ランニングシューズは軽いほうがいい。ただし、しっかりとしたグリップと衝撃吸収性を備えていれば。この軽さとグリップ力の高さ、そして衝撃吸収性のすべてを両立させるのは難しく、特にグリップ力を高めるにはアウトソールに重たいラバーを使うのが一般的で、どうしてもランニングシューズが重くなります。
ところがアンダーアーマーが開発したソール材UAフロー」はアウトソールのラバーを必要とせず、ミッドソールとアウトソールを一体化させることに成功。これまでにない軽快さをランニングシューズにもたらしました。価格は17,600円ですでに発売開始となっています。
ラバーを取り除いた軽量快適モデル
アンダーアーマーというとインナーウェアをイメージするかもしれませんが、実は10年以上もランニングシューズの開発に取り組んでおり、従来の常識にとらわれない、新しいシューズを次々と発売しています。そんなアンダーアーマーが今回開発したのが革新的なクッションフォームが「UAフロー」です。
UAフローは高い耐久性と衝撃吸収性を備えながらも、高い耐久性を持たせたことで、これまでランニングシューズでは常識だったアウトソールのラバーを排除することに成功しました。これによりシューズの軽量化が可能になり、UAフローを搭載した「UAフロー ベロシティ ウインド」は風のような軽快な走りを与えてくれます。
ラバーがないことでソール全体が均一に柔らかく、それでいて高いグリップ力を備えているので、自由自在に走りをコントロールできます。足裏のラバーに振り回されることもないので、ジョグから一気にペースを上げることもでき、方向転換も急停止も思うがままです。気分に合わせて好きなように走れる。それが「UAフロー ベロシティ ウインド」です。
ロッカー構造で自然な推進力で前に進める
ソール形状は典型的なロッカー構造で踵着地に適しています。軽量ですのでロッカー構造でもピッチを上げやすく、キロ4分台のスピードでも十分に耐えられるだけのスペックを備えていることが容易に推測できます。ただポテンシャルは完全に未知数です。
ラバーが必要ないとはいえ、ミッドソールはやはりミッドソール。どれくらいの耐久性があるのかは実際は走ってみないとわかりません。ただ、シューズの特性を活かした走り方ができているなら、ラバーソールのランニングシューズに負けないだけの走行距離を実現できる可能性はあります。
クッション性が高いのでジョグ用にも使えますし、デザインもこだわっているので普段履きにも使えそうな1足。それでいて自己ベスト更新も視野に入ってくる。2021年はこのような汎用性の高いシューズがトレンドになっていますが、「UAフロー ベロシティ ウインド」は間違いなくその最先端をいくシューズです。
多くのシューズを持ちたくないという人にとって、「UAフロー ベロシティ ウインド」は最高の相棒になってくれるかもしれません。ただしフォアフット着地にこだわるようなら相性はあまりよくなく、がっかりするかもしれません。踵着地もしくはミッドフットで走るランナーなら、きっと満足できる1足です。
商品概要
価格 | 17,600円 |
サイズ | MENS:25.0-29.0cm WOMENS:22.5-26.0cm |
重さ | MENS:241g(27cm) WOMENS:227g(24cm) |
ソールスペック | Heel:26mm Forefoot:18mm オフセット:8mm |