怪我ゼロを目指すナイキの新シリーズ「ナイキ ズームX インヴィンシブル ラン」

怪我ゼロを目指すナイキの新シリーズ「ナイキ ズームX インヴィンシブル ラン」

ランナーの足を守りたい。ナイキは長年その目標を掲げて製品開発を行ってきました。そのひとつの形が「ナイキ リアクト インフィニティ ラン」です。抜群の安定性とクッショニング、そして走りやすさまでも備え、無理なく足を守ってくれるランニングシューズとして、市民ランナーからトップアスリートまで愛用しています。

そして先日、新作として「ナイキ リアクト インフィニティ ラン 2」が発表されましたが、さらに新シリーズとして話題のソール材ズームXを採用した「ナイキ ズームX インヴィンシブル ラン」が発売されることになりました。目的は同じくランナーの足を守ること。では従来のモデルといったい何が違うのか、詳しく見ていきましょう。

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無限から無敵へと進化

ナイキ ズームX インヴィンシブル ランの基本的な思想は、ナイキ リアクト インフィニティ ランと同じです。初代ナイキ リアクト インフィニティ ランから得た知見を最大限に活用し、そのDNAを活かしつつも、フォーム材をズームXに置き換えてチューニングしたものになります。

ズームXを採用しているので、勝負レースにも使えると思った人もいるかもしれません。もちろんフルマラソンを走れないこともないのですが、ナイキ ズームX インヴィンシブル ランは28cm片足で314gもあり、インフィニティ ランよりも重たいため、1秒を削るためのランニングシューズではありません。

次の日の仕事に影響を与えないように、気持ちよくフルマラソンを走りたいというのであれば「あり」です。ズームXを採用したことで、従来のモデルよりもランニングエコノミーが向上しており、より高い推進力を感じながら走れるようになっていますので。

ただし、ヴェイパーフライシリーズのようにフォアフットで走るのではなく、インフィニティ ランと同様に踵着地で足裏をローリングさせるようにつま先へと体重移動させて前に進みます。筋力はできるだけ使わずに、上手な体重移動でどこまでも走っていけます。

「インフィニティ=無限」に対しての「インヴィンシブル=無敵」。このネーミングからもランニングシューズ開発者の自信が伝わってきます。このシューズさえあればケガをすることなく、無敵のランナーになることができる。それくらいのポテンシャルが秘められているシューズということなのでしょう。

頑丈なアッパー素材と驚くほどの柔軟性

ナイキ ズームX インヴィンシブル ランはインフィニティ ラン 2よりも多くのフォーム材を採用し、柔軟性が30%も向上しています。ランナーの足を守るために、ナイキはクッション性が重要であると考えており、ズームXを採用したことで理想のソールを手に入れました。

幅の広い前足部で安定感を高めているのは、従来のインフィニティ ランと同様で、ゆりかごのような形状のソール形状も従来モデルを踏襲しています。はしるというよりは「ライドする」感覚で前に進めるので、自然と走りが滑らかになります。

この柔らかいソール材に対して、アッパーは頑丈なフライニットを採用しています。この頑丈なアッパーがズームXの反発力をしっかりと受け止めてくれる構造になっており、高いエネルギーリターンをほんの少しも無駄にすることなく推進力に変えてくれます。

ただし忘れてはいけないのは、これは速く走るためのシューズではありません。むしろゆっくりと長く走るための1足です。リカバリーランやジョグ、LSDといった体をいたわりながら走るときに、効果を最大限に発揮してくれます。もしかしたらウルトラマラソンにも合うかもしれません。

インフィニティ ランはケガの発生率を約52%も抑えられるという研究結果があり、インヴィンシブル ランもそれと同様の効果があることがわかっています。たくさん走ってもケガをしない。これって走るのが好きな日本人との相性が抜群だと思いませんか?

もちろん「ナイキ リアクト インフィニティ ラン 2」を選んでも構いません。「ナイキ ズームX インヴィンシブル ラン」との違いはクッション性や反発力の感覚だけですので、自分好みの1足を選んでください。そしていつもよりも遠くまで走りに出かけてみましょう。

長く走っても疲れていない自分に驚くことになるはずです。

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ナイキ ズームX インヴィンシブル ラン 商品概要

価格20,000円(税抜)
サイズ未定
重さメンズ:314g(28cm片足)
ウイメンズ:253g(25cm片足)
カラー未定
発売日2021年2月18日

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