リーズナブルな価格で高機能なGPS付ランニングウォッチを提供しているポラールから、新しいモデル「Polar Pacer」が発表されました。従来のPOLAR VANTAGEシリーズよりも軽くて高性能。もちろん価格もお手頃でコストパフォーマンスに優れたアイテムとなっています。
今回発売されるのが、高度計を搭載した高機能モデル「Polar Pacer Pro」と、ランニングに必要な機能に絞って価格を抑えた「Polar Pacer」の2タイプ。それぞれどのような特徴があるのか、どのような機能を搭載しているのか詳しく解説していきます。
ランナーに必要な機能が全部搭載なのに低価格
Polar Pacerシリーズは心拍計測、GPS、距離、スピード、ケイデンス、ラップ、消費カロリー計測などの基本機能はもちろんのこと、よろ質の高いトレーニングをするために下記のような最新機能が搭載されています。
- 手首での「ランニングパワー」の計測
- 自分の走力を計測できる「ランニングパフォーマンステスト」
- アップダウンを自動計測する「Hill Splitter(TM)」
- 水分・エネルギーの補給タイミングをアラートする「FuelWise(TM)」
- 「三大栄養素別消費エネルギー」
- ルートナビをしてくれる「ルートガイダンス機能」
※機能によっては上位モデルのみ搭載
10個のLEDを使った心拍モニターは業界トップクラスの精度で、さらに最新のCPUを搭載することで処理能力が2倍に向上。GPS精度も上がっており、基本的な機能だけでも高付加なのにPolar Pacer Proが43,780円、Polar Pacerが29,700円と低価格なのも嬉しいところ。
気になるのはPolar Pacer ProとPolar Pacerの違いですよね。詳細な機能比較は後ほど紹介しますが、Polar Pacer Proは高度計が搭載されており、さらにルートガイド機能やワンランク上の計測機能が搭載されています。それを踏まえてどちらが無理ているかをご紹介します。
Polar Pacer Proが向いている人
- トレイルを走る
- トレーニングでしっかり追い込みたい
Polar Pacerが向いている人
- 初めてランニングウォッチを購入する
- ランニングウォッチの機能をあまり使いこなしていない
基本機能は同じで、どちらも軽量かつ長時間稼働できます。このためほとんどの人はPolar Pacerで問題ありません。ただトレイルも頻繁に走るなら選ぶべきはPolar Pacer Pro。そして細かいデータ測定や分析までして追い込みたい人もPolar Pacer Proを選びましょう。
いずれにしてもコストパフォーマンス抜群のランニングウォッチですので、どちらを購入しても満足度の高い買い物になるはずです。そろそろランニングウォッチを新調しようと考えているなら、検討する価値あり。いや、検討する必要もなくPolar Pacerシリーズは「買い」のアイテムです。
Polar Pacerシリーズの主な機能
ウォーキングテスト
日々のウォーキング中に手軽に実施できるテストで、有酸素能力を測るフィットネスレベル、最大酸素摂取量、心拍機能の推移を確認できます。テストは15分間、維持できる可能な限り早いスピードで歩きます。途中で止まらずにウォーキングできる平坦で安全な道で行います。
テストが完了すると、フィットネスレベル、最大酸素摂取量(VO2max)、心拍数、ペース、歩いた距離の数値をフィードバックし、アプリではテスト後のアドバイスも確認できます。ユーザはこれらのフィードバックからウォーキングによる身体への効果を実感できます。
ランニングパフォーマンステスト
徐々にスピードを上げていくビルドアップ走を行い、最大有酸素スピード(MAS)、最大有酸素パワー(MAP)、 最大酸素摂取量(VO2max)を計測します。時計画面に表示されたスピードに合わせて走っていくと、表示されるスピードが時間経過とともに少しずつ速くなっていきます。
表示されるスピードについていけなくなると計測は自動で終了し、MAS、MAP、VO2max などの数値をフィードバックします。テスト結果によって、心拍ゾーン、スピード、パワーゾーンの数値が最適化(更新)され、より現状の能力に合ったトレーニングを行えるようになります。
FuelWiseTM 栄養補給リマインダー
1回に補給する炭水化物量とトレーニング時間、平均心拍ゾーンを設定することで、エネルギー補給回数が事前に分かり、適切な量の補給食を用意できます。トレーニング中の心拍数の状況に応じて、適切なタイミングでエネルギー補給のアラート(アラーム音+振動)で通知してくれます。
