
東京マラソンEXPO 2026に展示され、大きな話題となったアディダスのレーシングシューズ「ADIZERO ADIOS PRO EVO 3」の発売が発表されました。すでに世界数量限定で発売していますが、国内での販売については未定。確定次第、adiClub会員メールにて案内される予定とのこと。
私たちが入手できるのはしばらく先になりそうですが(必要とする人は限られそうですが)、間違いなく世界を席巻する1足。その最大の特長は100gを切った軽量性にあります。どのようにして、その軽量性を実現したのか、詳しく見ていきましょう。
2桁の重量と過去最高のパフォーマンスを両立させた究極の1足
「ADIZERO ADIOS PRO EVO 3」は、アディダスとして初めて100g未満のランニングシューズを目指して開発された1足で、約3年にわたる研究開発を経て誕生しました。
興味深いのはプロダクト部門バイスプレジデントのステファン・スホルテンのコメント。「目指したのは、重量を2桁台に抑えながら、これまで以上のパフォーマンスを実現することでした」とのことで、これまで以上のパフォーマンスを実現するだけでなく、最初から軽さも徹底追求していたということ。
ランニングシューズの厚底化が進められた数年前、「ソールが厚くなってシューズが重たくなっても、衝撃をしっかり吸収させたほうが走力を最後まで維持できる」という発想だったのが、ここにきて薄底シューズよりも軽い厚底シューズが登場したわけです。
具体的な数字としては、前モデル比で約30%の軽量化と、1.6%のランニングエコノミーの向上を実現しています。
これらを実現するために、「ADIZERO ADIOS PRO EVO 3」には最新テクノロジーを搭載しています。どのようなテクノロジーにより軽量性と過去最高のパフォーマンスを実現したのか見ていきましょう。
次世代の「LIGHTSTRIKE PRO EVO」フォーム

ADIZERO シリーズ史上最軽量かつ高い反発性を追求した次世代の「LIGHTSTRIKE PRO EVO」フォームにより、従来モデル比で重量を約50%削減しています。39mmのスタックハイトにより、クッション性、推進力、エネルギーリターンの向上を図っています。
「ENERGYRIM」テクノロジー

新たに搭載された「ENERGYRIM」テクノロジーは、ミッドソールの「LIGHTSTRIKE PRO EVO」フォームと、安定性と剛性バランスを両立するリム形状のカーボンを組み合わせたシステムです。フォームとカーボンを一体化することにより、エネルギーリターン、推進力、効率性の最適化を目指しています。
軽量アッパーとディテール設計

カイトサーフィンのセイリング技術から着想を得たアッパー構造を採用し、軽量性とサポート性の両立を図っています。シューレースやステッチなどの細部にも見直しを加え、世界最高峰のレースシーンを見据えた仕様に仕上げています。
アディダスランニング ゼネラルマネージャー
パトリック・ナヴァ氏コメント
「ADIZERO ADIOS PRO EVO 3」の開発では、着手の段階から従来とは異なる発想が求められました。過去モデルの延長線上で改良するのではなく、どこまで理想を追求できるかを念頭に取り組みました。
10回を超える試作を重ね、アスリートと密に連携しながら、ヘルツォーゲンアウラハのラボに加え、ケニアやエチオピアの高地キャンプでもテストを実施しました。そうした積み重ねを経て、レース当日のシューズのあり方に新たな視点をもたらす一足に仕上がったと考えています。

ADIZERO ADIOS PRO EVO 3
商品詳細

ADIZERO ADIOS PRO EVO 3(アディゼロ アディオス プロ エヴォ 3)
平均重量:97g(27.0cm片足)
ミッドソールドロップ:3mm(ヒール:39mm / 前足部:36mm)
