ニューバランスも参戦！カーボンプレートシューズ「フューエルセル TC（FuelCell TC）」3月9日発売

2020年3月6日

ランニングシューズは「厚底×カーボンプレート」がこれからのトレンドです。シューズは薄底がいいとしてきたメーカーも、薄底では売れないし勝てないということで、こぞって「厚底×カーボンプレート」の商品をラインナップしています。

ニューバランスも昨年9月に1マイルレース用のカーボンプレートシューズを出して話題になりました。そのとき多くのランナーが、フルマラソン用のモデルを期待したかと思います。その期待が実現する日がやってきました。「フューエルセル TC（FuelCell TC）」が3月9日から限定発売されます。

フューエルセル TC（FuelCell TC）の特長

フューエルセル TCの「TC」は「Training Competition（トレーニング・競争）」を意味します。フルマラソンのトレーニングやレースで使える1足で、昨年話題になった1マイル用シューズ「FuelCell 5280」をベースに開発されました。

特長は「厚底×カーボンプレート」です。高い反発弾性を発揮するFuelCellミッドソールに、剛性を高めるフルレングスのカーボンファイバープレートを組み合わせることにより、高いランニングエコノミーを実現しています。

実際に履いたわけではありませんが、コンセプトはナイキのヴェイパーフライに近いので、シューズの仕上がりもヴェイパーフライに近いのではないかと予想しています（あくまでも予想ですが）。

FuelCell 5280は1600mを走るためのシューズですので、踵を接地することを想定していませんが、フューエルセル TCは踵を補強してあることからもわかりますように、足裏全体を使って走ります。ただし、前足部に色を付けているということからもフォアフットを意識するシューズであることがわかります。

アッパーにはメッシュを採用して通気性を高めつつも、フィット感も重視しています。もちろんニューバランスのランニングシューズですので、ウィズ（足囲）も2タイプ用意されていて、より高いフィット感を得ることができます。

耐久性もありますので、レース専用ではなくトレーニングとレースの兼用で使えるのも嬉しいところです。ただし軽量というわけではありませんので、人によっては重たいと感じるかもしれません。そのあたりは、試し履きで確認しましょう。

フューエルセル TC（FuelCell TC）のスペック

価格	24,200円（税込）
ウィズ/サイズ	MEN'S：D,2E / 25.0-29.0cm WOMEN'S：B,D / 22.0-25.5cm
重さ	MEN'S：264g WOMEN'S：207g

「フューエルセル TC」Try on（試し履き）実施

フューエルセル TCは3万円近くするランニングシューズですので、いきなり購入するというのはちょっと不安ですよね。できればきちんと試し履きしたいという人もいると思います。そういう人のためにニューバランスは銀座と名古屋でTry onを実施してくれます。

ニューバランス銀座：3月9日（月）～16日（月）
ニューバランス名古屋：3月19日（木）～3月26日（木）

フューエルセル TCの各サイズ・ウィズが店頭に用意されています。無料でフィッティングを体験でき、期間中は予約も受け付けてくれるとのことですので、気になっているランナーさんは、期間中にニューバランス銀座もしくはニューバランス名古屋に行ってみましょう。

フューエルセル RC エリート（FuelCell RC Elite）も今秋発売

フューエルセル TCはトレーニングとレース用ですが、さらにワンランク上のフューエルセル「フューエルセル RC エリート（FuelCell RC Elite）」の発売も決定しています。アメリカでは3月24日から、日本では今秋を予定しているとのこと。

詳細はまだわかりませんが、デザインから軽量であることと、前足部にチップが付いていることからグリップ力が高い1足であることが想定できます。ただし、チップが付いているため耐久性はそれほど高くありません。

最近のトレンドは「地面を蹴らない」ですが、チップが付いているということは筋力を使って走ることを想定しています。そこから考えるとエリートランナーのフルマラソンモデルという位置づけですが、実際にはハーフマラソンや駅伝に適したシューズである可能性もあります。

そういう意味では市民ランナーはフューエルセル TCのほうが適しているかもしれません。ただフューエルセル TCはサブ3よりも速いタイムを狙うシューズとしては重すぎます。サブ3を狙うランナーであれば、フューエルセル TCをトレーニング用、フューエルセル RC エリートをレース用に使い分けるのがいいかもしれません。