また、水分補給についてもトレーニング中に摂取が必要な総水分量が事前に分かり、設定した時間ごとにアラートで通知してくれます。これによって、 エネルギー不足による低血糖状態になるハンガーノックや脱水症状を起こすリスクを抑えることができます。
三大栄養素別消費エネルギー
トレーニング時に消費したエネルギー源(脂肪、炭水化物、タンパク質)の割合を表示します。トレーニング セッション中に様々なエネルギー源をどれだけ使用したかを確認することで、トレーニング強度の変動による エネルギーの使い分けの内訳を知ることができます。
また、長時間のトレーニングセッション時に、主要エネルギー源にどのような変化が生じるかを把握できます。これにより失われた栄養素を効率的に摂取できるようになり、スムーズなリカバリーを促せるといった効果も期待できます。
Polar Pacer Pro・Polar Pacer機能比較
Polar Pacer Pro | Polar Pacer | |
---|---|---|
ウォーキングテスト | ◯ | ◯ |
ランニングパフォーマンステスト | ◯ | ◯ |
サイクルパフォーマンステスト | ◯ | |
心拍センサーモード | ◯ | ◯ |
全地球航法衛星システム | GPS GLONASS Galileo QZSS(みちびき) | GPS GLONASS Galileo QZSS(みちびき) |
komootによるターンバイターン方式のガイダンス | ◯ | |
Hill Splitter™ 上昇・下降自動計測 | ◯ | |
ルートガイダンス | ◯ | |
スタート地点に戻る | ◯ | |
Precision Prime™センサー | ◯ | ◯ |
長時間バッテリーライフ | ◯ | ◯ |
Nightly Recharge™ 睡眠・自律神経分析 | ◯ | ◯ |
Sleep Plus Stages™ 睡眠分析 | ◯ | ◯ |
Serene™ 呼吸エクササイズ | ◯ | ◯ |
Training Load Pro™ トレーニング負荷Pro | ◯ | ◯ |
三大栄養素別消費エネルギー | ◯ | ◯ |
手首でのランニングパワー計測 | ◯ | |
FitSpark® トレーニングメニュー提案 | ◯ | ◯ |
FuelWise™ 栄養補給リマインダー | ◯ | ◯ |
週間サマリー | ◯ | ◯ |
スイミングメトリクス | ◯ | ◯ |
ランニングプログラム | ◯ | ◯ |
歩数計測 | ◯ | ◯ |
シーズンプランナー | ◯ | ◯ |
トレーニング目標 | ◯ | ◯ |
Recovery Pro™ | ◯ | |
ミリタリーレベルの耐久性 | ◯ | |
高度計 | ◯ | |
Polar Flow | ◯ | ◯ |
音楽コントロール | ◯ | ◯ |
24時間/365日 アクティビティトラッキング | ◯ | ◯ |
スマート通知 | ◯ | ◯ |
Polar Pacer Pro・Polar Pacer 商品概要
Polar Pacer Pro | |
---|---|
色 | カーボンブラック ホワイトレッド ワインレッド ミッドナイトブルー オーロラグリーン |
バッテリー | GPSの高精度記録によるトレーニング連続使用:最大35時間 24時間心拍計測使用:最大7日間 |
操作 | カラーディスプレイ+5ボタン |
重さ | 41g(リストバンド含む) |
サイズ | 直径45mm×厚さ11.5mm |
防水 | 50m防水(WR50) |
価格 | 43,780円(税込) |
発売日 | 2022年4月27日 ※オーロラグリーンは5月下旬予定 |
セット内容 | ・Polar Pacer Pro ・リストバンド2サイズ(SとM/L) ・20mmリストバンド交換アダプター ・USBケーブル ・スタートガイド |
Polar Pacer | |
---|---|
色 | ナイトブラック ディープグリーン ライラックパープル ミルキーホワイト |
バッテリー | GPSの高精度記録によるトレーニング連続使用:最大35時間 24時間心拍計測使用:最大7日間 |
操作 | カラーディスプレイ+5ボタン |
重さ | 40g(リストバンド含む) |
サイズ | 直径45mm×厚さ11.5mm |
防水 | 50m防水(WR50) |
価格 | 29,700円(税込) |
発売日 | 2022年5月下旬予定 |
セット内容 | ・Polar Pacer ・リストバンド2サイズ(SとM/L) ・USBケーブル ・スタートガイド |