11月18日のギネス世界記録の日は、世界各国でギネス記録への挑戦が行われました。日本でも「階段王」として名高い、渡辺良治選手が世界一高い自立式電波塔の東京スカイツリーにて「最も速い1マイル階段垂直登り(男性)」のギネス世界記録に挑戦し、見事記録の更新を達成しました。
駆け上がった段数は、実に9,097段。東京スカイツリー内の階段を4回登り、現記録を31分10秒と大幅更新での偉業達成になりました。
階段マラソンは世界で人気のランニング競技のひとつで、中国で開催されるレースはクリック合戦になることもあります。日本国内ではワールドサーキットに組み込まれているハルカススカイランが有名で、渡辺良治選手はハルカススカイランだけでなく世界中のレースで活躍しています。
短時間でオールアウトする競技。マラソンとは違った達成感や高揚感、そして絶望的な苦しみを味わうことができます。しばらくは新型コロナウイルスの影響で開催が未定ですが、再開されたときには渡辺良治選手の領域を目指して、挑戦してみてはいかがでしょう。
記録公式名称
日本語表記:最も速い1マイル階段垂直登り (男性)
英語表記:Fastest vertical mile stair climbing (male)
新・記録保持者
渡辺良治(日本・男性)
新・記録日時
2020年11月18日(水)23:06
新・記録場所
東京スカイツリー(東京都墨田区押上1-1-2)
新・記録タイム
1時間06分58秒 垂直に1マイル
渡辺 良治選手のコメント
2020年は、私が毎年主戦場にしているニューヨーク、パリ、ロンドン、香港、ドバイ、大阪などで開催されている階段垂直マラソン(Vertical World Circuit)の大会が新型コロナウィルスの影響で全てが開催中止となりました。このような時だからこそ、自分ができる事は何かないかと考え今回のギネス世界記録挑戦をきめました。
正直、1マイルの標高を駆け上がる経験が無かったので多少の不安もありましたが少しでも良いニュースを届けれればと想い、記録更新のみを目指してスタートしました。みなさんのご協力のもと、現記録を大幅に更新できたことを非常に嬉しく想っています。
そして今回のチャレンジに向けて多大なるご協力いただいたスタッフのみなさんにあらためて感謝申し上げます。来年は世界サーキット戦が復活し 世界チャンピオンの夢を実現させたいです。