピーターも増えつつあります。先着順でまだすぐに枠が埋まるということはありませんが、いずれは人気大会になるポテンシャルを持った素敵な大会。
ここではそんな、とくしまマラソンの特徴や楽しみ方についてご紹介していきます。
とくしまマラソンってどんな大会？
● 2020年3月22日に徳島市で開催されるフルマラソンの大会
● 河川敷コースでスピードを出しやすい
● 天候が安定しないため荒天になることも
● 沿道のおもてなしが楽しく旅ランに最適
とくしまマラソンの特徴
とくしまマラソンの種目はフルマラソンのみ。前日にファンランが開催されますが、基本的にはフルマラソンの大会だと考えてください。コースは吉野川河川敷で橋を回避するために部分的なアップダウンがありますが、基本的にはほぼフラットです。
このため、記録を狙いたいランナーが集まる大会でもあります。ただし、春の徳島は天気が不安定で風が強い日が多いという不安要素があります。2019年大会は気温が低く、あられが降り出すコンディション。
2018年は反対にかなり暑くなったので、どのようなコンディションになるかは運次第ということはあります。
エイドは充実しており、河川敷コースですが地元の人たちが応援に来てくれるので、ずっと背中を押してもらえるのもとくしまマラソンの魅力です。お遍路文化が根づいているということもあり、応援者やボランティアスタッフのホスピタリティに優れています。
そういう意味では、自己ベスト更新を狙う人でも、旅ランとしてゆったりと流れる時間を楽しみたい人にもおすすめの大会です。
とくしまマラソン旅ランの楽しみ方
徳島全体で見ると自然豊かで歴史的なお寺なども多いため、観光地としても魅力的な場所ですが、車がないとそれらの場所に訪れるのは難しいので、マラソンがメインという人は、徳島駅周辺でゆっくり過ごしましょう。
おすすめはなんんといっても眉山です。徳島の街を一望でき、夜景も美しいスポットですので日中だけでなく、夜にもう一度訪れてみてください。
もっと徳島を満喫したいなら、レンタカーが必須です。事前に格安レンタカーを予約しておきましょう。
・渦の道
・四国八十八ヶ所第1札所 霊山寺
・大歩危 川下り
・祖谷温泉（日本三大秘湯）
・鳴滝
レンタカーを借りるなら鳴門海峡の渦潮は必須です。あとは自由に組み合わせるといいのですが、めったに行くことができない日本三大秘湯の祖谷温泉まで足を伸ばすと、徳島をもっと深く楽しめます。
・たらいうどん
・徳島ラーメン
・徳島バーガー
・阿波尾鶏
徳島の美味しいものとしてこれらが有名ですが、実は魚も美味しいのが徳島。海がすぐそこにあり、潮の流れが速い鳴門海峡周辺で捕れた魚は身がしまっていて美味しいと評判です。
マラソン前日に海鮮丼をいただいて、夕ご飯は徳島ラーメンでカーボローディング。最高の状態でスタートラインに立てるはずです。ただ、胃腸が弱いという人は前日の生魚は避けて、完走後の楽しみにとっておきましょう。
過去大会のおすすめレポート
とくしまマラソンアクセス＆宿泊
とくしまマラソンは前日受付が必要ありません。ゼッケンは事前送付されますので、遠方からの参加でも前日のうちに現地入りできれば出場できます。徳島空港へのフライト便があるのは下記の3空港です。
・羽田空港
・福岡空港
・新千歳空港
その他の四国以外の地域から参加は、岡山駅から特急うずしおなどを使って、徳島駅に向かいましょう。
また、全国各地から徳島行きの高速バスも出ています。東京から10時間かかりますが、比較的安く移動できますので交通費を抑えた人は、楽天トラベルなどで夜行バスを予約しておきましょう。
徳島はホテルが十分にありますが、一部のホテルはJTBがとくしまマラソンのために部屋を確保しています。まずは楽天トラベルやじゃらんなど、普段使っている申し込みサイトで部屋を探してみて、見つからないようであればとくしまマラソンのHPから申し込みしましょう。
大会直前になると条件のいい部屋などが空き室として出てくることもあります。部屋を確保できなかったという人も、こまめに予約サイトを確認して空き室が出てくるのを待ちましょう。
