いよいよ明日、「第24回日本山岳耐久レース(ハセツネ)」のエントリーが始まります。今年も熾烈なクリック合戦が期待できますが、クリック合戦はあくまでも予選みたいなもの。有力選手がここで脱落しないことを期待します。
大事な本戦は10月9日10日に開催されます。今年は本来の体育の日、10月10日開催ですから、晴天のレースが期待できそうです。もちろん本戦も熱い戦いになりそうな予感がヒシヒシと伝わってきます。
まだ見ぬ未来のスターが明日のクリック合戦を勝ち抜いて、本戦でも大暴れするのか、それとも下馬評通りに有力選手が上位を独占するのか、いまからすでにそのレース展開に期待が膨らんでいます。
日本山岳耐久レース(ハセツネ)の特徴
ハセツネは奥多摩の山をぐるっと一周する71.5kmを24時間の制限で駆け抜ける山岳レース・トレイルランニングのレースです。
参加者は2500人ですが、そのうちの1000人は春に行われるハセツネ30kの男子上位1000人と女子上位100人に優先枠が与えられます。残りの1500の枠を巡って毎年ランネット上では熾烈なクリック合戦が行われます。
それもそのはず。このハセツネは実質トレラン日本一を決める大会と言われていますので、脚に自信のあるランナーたちがこぞってエントリーをするのです。
ある人は1年前の自分を超えるために。ある人は世間をあっと驚かせるようなパフォーマンスを見せるために。
日本一を決める大会ですので、ハセツネはUTMFと並んで日本最も注目される大会のひとつになっています。ここでいい成績を出せば、日本中のトレイルランナーにその名をとどろかせることになります。
そのためにはまずクリック合戦に勝たなくてはいけない。
明日の午前10時、0次関門突破を目指してトレイルランナーたちの熱き戦いがスタートします。
長谷川恒男Cup(ハセツネ)とは
実はこの大会はトレイルのチャンピオンを決める大会でもなんでもなく、ヒマラヤを目指す若いクライマーたちの登竜門として始まった大会だということを知っている人は少ないのではないでしょうか。
そして世界的クライマーである長谷川恒男の業績をたたえ、日本山岳耐久レースに長谷川恒男Cupという名前を設けました。
そうこれはクライマーたちのトレーニングの一環だったのですが、24回の歴史を経ている過程で、実質的に日本一のトレイルランナーを決める大会へと変化していきました。
日本山岳耐久レース(ハセツネ)の楽しみ方
ハセツネの楽しみ方はもう、全力で東京の山々を駆け抜ける以外にありません。24時間という与えられた時間の中で、いかに自分を出しきるか。それ以外にハセツネに何かを求める必要はありません。
大会の雰囲気、参加者たちの眼差し、ハセツネにそれ以上のものは必要ありません。
全国からハセツネのために集まっていますから、レースが終われば宴会でも観光でも楽しめばいいのですが、前日もお酒を飲まずただこのレースに集中してください。
関東圏でない人は前日は都内の宿泊になるかと思いますが、繁華街ではなくもっと会場に近い東京の何もない場所で宿をとることをオススメします。その気はなくても遊んでしまうのが人間です。
この日のために1年間頑張ってきたわけですから、それをたった1日で台なしにするわけにはいきませんよね。
とにかく大会に集中する。ハセツネの楽しみ方はそれ以外にありません。
過去大会のレポート
つくねのダンス
終わらんかと思った(涙) 初めてのハセツネ。17時間53分で完走
カンバラボ
ハセツネCUP 第23回 日本山岳耐久レース走ってきた。
ハリ天狗の日々奮戦
2015ハセツネ・レポ
日本山岳耐久レース(ハセツネ)アクセス方法
受付会場の五日市会館まではJR五日市線五日市駅から徒歩15分
基本的にはJRでアクセスするようにしてください。
どうしても車を使う場合は五日市駅前にタイムズがありますが、満車の場合は他の駐車場を探す必要がありますので、公共の交通機関を利用してください。
大会詳細情報
大会名:第24回日本山岳耐久レース 長谷川恒男Cup
開催日:2016年10月9日 (日)~ 2016年10月10日 (祝)
開催場所:東京都あきる野市
エントリー受付期間:2016年6月1日10:00~2016年6月15日
エントリーサイト:RUNNET
71.5km
制限時間:24時間
参加費:1万5000円 高校 6000円
定員:2500人
日本山岳耐久レース公式サイト:http://www.hasetsune.com
スポンサーリンク