
買いたいのに売っていない。ここ最近のワークマンに対するランナーの率直な印象ではないでしょうか。実はこれ、ランナーだけでなく一般の購入者も同じ感覚で、とにかく人気アイテムはあっという間に売り切れてしまって、不満が溜まっているとのこと。
ワークマンもそれは把握していて、2025年秋冬から販売方針を大きく変えて本気で大量生産し、本気で売っていくとのこと。そんなワークマンが2025年秋冬新製品発表会「WORKMAN EXPO 2025秋冬」を開催しましたので、ランナー視点で注目ポイントをご紹介していきます。
2025年秋冬の注目アイテムはリカバリーウェア「MEDIHEAL®」

今回の「WORKMAN EXPO 2025秋冬」で大きな柱になっていたのが、春夏アイテムでも注目度が高かった着る断熱材「XShelter」シリーズとリカバリーウェア「MEDIHEAL®」です。「XShelter」シリーズは暑さ対策・寒さ対策のアイテムですので、秋冬に関しては後ほどご紹介するグローブくらいしかランナー向けのアイテムがありません。
一方のリカバリーウェア「MEDIHEAL®」ですが、こちらは以前からワークマンで取り扱っており、RUNNING STREET 365スタッフもアンバサダーでありながらも、自費で購入するくらい愛用していたのですが、この秋冬から本格的に展開するとのこと。
なんとリカバリーウェア「MEDIHEAL®」のブランドアンバサダーに武井壮さんを起用するなど、かなりの力の入れようで、店舗でも売り場を大きく確保するとのこと。

「MEDIHEAL®」は、少し前からトレンドになっている「着るだけで回復効果が期待できるウェア」で、コンプレッションウェアと違って体を締め付けることもなく、血行を促進してくれる機能が備わっています。
詳しくはいずれレビューする予定ですが、生地の繊維にセラミックコーティングが施されており、遠赤外線効果によって体を温めて血行を改善するといったもの。血流が改善されればより多くの老廃物を細胞から取り除くことができ、さらには多くの酸素を細胞に届けられるようにもなります。
今回発売されるアイテムはパジャマのように自宅で着用することを想定していますが、たとえば冬のランニングで着ておけば、すぐに体が温まってケガのリスクを抑えられる効果も期待できます。おすすめなのは、パジャマとして着用し、朝起きたらそのままランニングに出かけるという使い方です。

このようなリカバリーウェアは上下合わせて2万〜3万円するものなのですが、ワークマンはなんと上下合わせて3,800円。ランナーにとってリカバリーはトレーニングと同じくらい大切。わかっていても高額すぎて手が出なかったという人も、3,800円ならすぐにでも買いに行けますよね。
そして合わせておすすめしたいのが、「MEDIHEAL®」の寝具です。「MEDIHEAL®敷パッド(シングル、セミダブル)」と「MEDIHEAL®ダブル毛布」が1,780~1,900円で展開されます。これはかなりリーズナブルな価格設定で、ぜひ敷きパッドも毛布も手に入れて、上質な眠りを手に入れてもらいたいところです。
冬のランニング小物は2種類のグローブが注目


今回、ランニング関係の新製品はほとんどありませんでしたが、防寒アイテムとしてメリノウールを使った新しい素材「MERINO TECH」でできたグローブと、「XShelter」シリーズのグローブが発表されました。いずれもグローブ内の温度を適正に保ってくれる機能があるため、走り始めてから着けたり外したりをしなくて済む効果が期待できます。
実際にはテストしてみないとわかりませんので、冬になったらレビューする予定ですが、会場で試着した感じでは「XShelter」シリーズややゴワゴワしているので、この冬の相棒としての有力候補はメリノウールを使ったグローブになりそうです。


また同じ素材で作られたネックウォーマーもおすすめ。ランニング中に首周りをしっかり温めてくれるのはもちろんのことなのですが、普段着にも合わせやすいデザインでヘビーローテーションすること間違いないアイテムになっています。こちらも入手できればレビュー予定です。
「防寒上着が預け荷物に収まらない」問題を解決するXShelterジャケット
ランニングアイテムではありませんが、「XShelter断熱βライトウォームジャケット」も要チェックのアイテムです。この秋冬モデルで発売される「XShelter断熱βライトウォームジャケット」は薄い素材なのにマイナス10℃まで対応できるすぐれもの。しかも価格は2,900円。
写真を取り忘れてしまいましたので、アイテムはオンラインストアでご確認ください。
真冬のマラソン大会に行くときにモコモコのダウンジャケットを着ていったものの、ランニングウェアに着替えたらリュックや荷物預けの袋に収まらずに困ったという経験したことありますよね。でもXShelterジャケットは薄手なのでちゃんとリュックに収まります。
それでいて25℃くらいの気温でも使えるため、秋から春にかけて上着はこれ1枚持っていればいいので、冬用の上着を何種類も揃える必要がなくなります。こちらも在庫を確保しながら販売していくとのことなので、売り切れる心配はありませんが、想定を遥かに上回る販売数になる可能性もあるため、早めに購入しておくことをおすすめします。
ワークマン公式アプリなら在庫状況や店舗情報を簡単に把握できる

少し前から話題になっていましたが、2025年秋冬新製品発表会「WORKMAN EXPO 2025秋冬」に合わせて、ワークマン公式アプリのサービスがスタートしました。これまで多かった「どこで買えるかわからない」「買いに行ったけど売ってなかった」という声に応えるために開発されたアプリです。
ワークマン公式アプリでは取り扱っているアイテムの検索ができ、新作情報なども確認できます。それだけでなくアイテムの在庫がある店舗を検索したり、近くにある店舗を探すこともできます。マラソン大会で遠征した先でウェアが必要になった場合など、知らない場所でもすぐに最寄りの店舗の場所がわかります。
もちろん新製品の予約も可能で、「XShelter断熱ウェア」16アイテムやリカバリーウェア「MEDIHEAL®」は5アイテムがすでに予約受付を開始しています。
予約などの機能は会員登録しておく必要がありますが、会員になればオンラインストアで購入したアイテムを最寄りの店舗で受け取れるようになるなど、ワークマンをより便利に使えるようになります。ワークマンをスポーツショップのように使っているランナーの方は、忘れずにワークマン公式アプリをインストールしておきましょう。
まとめ:大改革が進むワークマンに再び注目しよう
ワークマンは革新的なアイテムを次々と発売しており、ランニングアイテムもひと通り揃うようになってきましたが、SNSなどでバズってしまうと、あっという間に在庫切れになるという問題が何年も続いていました。何度も在庫切れを体験したことで、「どうせ買えないから」とワークマンから離れていった人もいるかと思います。
ただ、2025年秋冬からは「欲しいのに買えない」を改善するためにワークマンは大きく変わります。これまで在庫を持たないようにしてきた営業方針を180度変えて、売れると予想したものはたくさん作って在庫しておく方針になり、入手性が大幅に向上します。
それでいて機能性アイテムもさらに進化しており、デザイン面でも使いやすいものが増えています。まさに大改革が進んでいるので、またワークマンブームがやってくる可能性があります。しばらく店舗でに行っていないという方は、ぜひ最寄りの店舗をチェックしつつ、ワークマン公式アプリをインストールしてみてください。
以前とは違ったワクワク感で、ランニングライフがもっと素敵なものになるはずで。