ランナーを成長させるもの。それは厳しいトレーニングだと思っているランナーさんも多いかもしれません。ただ、その答えは半分正解ですが、半分は間違っています。ランナーを強くするもの、それは回復です。
体は一定の負荷をかけると、そこから回復する過程で、負荷をかける前よりも少しだけ強くなります。これを上手く活用したのが超回復理論と呼ばれるもので、回復こそがランナーを強くするという証でもあります。
超回復理論では、回復直後の強くなったところでトレーニングを行うことで、次の回復時にはさらに強くなるというサイクルを繰り返します。それでは問題です。回復に2日かかる人と、3日かかる人とではどちらのほうが成長するでしょう。
答えを言うまでもありませんよね。回復する時間が短ければ短いほど、強度の高いトレーニングのサイクルを短くすることができます。
このため、トップアスリートはいかにして回復を早めるかを考え、そこに最大限の投資を行っています。マッサージなどのケアをするランナーもいますし、サプリメントや食生活の改善などを取り入れているランナーもいます。
現代スポーツで回復に無頓着なアスリートはいません。
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ただ、この回復力というのに才能はいりません。回復を促すための行動をとるかどうか。求められるのはそれだけです。トレーニング後や睡眠前のストレッチや、抗酸化物質の摂取など、市民ランナーが真似できることはたくさんあります。
そして、いまトップアスリートが取り入れているのが、トレーニングやレース後に履くリカバリーサンダルです。リカバリーサンダルはシューズによる締め付けから足を開放しつつも、柔らかで心地よい接地感覚を与えてくれます。
そんなリカバリーサンダルを手がけているメーカーがいくつかありますが、その中でも注目されているのが、厚底ランニングシューズでおなじみのHOKA ONE ONEです。
ランニングシューズで培ったノウハウを活かして作られたリカバリーサンダル「ORA RECOVERY」シリーズは、すでに世界中にファンのいる人気アイテムですが、その「ORA RECOVERY」シリーズがアップデートして発売になります。
以前のモデルよりもフィット感を高めたことで、より安心感のある履き心地に仕上がっています。
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発売されるリカバリーサンダルは2種類あります。
ORA RECOVERY SLIDE(オラ リカバリー スライド)
ORA RECOVERY FLIP(オラ リカバリー フリップ)
スライドはシャワーサンダルスタイルで、オープントゥになっています。フリップはビーチサンダルスタイルで、親指が独立しています。どちらがいいかは好みの問題ですが、履いて走りたいというのであれば、ORA RECOVERY FLIPがおすすめです。
発売は3月1日からということで、東京マラソン直前です。
預け荷物の中にHOKA ONE ONEのリカバリーサンダルを入れておき、レース後にサンダルに履き替えて帰宅する。それだけで回復を促してくれるので、いつもよりも早い練習再開が期待できます。
こういうちょっとしたところにこだわれるかどうか。強いランナーとそうでないランナーの違いはそこにあります。回復に才能はいりません。そのために行動するかどうか。それを決めるのは自分自身です。
ORA RECOVERY SLIDE製品情報
価格 | 8,000円(税抜) |
発売 | 2019年3月 |
展開 | Men’s 25.0–30.0cm 181g(27cm) Women’s 22.0–26.0cm 145g(24cm) |
ソールスペック | Men’s オフセット6mm ヒール33mm/フォアフット27mm Women’s オフセット6mm ヒール31mm/フォアフット25mm |
ORA RECOVERY FLIP製品情報
価格 | 8,000円(税抜) |
発売 | 2019年3月 |
展開 | MENS 25.0–30.0cm 164g(27cm) WOMENS 22.0–26.0cm 128g(24cm) |
ソールスペック | MENS オフセット6mm ヒール33mm/フォアフット27mm WOMENS オフセット6mm ヒール31mm/フォアフット25mm |