マラソンを走るランナーにとって、もはや欠かせない存在となっているGPSランニングウォッチ。ガーミンやエプソンなどから、魅力的な製品がいくつも発売されていますが、フルマラソンよりも長い距離を走るランナーにとっては共通した悩みがありますよね。
それがGPS使用時の稼働時間です。例えばガーミンの人気モデルForeAthlete235Jは稼働時間が11時間です。電池が消耗してきたら実働で10時間くらいがいいところでしょうか。
もちろんフルマラソンなら問題ありませんが、100km走るようなウルトラマラソンでは10時間以内で完走するのは簡単なことではありません。また、トライアスロンであれば15時間以上かかるようなレースもあります。
ランニング人口の中で見れば、ほんのひと握りのランナーではあるものの、超長距離を走るランナーにとって、標準クラスのGPSランニングウォッチは稼働時間に不満を感じています。
このため、上位クラスのモデルを購入する必要がありますが、上位クラスのモデルは高額な商品が多く、それでいて使わない機能がたくさん付いてきます。シンプルにスピードの測定と心拍数が測れればそれでいい。というランナーさんにはオーバースペックです。
24時間以上測定可能で心拍数測定もできる。さらに価格もリーズナブルなものが欲しいという、ちょっと欲張りなランナーさん。そんな人にご紹介したいのがGPSモードで最大25時間可動する「COROS PACE GPSランニングウォッチ」です。
COROSは自転車用のヘルメットなども製造しているメーカーですが、おそらくほとんどの人が聞いたこともないかもしれません。COROSはアメリカを中心に商品展開をしていますが中国のメーカーです。
中華ガジェットは大手メーカーの半額くらいのプライスで商品展開していますが、COROSもそのメーカーのひとつです。ただし、最初からグローバル展開を考えていますので、これまでのメーカーよりもワンランク上のクオリティやサービスを期待できます。
もちろんスマホアプリとも連携でき、ガーミンやエプソンと同様に自分のランニングログを確認できます。よくある中華ガジェットのように安物感もなく、デザイン性もかなり優れています。3種類のカラーから選ぶことができるのも嬉しいところです。
トライアスロンでの使用も想定していますので、もちろん防水機能もしっかりしています。GPS、GLONASS、BDSの衛星3測位に対応していますので、測定精度も高くビルの間でも測定可能です。
ただし、大手メーカーのGPSランニングウォッチのように、練習メニューを組むなどの機能はありません。英語も現段階では英語表記だけですので、人によっては使いづらさを感じるかもしれません。
さらに心拍測定用のセンサも2つしか搭載されていませんので、ランニング中の測定精度はあまり高くない可能性もあります。
あくまでも自分のランニング状態を知るためのアイテムであり、ソフトウェア面での高機能を期待するランナーには適していません。長時間の計測が可能で、かつ値段も安いものを求めている人におすすめです。
長時間計測できるGPSランニングウォッチを探しているというランナーさんは、COROS PACE GPSランニングウォッチも選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょう?
COROS PACE GPSランニングウォッチ商品概要
COROS PACE GPSランニングウォッチ | |
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販売価格 | 33,417円 |
カラー | ブラック/ブルー/レッド |
稼働時間 | ウォッチモード:最大30日 GPSモード:最大25時間 |
商品重量 | 40.8 g |
機能 | ・心拍モニター ・気圧高度計 ・電子コンパス |