これだけテクノロジーが進んでもランニングシューズというのは、相変わらずアナログなアイテムのままです。厚底になったり、カーボンプレートを入れたりと新しい技術は導入されていますが、例えばフィット感を高めるのは相変わらず1本の紐です。
そろそろランニングシューズも、子どもの頃に想像した未来のシューズに近づいてもいいような気がします。それがレースで使えるかどうかは別として、例えばスマホでフィット感を調整したり、走ったログを解析したり。
そう思っていたら、やはりシューズメーカーはとっくに動き出していました。最初に未来のシューズに近づいたのは、失礼かもしれませんが「意外にも」プーマでした。
本格的なランニングシューズから撤退に近い状態にあり、これからは違う分野に向かうのだと思われていたプーマが発表したのは、最適なフィッティングを自動で調整できる最先端のテクノロジープラットフォーム Fit Intelligence(Fi)です。
今回発表されたFiフットウェアは、トレーニングと軽快な走りのために開発されたトレーニングシューズです。ランニングのためのシューズというよりは、マルチスポーツのトレーニング用シューズですが、もちろん走ることができます。
このシューズはユーザーの足の形状を自動的に読み取ることができる、スマートなセンシングテクノロジーを搭載しています。そして、そのデータを元にケーブルシステムがマイクロモーターを使用してフィッティングの調整を行います。
ただし、Fiの正しいとしたフィッティングが必ずしも快適になるわけではないため、スマホやApple Watchを使って、微調整を行えるようにもなっています。
言葉で説明するよりも、動画を観てもらったほうが早いかと思いますので、Fit Intelligence(Fi)の発表イベントで公開された動画をご覧ください。
今回は、このシューズが発売になるよというお知らせではありません。むしろまだ開発段階にあり、発売は2020年を予定しています。現時点ではまだFiベータテストプログラムがリリースとなったばかりです。
ただ、ベータテストプログラムへの参加者をプーマが一般公募していますので、興味のある方はぜひエントリーされてみてはどうかというお知らせです。
満18歳以上の日本国内、アメリカ合衆国、ドイツ、イギリス、香港(中国)、スウェーデン、デンマーク、ノルウェイ、スペイン、インド、トルコ共和国にお住いの方であればどなたでもお申込みいただけます。
プーマが選出したベータテスト参加者には、Fiトレーニングシューズが提供され、ユーザビリティ、デザイン、技術、履き心地などのご意見、感想を共有します。
難しいことはともかく、未来のシューズに一足先に触れることができるわけです。申し込みページは英語ですが、それほど難しいものではありませんので、この土日にでもお申し込みください。
申込期間は2019年4月18日から4月29日までですので、お忘れなく。
申し込みページ
https://stage.origin-global-puma.agentur-loop.com/fi-betatesting/