【シューズレビュー】ワークマンの新作厚底ランニングシューズ「アスレシューズ ハイバウンス」で攻めてみた

非常事態宣言が開けたこともあり、この週末から本格的にランニングを再開する人が増えてきましたね。そういう私も非常事態宣言が解除されるのは心待ちにしていた1人です。いよいよワークマンの新作である厚底ランニングシューズ「アスレシューズ ハイバウンス」を試せるので。

すでに入手済みで朝ランでは履いていたものの、全力でのランニングははばかれるような状況でしたので、ジョグでしか履いていません。ようやく思いっきり走れるということで、ワークマンの厚底ランニングシューズ「アスレシューズ ハイバウンス」でタイムトライアルしてきました。

目次

朝ランではキロ4分30秒までスムーズにペースアップ

まずはジョグで新作を履いた感触についてレビューします。

最初に足を入れた感じは「大きすぎる」というものでした。アッパーにニット素材を採用しているのでもう少しタイトに作っても良さそうなのですが、初代アスレシューズのときもそうですがワークマンは幅広・甲高の木型を使う傾向にあります。

アスレシューズ ハイバウンスも同じく大きめのサイズなのですが、靴下のようにシューズタンのない構造なのでシューレースを絞ってもフィット感がそれほど高まりません。最初は気にせずに走ってみましたが、シューズの反応が悪いので、翌日は可能な限りシューレースを絞ってフィット感を高めました。

これでかなり反応が良くなり、ペースを気にしない朝ランでは自然と足運びがよくなって、寝起きすぐのランにも関わらず、6.43kmを29分19秒。4分34秒/kmペースです。もちろんかなり息は上がりました。

普段は同じコースを33分くらいで走っているので、いかに気持ちよく走れたか分かってもらえるかと思います。

シューズはフィット感でまったく別物になります。おそらくインソールを入れることでフィット感を高めることができると思うので、シューズの中で足が遊んでいると感じるようならインソールを使うといいでしょう。

高速ランニングには適していない

朝ランを4分34秒/kmペースで走れたことに気を良くして、非常事態宣言が解除されて1kmのタイムトライアルをしてみました。時間がなかったので、2XUのコンプレッションショーツのレビューと合わせてのトライアルですので、すでに結果を知っている人もいるかもしれません。

まずは体を慣らすために、約1kmの距離でペースを上げたり下げたりしながら心臓と肺に刺激を与えていきます。まともに全力疾走するのは3ヶ月ぶりくらいですので、タイムトライアルで体がびっくりしないように慎重に。

試しに何度かスピードを上げてみたら、3分10秒/kmくらいまでは上がります。私の1kmのベストが3分20秒くらいですのでまずまずな感じ。というよりもそのペースの維持は無理かなと。

新作がスピードが出る理由としては、初代アスレシューズと違ってアウトソールに前面ラバーを貼っていることが影響しています。初代はEVAがむき出しでしたので、足を置いてくるような走り方しかできませんでした。ところがアスレシューズ ハイバウンスはラバーで摩擦力が大きいので推進力が出ます。

ただし、このラバーによって重たくなっています。26cmで240gですので90g程度の重量アップ。それでもまだ軽いほうですが、初代に慣れているとちょっと重たく感じます。また安定感も初代のほうが高く、アスレシューズ ハイバウンスは厚底というのもあり安定感には欠けます。

それはともかくタイムトライアル。

スタートから徐々にスピードを上げていきますが、思うようにスピードの維持ができません。通常はペースが上がってから少し落ちて、そのペースを維持できるのにアスレシューズ ハイバウンスはスタート直後にトップスピードになり、そこから右肩下がり。

長期間思うようにトレーニングができなかったため私の走力が落ちているのもありますが、おそらくランニングシューズの特性も影響しています。最終的に3分39秒という残念な結果に。なぜそうなったかについて解説してきます。

ソールは高反発だが戻りが遅い

アスレシューズ ハイバウンスにはBounceTechと呼ばれる高反発ソールがミッドソールに採用されています。とても柔らかくて反発力もあります。4分30秒/km程度まではこの反発力が推進力になるのですが、それよりも速くなると反発力をもらう前に足を上げることになるので足が宙に浮いてから変形が戻ります(個人差はあります)。

これは他社のランニングシューズでもよくあることで、高反発ソールを厚く使っていると、ペースを上げたときに反発が間に合わずに、スカスカした感じになってしまいます。アスレシューズ ハイバウンスのソールがまさにそれです。

また走っているときのシューズのねじれのからの回復も遅く、キロ4分ペースを切るとそれが顕著に現れます。

厚底シューズというと、高速ランニングシューズというイメージがあると思いますが、アスレシューズ ハイバウンスはそういう意味では、例えばサブ3を狙えるシューズかというとそうではありません(人によってはいけますが)。ワークマンもそのつもりはないでしょう。

タイムトライアルはシューズの限界を知りたかっただけで、高速で走れないからダメと言いたいわけではありません。実際に4分30秒〜5分/kmくらいのペースはかなり快適です。しっかりと地面からの反発をもらえます。ということはフルマラソン3時間30分くらいなら余裕で対応できることになります。

1,900円のランニングシューズなのに。

デザインで買っても満足できる1足

新作のアスレシューズ ハイバウンスのシューズはもちろんゆっくりのジョグでも問題なく走れますし、初代アスレシューズで薄さが気になるという人も、これなら気持ちよく走れるはずです。クセもないのでおそらく大半の人は快適なランニングを楽しめます。

そして何よりも、普通にかっこいいデザインです。初代のあれは何だったのだ……と思いたくなりますが、デザインが大幅に改善されたので、ほぼ欠点のないランニングシューズとなっています。買って後悔することはないかと思います(フィット感問題はありますが)。

個人的にどちらが好きかというと初代アスレシューズなのですが、他の人にどちらをおすすめするかと言われたら間違いなくアスレシューズ ハイバウンスです。初代は履きこなすスキルが必要でしたが、アスレシューズ ハイバウンスは誰でも履けます。

ただしミッドソールが柔らかすぎるのは、ランニングフォームによっては膝に無理な力がかかる可能性もあります。もし膝が痛くなったら初代アスレシューズもしくはアスレシューズNEOをメインにして、ポイント練習をアスレシューズ ハイバウンスで行うといった使い分けがおすすめです。

まとめ

実際にフルマラソンで試してみるのが1番なのですが、マラソン大会のほとんどが中止になっていますし、25℃を超える気温の中を42.195kmも走りきれる自信がないほど体力が低下しています。とはいえ非常事態宣言が解除されたので、ここから走行距離を伸ばすつもりですので、もう少し長い距離でも試せます。

新しい気付きがあれば、追加レビューということでご紹介します。

現時点ではランニング初心者からサブ3.5くらいまでなら楽しめるシューズというのが私の見解です。デザインも含めて普通に良くできたシューズで、レビューをする側からするとやや面白みに欠けるのですが、それだけよくできているということです。

繰り返しになりますが、フィット感の部分だけは各自でなんとか調整しましょう。厚手の靴下やインソールを使ってしっかりとフィットするようにするだけで、走りやすさがまったく違ってきます。

アスレシューズ ハイバウンスは十分に遊べるシューズですので、興味のある方はぜひお近くのワークマンでお求めください。

ワークマン オンラインストア
https://workman.jp/shop/g/g2300053552159/

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