レース用のランニングシューズは目まぐるしい進化を遂げていますが、その進化にともない定番モデルも時代にあった1足へと進化しています。アシックスのGT-2000も多くのランナーに愛用されている定番モデルですが、12代目となる「GT-2000 12」もさらなる安定性と快適性の向上を実現しています。
速く走るための1足ではなく、ゆっくりとでも着実に走るための1足ですので、これからランニングを始めたいけど、まずは走れる体を作るためにジョギングからという人におすすめです。もちろんシリアスランナーのジョグシューズにもなります。そんなGT-2000 12 がどのような進化を遂げたのか、詳しく見ていきましょう。
かかと着地の走りをよりスムーズにしてくれる1足
「GT-2000」シリーズの特徴は、足にかかる負担を軽減する機能を搭載することで、ランナーをサポートすることにあります。その実現のために「GT-2000 12」では、長時間の走行によるランニングフォームの変化に適応した「3D GUIDANCE SYSTEM」を新たに採用し、安定性と快適性を両立させています。
「3D GUIDANCE SYSTEM」は、走行距離とともに変化するランナーの動きを研究し開発した複合的な機能構造で、かかと部外側に適切な傾斜をつけ、かかとからの接地をよりスムーズに。また、ミッドソールを内側のかかと部から中部にかけて広がりをもたせた立体形状にすることで、走行時の過度な倒れ込みを抑制します。
さらに、靴底の接地面積を広げることで、安定した足運びをサポート。ミッドソールは、全体を前作より約2mm厚くしながら、軽量で反発性に優れたクッションフォーム材「FF BLAST PLUS」を採用し、やわらかなクッション性を実現しています。
また、かかと部に足にかかる負担を軽減する衝撃緩衝機能「PureGEL」を内蔵しています。前作に搭載していたタイプと比較し、「PureGEL」は約65%やわらかく、約10%の軽量化を実現。靴底は、後部にアシックス社従来ラバーと比較し約3倍の耐摩耗性をもつ素材を使用し、前部にも軽量で耐摩耗性に優れた素材を配しています。
アッパー（甲被）は、部位に応じて編み方や孔の大きさを変え通気性とフィット性を高めたエンジニアードメッシュを採用し、アッパー内側とベロ部をつなげた構造にすることで足とシューズの一体感、フィット性を向上させています。
さらに、履き口部分は脱ぎ履きのしやすさに加え、ヒールコンタクト時のアキレス腱への刺激を低減するリーンバック（反らせた）形状を採用しています。これにより長時間のランニングでも快適さが長く続きます。
また「GT-2000 12」では、製品ライフサイクル（材料調達・製造・輸送・使用・廃棄）で排出される温室効果ガス排出量（カーボンフットプリント）をインソールに表示することで、製品の環境負荷を透明性をもって開示しています。
これはアシックスが掲げる2050年までに事業における「温室効果ガス排出量実質ゼロ」の実現に向けた取り組みの一環として実施され、今後も、温室効果ガス排出量の表示を順次行っていくそうです。
GT-2000 12 商品概要
| MENS | WOMENS | |
|---|---|---|
| ウイズ | スタンダード エキストラワイド | スタンダード ワイド |
| 品番 | スタンダード：1011B691 エキストラワイド：1011B686 | スタンダード：1012B506 ワイド：1012B504 |
| カラー | スタンダード ・フレンチブルー×フォギーテイル ・ブラック×グローイエロー ・イリュージョンブルー×ブラック エキストラワイド ・フレンチブルー×フォギーテイル ・ブラック×キャリアグレー | スタンダード ・ピュアアクア×ホワイト ・グローイエロー×アクアマリン ・ディーバピンク×ホワイト ワイド ・ピュアアクア×ホワイト ・ブラック×キャリアグレー |
| サイズ | 24.5-29.0cm、30.0cm、31.0cm、32.0cm | 22.5-26.5cm |
| 価格 | 15,400円（税込） | |
