ネクスト%が進化!「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」登場!

厚底がドーピングになるのではないかと、大きな話題になったナイキのネクスト%ですが、そのシューズが問題ないとなったところで、さらに新しい1足を出してきました。「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」2019年にキプチョゲがサブ2を達成した、あのシューズをベースにしたスペシャルな1足です。

もちろんアルファフライ ネクスト%は、先日発表された新しい規定(プレートは1枚・ソール厚は40mmまで)に準拠しています。このため今年の東京オリンピックで、多くのランナーが履くことになると予想されている注目のランニングシューズです。

ここでは箱根駅伝などで日本中の話題となったピンクのネクスト%と、アルファフライ ネクスト%の何が違うのかについて、詳しくご紹介していきます。

目次

アルファフライ ネクスト%を支える3つの最新技術

アルファフライ ネクスト%には、3つの最新技術が使われています。

  • フルレングス カーボン ファイバー プレート
  • ナイキ ズームX クッショニング
  • ナイキ ズーム エア ポッド

カーボンプレートとズームXは、従来のネクスト%にも採用されていた技術ですが、よりランニングエコノミーを高めるための改良が加えられ、そして、ナイキの代名詞ともいえる「エア」ユニットを採用することで、従来のネクスト%を遥かに上回る最高のシューズに仕上がっています。

ちなみにアッパーを超軽量のフライニットにすることで軽量化をはかりつつも、通気性を高めています。それぞれの技術が突出しているのに、今度はナイキの持つ全ての技術を融合させ、最高のチューニングを施した1足となったわけです。

フルレングス カーボン ファイバー プレート

ヴェイパーフライから引き継ぐ、厚底シューズを支えるとても重要なパーツがカーボンプレートです。シューズの変形を防ぎ、さらに大きな推進力を生み出すことができるカーボンプレートは、ネクスト%までのノウハウを活かし、さらに改良が加えられています。

具体的には前足部を硬めにアレンジし、より高い推進力が生まれるようになっています。それだけでなく、安定性の向上やスムーズな体重移動も実現しています。ナイキの持つスポーツ科学の結晶ともいえるパーツが、このカーボンプレートです。

ナイキ ズームX クッショニング

厚底シューズは「カーボンプレートがずるい」と言われていますが、実はカーボンプレートそのものは以前からある技術で、ナイキのすごいのはそのカーボンプレートを最大限に活かすことのできるソール材、ズームXを開発したことにあります。

軽量かつ高いエネルギーリターンのあるナイキ ズームXを従来のネクスト%よりも増量しているので、これまで以上に後半の失速がなく、そして弾むように走れるように仕上がっています。

ナイキ ズーム エア ポッド

今回のアルファフライ ネクスト%で注目ポイントは、「ナイキ ズーム エア ポッド」にあります。ナイキのシューズに何度も使われてきた、エアユニットを採用したことで、クッション性がアップしつつも、より大きな反発力を生み出すことに成功しています。

速く走るほど、その効果が大きくなるのは構造からもよく分かります。このエアユニットによって、近い将来フルマラソンの公式記録として、2時間切りを達成するランナーが出てくるかもしれません。それくらいインパクトのあるパーツですが、かなり鍛えられたランナーでないと履きこなせないようにも感じます。

アルファフライ ネクスト%は科学的に最高のランニングシューズ

これまでの、ランニングシューズはシューズづくりのノウハウや職人の経験によって作られてきました。ところが、ナイキはそのアプローチではなく、科学的に速く走れるランニングシューズを目指して、これまでランニングシューズを開発してきました。

厚底になったのも、既成概念を捨てて科学を重視した結果です。そして、その考え方が正しかったことを、多くのランナーが証明しました。2019年は世界中でマラソンの記録が塗り替えられました。ランナーとシューズメーカーの共同作業の結果ともいえます。

もしキプチョゲを始めとするトップアスリートが、このランニングシューズを拒否していたら、おそらくここまでのトレンドにはなっていなかったでしょう。メーカーはランナーのポテンシャルを最大限に引き出すために、様々な説得をしたことでしょう。走り方を変えたランナーもいるはずです。

それが記録という結果につながっています。そこからさらに1歩踏み込んで、最新技術をさらに昇華させたのがアルファフライ ネクスト%です。このランニングシューズからは「まだ限界ではない」というメッセージが伝わってきます。

おそらく2020年に、多くのトップランナーが、このシューズを履いてスタートラインに立つはずです。そして、また私たちが驚くようなスピードで駆け抜けてくれるはずです。ナイキとアスリートの挑戦はまだまだ終わりません。そしてもちろん私たち市民ランナーもその挑戦に参加できます。

価格や発売日などの詳細がわかり次第、RUNNING STREET 365でもご紹介していこうと思いますので、ぜひ楽しみにお待ち下さい。

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