アディダスのランニングシューズのうち、サブ3やサブ2.5を目指すようなシリアスランナー・エリートランナーのためのモデルである「Adizero takumi sen」と「Adizero japan」が最新モデルにアップデートされました。
いずれも従来モデルの良さを引き継ぎながらも、さらに走りのサポートをしっかり行えるように改良が加えられています。最新の「Adizero takumi sen」と「Adizero japan」がどのようなシューズになっているのか、それぞれの特徴についてご紹介していきます。
1秒を削り出すAdizero takumi sen 5
Adizero takumi sen 5は1秒を争うシリアスランナー向けのレース用シューズです。
「 日本人ランナーを速くするために。」をコンセプトに、軽量性・フィット感・グリップ力などを追求した実業団や駅伝チームに所属するトップアスリートが着用するレーシングモデルに仕上がっています。
日本人ランナーの足型に3D でフィットする「マイクロフィット レーシングラスト」や、 前足部にのみに搭載した「BOOST™フォーム」、アウトソールの「コンチネンタルラバー」は従来のモデルを踏襲しています。
これまでの違いとしては、特殊技術により前足部に編みこんだフォージファイバーがパフォーマンスを維持するための通気性を大幅にアップさせている点にあります。また、つま先部分をしっかりと補強する効果もあります。
基本的には1kmを2分台から3分代前半で走るランナーのためのシューズで、フルマラソン用というよりは、ハーフマラソンくらいまでのスピードレースに適した1足です。
練習で使う場合には、スピード練習などの心拍数を高くするトレーニングに使うことをおすすめします。BOOST™フォームが前足部にしか入っていませんので、フラットもしくは踵着地になるくらいのペースにはあまり適していません。
とはいえ、きちんと足を鍛えていれば、必ず成果が出る1足ですので、日々の練習をコツコツ積み重ねて、過去の自分を超えていく、勝負どきの1足としては頼りになる相棒になってくれるはずです。
サイズ | 22.0~31.0cm |
自店販売価格 | 16,000円(税抜) |
ミッドソールドロップ | 8mm(ヒール: 20mm / 前足部: 12mm) |
走り切るための1足Adizero japan 4
シリアスランナーの中でもAdizero takumi senを履いてフルマラソンに挑んでいる人もいますが、トップアスリートの中でAdizero takumi senを履いてフルマラソンを走る選手はあまり多くありません。
42.195kmという距離を走る場合、ランニングシューズは足を守るという役割もあり、Adizero takumi senのような薄くて身を削るようなシューズでは、後半に疲労が出て失速する傾向にあります。
ランニングシューズは薄くて軽いものを好むランナーも多いようですが、フルマラソンで安定してタイムを出すとなると、Adizero takumi senよりもクッション性の優れたAdizero japanのほうが優れています。
実際に2008年、2011年、2013年に世界記録が更新されたとき、足元にあったのはAdizero japanでした(海外名:アディゼロ・アディオス)。
Adizero takumi senは1秒を削るためのランニングシューズですが、Adizero japanは最後まで走りをコントロールし続けるためのランニングシューズです。どちらを好むかはランナーによって違いますが、一般的な市民ランナーがフルマラソンを走るのであれば、Adizero japanのほうがおすすめです。
日本人ランナーの足型に3D でフィットする「マイクロフィット レーシングラスト」や、前足部からかかとまで搭載した「BOOST™フォーム」、アウトソールの「コンチネンタルラバー」は既存のモデルから変わりません。
新しいAdizero japan 4は、シューズ内部に補強を施すことで必要なサポートを完備しています。トップアスリートの勝負シューズからサブ3を狙うランナー、もしくはスピード練習にも使える理想の1足です。
サイズ | 22.0~31.0cm |
自店販売価格 | 14,000円(税抜) |
ミッドソールドロップ | 10 mm (ヒール: 27mm / 前足部: 17mm) |