夏場のロングランで脱水させない「O.R.S経口補水塩タブレット」

マラソンシーズンが終わり、これからはウルトラマラソンやトレイルランニング中心に活動をする人も多いのではないでしょうか。これからの季節は気温が30℃近くなる日もありますので、速さよりも持久力が問われる2つの種目。

持久力というのは、ただ苦しいのを我慢すればいいというわけではありません。レースにおいて重要なのはスタート時の体の状態を、いかに最後まで維持し続けるかという点にあります。

ウルトラマラソンを走ると3〜5kgくらい痩せるという人がいますが、これはNGです。「100kmも走って痩せないのはおかしいじゃないか」と思うかもしれませんが、体重60kgの人が100kmを走っても、6000kcalしか消費しません(高低差は無視したとして)。

このときにすべて体脂肪を使ったとしても、落ちる体重は800g程度です。実際には食べたものをエネルギーにしていますので、脂肪の消費量はさらに下がります。ということは、3〜5kgも落ちたなら、それはほぼすべて水分です。

一般的に体内の水分が2%失われると、運動能力が低下すると言われています。

人間の体は60〜70%が水分ですので、60%だとすると体重が60kgの人は36kgが水分です。このうちの2%ですから720gの水分が抜けると、脱水の症状が見られるようになります。これくらいの水分は1時間くらい走ったらすぐに抜けますよね。

それくらいでは全然パフォーマンスは落ちないよという人もいるかと思います。むしろ体が軽くなって走りやすいという人も。このあたりは個人差がありますが、走っている高揚感でごまかされているだけということもあります。

レース中はなんでもなくても、レース後に喉の渇きが止まらないという経験をしたことがあるかと思います。一時的に脳が騙されているだけで、実は体は危険な状態で、いつ倒れてもおかしくなかったりします。

そうならないために、ウルトラマラソンやトレイルランニングではしっかり水分補給をする必要があります。でも、ただの水分じゃ体液の塩分濃度が薄まって危険だということは聞いたことがあるかと思います。

水分補給によって体重が変わっていなくても、体液の濃度が変わったなら、「スタート時の体の状態を最後まで維持し続ける」が出来ていないことになります。

体重も体液の濃度も変えたくないならスポーツドリンクをこまめに飲むことです。体の疲労物質というのは、細胞が壊れるときに発生します。細胞は体液と細胞内の水分の濃度に差が発生するときに壊れます。

極論ですが、体内の水分量と体液の濃度が変わらなければ、人間は疲労を感じることなく走り続けることができます。

でもスポーツドリンクには2つの大きな問題があります。

1.飲んでいると飽きてくる
2.いつでも飲めるわけではない

そもそもあの甘さが苦手という人もいますよね。最初は頑張って飲んでいても、途中から水に切り替えるという人も多いかと思います。そうすると口はすっきりしますが、体内では大量の疲労物質が発生し、後半の失速に繋がります。

ですので、ロングランで走りきるには、我慢してスポーツドリンクを飲み続けるか、他の方法でミネラルを摂取する必要があります。そこで、スポーツドリンクが苦手という人におすすめしたいアイテムをご紹介します。

前置きがとても長くなりました。

脱水による失速を回避できるおすすめのアイテムがO.R.S経口補水塩タブレットです。経口補水液の成分がタブレット状になっていて、水に溶かすことで簡単に経口補水液を作ることができます。

経口補水液の味が苦手という人でも飲みやすいように、ほのかなレモン味になっているのもおすすめしたい理由のひとつです。

さらには、水分の量を調整することで、自分の体の状態に最適な濃度の経口補水液を作ることができます。例えば200mlの水に2タブレットを溶かせば、緊急時の水分補給に使うことができます。

何よりも嬉しいのは、ポーチやリュックなどに収納できるということで、水さえあればどこでも経口補水液を作ることができます。レース中に汗が抜けすぎていると感じたら、そのまま食べてもかまいません。

ただ、理想的な使い方は500mlに1タブレットを溶かして、こまめに水分補給をすることです。このため、ハイドレーションなどを背負って走るのがおすすめです。500〜1000mlくらいなら背負っていてもそれほど走りに影響はしません。

むしろ、常に体内の水分量を維持できるなら、水分を持ち続けている方が賢い選択だともいえます。

もしウルトラマラソンやトレランレースで、いつも後半に走れなくなるという人がいれば、O.R.S経口補水塩タブレットを試してみてください。購入はamazonや楽天市場でできますので、早ければ翌日にでも手元に届きます。

実際にプロスポーツチームでも採用されているアイテムです。あのプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCでも利用されていると聞けば、ちょっと試してみようという人もいるかと思います。

日本ではまだ知名度が高くありませんが、とても優れたランニングサポートサプリメントです。経口補水液の価格を考えると、価格は12タブレットで1820円とかなりリーズナブルなのも嬉しいところです(500mlの経口補水液1本で152円程度)。

RUNNING STREET 365スタッフも夏場のロングランをするときには、必ず持って走っています。騙すつもりはありませんが、騙されたと思って、ぜひ次のロングランで携帯してみてください。



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