この秋からマラソン大会が戻ってきそうな気配があり、開催が確定ではないものの、すでにいくつかの大会にエントリーしている人もいますよね。この2年間は大会もほとんどなく、地道にトレーニングを積み重ねるだけ。ようやくその成果を確認するときがきました。
しっかりトレーニングを積んでサブ3を狙うという人もきっといるかと思いますが、ここで悩ましいのが「どのシューズを履くか」という問題。その問題をさらに難しくする魅力的なランニングシューズ「WAVE REBELLION（ウエーブリベリオン）」がミズノから2021年7月22日に発売になります。
グラスファイバー入りナイロン「ミズノウエーブ」搭載
ランニングシューズの特性に合わせてランニングフォームを変える。その考え方が最近の主流となりつつありますが、ランニングフォームというのはそれぞれの骨格や筋肉の付き方などによって決まる要素も大きく、無理にランニングフォームを変えると自分のポテンシャルを発揮できなくなることもあります。
自分の走りやすいフォームで走ることができ、それでいて自分のポテンシャルを最大限に引き出してくれる。ミズノから発売されるランニングシューズ「WAVE REBELLION（ウエーブリベリオン）」はそんなコンセプトで開発された1足です。
接地時のエネルギーを、ロスを少なく反発させる高反発ソール素材「MIZUNO ENERZY LITE」を搭載することで、高いクッション性と反発力を実現しており、さらには踵部から前足部にかけて全面にグラスファイバー入りナイロン「ミズノウエーブ」を搭載して、強い推進力を生み出しています。
ここまでならこれまでのレース用のランニングシューズとそれほど変わりませんが、ウエーブリベリオンの魅力は耐久性の高さにあります。アウトソールにポリウレタン素材で作られた非常に軽量でグリップ性の高い「G3ソール」を採用していますが、この「G3ソール」は耐久性が高く、摩耗しにくいので長く履けます。
最近のレース用シューズは走行距離が200km程度で寿命を迎えるものが多く、コスパが悪いという悩ましい問題があります。そのため練習では別のシューズを使うことになりますが、ウエーブリベリオンは耐久性があるので、練習もレースも同じシューズを使えます。
足に馴染んだシューズでレースに挑むというのは安心感がありますよね。さすがに夏前に購入してしっかり練習したら、レースの頃にはもう1足必要になりますが、同じシューズなら違和感なく移行でき、シューズも最高の状態なので自己ベスト更新を期待できます。
この秋に本気でサブ3を狙いたいなら、選択肢に入れておきたい1足です。
実は万能性の高いオールラウンダーの可能性も
ウエーブリベリオンはサブ3を狙うランナー向けのシューズという位置付けの1足です。重さは27cm片足で約235gと軽量。ミズノはサブ2.5〜3.5レベルのランナー向けとしていますので、4〜5分/kmでの使用でシューズのポテンシャルが引き出されるように設計されているはずです。
ただ、この軽さとクッション性、耐久性の高さを考えると、そんなシリアスランナーでなくても「歩かず完走」が目標のランナーにもおすすめできそうな感じがあります。シリアスランナーのジョグシューズとしても使えるオールラウンダーな1足という雰囲気が漂っています。
このあたりは実際に履いてみないとわかりませんが、少なくともフォアフット着地のランナーであればウエーブリベリオンとの相性がよく、気持ちのいい走りができるはずです。反対に中足部の接地面積がかなり絞られているので、踵着地やミッドフット着地だと、思ったような推進力は感じないかもしれません。
いずれにしても自分はサブ3狙いじゃないからといって敬遠するには少しもったいないシューズです。サブ4やサブ5でも走り方次第で自分の走りを引き出してくれる可能性がありますので、まずはショップなどで試し履きをしてみて、いい走りができそうだと感じたら思い切って買ってみるのもいいかもしれません。
ウエーブリベリオン 商品概要
| 価格 | 19,800円（税込） |
| カラー | MENS 28：ブラック×ブルー×レッド 83：ブルー×グリーン×ピンク WOMENS 87：ピンク×ホワイト×ネイビー |
| サイズ | MENS 28：25.0-29.0cm 83：24.5-29.0cm WOMENS 87：22.5-25.5cm |
| 重さ | 約235g（27.0cm片方） 約210g（24.5cm片方） |
| シューズ幅 | 2E相当 |
