最近、ソニーが面白い。これまでの常識を無視したアイテムを積極的に開発していて、2月25日に発売される完全ワイヤレス型ヘッドホン「LinkBuds」もその中のひとつ。耳をふさがないイヤホンといえば骨伝導が主流ですが、「LinkBuds」は普通のイヤホンのように耳の穴で固定するタイプ。
それじゃあ耳がふさがるじゃないかと思うかもしれませんが、イヤホンに穴が空いているので、会話も周りの音もすべて聞こえます。しかも軽量でコンパクトなのでランニング中もストレスなし。これって、ランニング中のイヤホンの大本命?ということで仕様などをチェックしてみました。
オープンイヤーだから周囲の音を自然に聞ける
イヤホンは耳の穴をふさいでしまう。だったら穴を開ければいいじゃないかということで、穴の空いたリング型ドライバーユニットを開発したのが、いかにもソニーらしい発想。「LinkBuds」は耳に装着した状態で音楽を聞けるので、骨伝導イヤホンよりも高音質を期待できます。
もちろんオープンイヤーなので会話もできますし、周りの音も普通に聞こえてくるので、ランニング中に装着しても安全にランニングを楽しめます(もちろん大音量で走るのはNGですよ)。IPX4相当なので雨も汗も問題ありません。
さらに面白いのが、ワイドエリアタップで「LinkBuds」の操作はイヤホン本体だけでなく、自分の耳周辺をタップして行えます。この機能によりランニング中に曲をスキップしたいときの細かな操作が不要になり、直感的にストレスなく音楽を楽しめます。
また、10分充電で90分再生可能な急速充電にも対応しているので、充電し忘れてがっかりということがなくなります。ランニングのために着替える前に充電するというルーチンが定着すれば、いつだって音楽と一緒に走り出せます。
連続再生時間が最大5.5時間がネックになるかも
「LinkBuds」はランナーにとって魅力的なアイテムですが、ネックがあるとすれば連続再生時間が5.5時間しかないということ。片耳役4.1gなのだから仕方ないといえば仕方ないのですが、フルマラソンを5時間以上かけて走る人だと、マラソン大会では使えません。
途中でケースに入れて充電するという方法もありますが、それは面倒ですよね。充電ケースをポケットに入れると走りにくいですし。反対にフルマラソンを5時間以内で走れるというのであれば、連続再生時間はまったく問題なし。フルマラソンを走らないという人も。
ここが購入するかどうかの分かれ目かもしれません。5時間以上続けて走るなら次世代機に期待。そんなに長く走らない。1日30分から1時間程度のジョギングを楽しむだけという人やフルマラソンを5時間以内で完走できるなら、試してみる価値はあります。
骨伝導よりも音漏れは少ないはずですので、普段使いできるのも「LinkBuds」の魅力です。もちろん通話にも使えるので仕事でも活躍します。安全に音楽とランニングのある生活を楽しみたい。「LinkBuds」はそんな人のライフスタイルにおすすめのアイテムです。
LinkBuds商品概要
カラー | ホワイト/グレー |
重さ | 約4.1g(片耳) |
電池持続時間 | 音楽再生:最大5.5時間 通話:最大2.5時間 待受:最大11時間 |
防水性 | IPX4相当 |
通信方式 | Bluetooth標準規格 Ver.5.2 |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP, AVRCP, HFP, HSP |
対応コーデック | SBC, AAC |
発売日 | 2022年2月25日(金) |
価格 | ソニーストア:23,100 円(税込) |
製品情報 | https://www.sony.jp/headphone/products/LinkBuds/ |