大人気で入手困難な状態にあるナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%。その状態は相変わらずですが、9月9日に新製品が発売になります。「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット」アッパーにニット素材を使ったもので、軽量化と通気性、そしてフィット感がアップした新商品です。
最近のランニングシューズのトレンドとして、ニット素材を使ったものが増えていますが、基本的にはニット素材のランニングシューズはファンラン用に使われています。ニット素材というのは伸縮するため、速く走ろうとすると着地時に少しブレが発生するためです。
ただ、ニット素材のランニングシューズを何年も前から手がけているナイキのフライニットには少し期待できます。他社のランニングシューズの場合はアッパーをそのままニット素材にしているのですが、ナイキのフライニットは靴下のような履き心地の良さがあります。
他社のシューズのように、シューズとアッパーの間に隙間がないため、着地をしたときに、それほど足がブレることがありません。
とはいえナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%と組み合わさったときの状態は未知数です。快適さはイメージできるものの、独特な走り方を求められるナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%との相性が本当にいいものかどうかは履いてみないことには分かりません。
もしかしたらブレを感じるかもしれませんし、新しい技術を導入することによって、走りのロスを減らしている可能性も考えられます。はっきりしているのはかつてない履き心地の良さがそこにはあるということです。
そういう意味では、いきなり購入するにはちょっと勇気のいるランニングシューズです。ポテンシャルは明らかに高いシューズですが、そのポテンシャルを活かしきるだけのチューニングがされているか。
これがナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニットを購入するかどうかの判断基準になるかと思います。
実際に購入する場合は、直営店などで足を入れて見てからをおすすめします。試し履きして走れるのが理想ですが、それが難しいようであればその場で数回ジャンプしてみてください。その場で縄跳びをするようなイメージで着地してみてください。
このときアッパーのブレが気になるようでしたら、通常のナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%のほうが適しています。足にしっかりと追従する感覚があれば、相性もいいと考えられるので、おすすめの1足ということになります。
発売は9月9日からですが、9月5日から数量限定でNIKE.COMでも販売されます。店舗での発売の場合もすぐに売り切れになる可能性がありますので、絶対に買いたいというのであればネットでの購入をおすすめします。
ただ、履かずに購入するリスクについてはきちんと頭に入れておきましょう。
ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット
26,000円 + 税
ナイキ ズームフライ フライニットも10月4日に発売開始
ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%と同じく人気のランニングシューズ、ナイキ ズームフライもフライニットバージョンが10月4日から発売されます。懸念点はナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニットと同じですが、手の届く価格帯なのが嬉しいところです。
ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニットは1足税抜で26,000円もします。これでは簡単には手を出せないですよね。でもナイキ ズームフライ フライニットは税抜16,000円ですので、なんとか手が届きそうです。
デザインはブラックをベースにネオンを組み合わせて、近未来のシューズというイメージに仕上がっています。最近のナイキのランニングシューズはすべて品薄になるくらい注目されていますので、こちらも在庫不足になる可能性があります。
ズームフライも自己ベスト更新を狙うためのランニングシューズですので、ソールのポテンシャルは言うまでもありません。ただ、ヴェイパーフライ 4% フライニットよりは反発力が低くなりますので、スピードはやや劣ります。
このことは反対にフライニットの弱点を隠してくれる可能性も期待できます。不安要素があるとすれば、ヴェイパーフライと同時発売にならなかったという点です。技術的な問題なのか、それとも生産の問題なのか。営業戦略的な理由も考えられます。
いずれにしてもフライニットで大事なのは、自分の足にきっちりフィットするということです。ソールが優れているのはいまさら言うまでもありません。そのうえでアッパーがフライニットになったわけですから、フィット感に欠けるようですと意味がありません。
これは好みの違いでもありますので、とにかくまずは実際にショップで履いてみることをおすすめします。
ナイキ ズームフライ フライニット
16,000円 + 税