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ランニングシューズの寿命は500km?距離に関係なく毎年買い替えたほうがいい理由

ランニングはシューズさえあれば楽しめるスポーツと言われていますが、悩ましいのは、そのランニングシューズをどのタイミングで買い替えるべきかということです。

一般的には500〜1000kmとされていますが、これは根拠があるようなないような数字で、そもそも500kmと1000kmでは倍も違いますので、まったくあてになりませんよね。

そこで、ここではランニングシューズの寿命について考えてみようかと思います。

ランニングシューズの寿命とする目安

まず、基本的な考えとして、ランニングシューズがどのようになったら寿命を迎えたとすべきなのかについて説明します。

● アッパーに穴が空いた
● アウトソールが削れてミッドソールが見えている
● ランニングシューズが目に見えて変形している
● ソール材のクッション性がなくなった

一般的な考え方としては、このいずれかの現象が見られたら寿命を迎えたとして、買い替えをします。このような状態になってもまだ履き続けている人もいるようですが、はっきり言っておすすめしません。

上から3つは目で見て分かるので、ほとんどのランナーが「そろそろ買い換えようかな」となるかと思います。でも、実際にシューズを買い替えるべきタイミングは4番目の、ソール材のクッション性がなくなったときです。

アッパーはまだキレイで、アウトソールの削れも許容範囲内、シューズも変形しているように見えない。でもソール材がすでに機能していないということがよくあります。まずはソール材の劣化が要注意ポイントであることを頭に入れておいてください。

シューズによって寿命が違うのはソール材が違うため

ランニングシューズのミッドソールには、EVAと呼ばれる素材がよく使われています。耐候性がよく、軽量で反発力もあり、接着性にも優れています。そして何よりもコストが安いという点でランニングシューズに採用されています。

ところが最近はランニングシューズメーカーが競って、クッション性が高く反発力のある超軽量なソール材を開発しています。アディダスのBOOSTやナイキのZOOM Xなどがそれにあたります。

これらの独自開発のソール材がどのような特性があるかは公表されていませんが、当然それぞれに特性が違い、寿命も変わってきます。ZOOM Xを使ったヴェイパーフライ4%は160km程度が寿命とされていますが、同じナイキのリアクトフォームは800km走れます。

耐久性に優れるリアクトフォームでも800km程度が寿命ですから、EVAソールの場合はそれ以下で寿命を迎えます。

ソール材が160kmで寿命を迎えるなら、当然そのランニングシューズは160kmが寿命となります。800kmで寿命を迎えるなら、アウトソールの削れが先にやってくるかもしれません。

ここから分かるのは、シューズの寿命はソール材の種類によって大きく変わるということと、ソール材の寿命は長くても800km程度がいいところだということです。ということは、ランニングシューズの寿命も長くて800kmということになります。

アウトソールの減り方はランナーごとに違う

ソール材はランニングシューズの寿命に大きく影響しますが、もうひとつシューズの寿命に大きく影響するのが、アウトソールの削れです。アウトソールにはゴムを採用しているシューズがほとんどですが、理屈の上ではアウトソールがソール材よりも早くダメになることはありません。

でも、実際にはアウトソールが削れてしまい、ランニングシューズがダメになることがよくあります。アウトソールに使われるゴムは圧縮には強い素材ですが、摩耗性はそれほど高くありません。

例えば足裏全体で着地して、地面を押し出すようにして足をリリースすればアウトソールはほとんど摩耗しません。でも、実際には地面を蹴り出すように走る人がほとんどですし、前に進んでいる以上、どうしてもアウトソールとアスファルトの表面で擦れて摩耗します。

ただ、どれくらい削れるのかはランナーごとに違います。体重が重い人や地面を強く蹴り出す人ほど削れやすく、体重が軽い人や、地面を蹴り出さずに押し出す人はアウトソールが長持ちします。

それはソール材にもいえることですが、ソール材は変形するだけで、物理的に減ってしまうわけではありません。アウトソールは削れてなくなるので、ランナーの特性がシューズの寿命に影響するというわけです。

アウトソールが削れたランニングシューズを履き続けるとどうなるのか

アウトソールのゴムが削れてもシューズに穴が開くわけではなく、ミッドソールが見えてくるだけです。このため、アウトソールが削れてボロボロになっているのに履き続ける人もいますが、これはもちろんNGです。

アウトソールが均等に削れているなら問題ありませんが、まず間違いなく、1〜2ヶ所だけが集中して削れているはずです。多いのは踵の外側が削れてしまっているケースですが、この状態で走り続けると、足に必要以上の負荷がかかります。

場合によっては足やフォームに、変なクセがついてしまうこともあります。アウトソールが削れすぎたランニングシューズを履き続けると、当然ケガを誘発します。そこまでいくと削れというよりは変形ですので、そうなる前に買い替えてください。

ランニングシューズを買い替えるタイミング

ここまでの説明ですと、結局いつランニングシューズを買い替えるべきか判断できないかと思いますので、最後にもう少し踏み込んで買い替えのタイミングについて説明します。

●シューズにクッション性を感じなくなった
●アウトソールが削れてミッドソールが表面に出てきた

基本的にはこの2つを基準としてください。難しいのはシューズのクッション性です。クッション性はゆっくりと低下していくので、実際にクッション性がなくなったかどうかは自分ではなかなか判断できません。

しかも足を鍛えるという視点で考えると、クッション性が低下しても実はトレーニングにおいてはなんら問題はありません。そう考えると、トレーニング用のランニングシューズはアウトソールが削れてミッドソールが顔を出すまではOKと考えておくのが妥当です。

ミッドソールが少しくらい見えても構いませんが、そこからは足に必要以上に負荷をかけているという意識だけは持っておいてください。そのうえでどのタイミングで買い替えるかどうかはお財布と相談して着ましょう。

レース用シューズを1年に1回購入するサイクルがおすすめ

月間走行距離が300kmや400kmにもなる人の場合には、トレーニングシューズは2〜3ヶ月で買い替えることになるはずです。でも、月間走行距離が100km以下というようなランナーさんですと、シューズは1年以上使えたりもします。

ランニングシューズは経年劣化すると言われていますが、ゴムとソール材の接着剤でも3〜4年は持ちますし、アウトソールのゴムそのものもそれくらいは使えます。ただし、EVA以外のソール材がどれくらいで経年劣化するかは未知数です。

発泡しているものほど寿命が短いような感覚はありますが、あくまでも感覚ですので、実際には分かりません。ただ、4年も5年も使えるということはありません。

メーカーも買い替えてもらわないと商売になりませんので、4〜5年も使えたら完全にオーバースペックです。かといって1年でダメになったのではクレームが来ます。そう考えると最新素材でも2〜3年がいいところでしょう(あくまでも推定です)。

それらを踏まえて、RUNNING STREET 365としては、あまり走らないランナーでも1年に1足の買い替えをおすすめします。新しく購入したものは、足に馴染むまで履いてからレース用にして、前年度レース用にしたものとトレーニング用にしましょう。

もしトレーニング用になったランニングシューズが寿命になったと感じたら、トレーニング用に1足買い増ししてください。

ただし、これはあくまでもそれほど距離を走らないランナーの話です。フルマラソンをサブ2.5で走るようなシリアスランナーですと、選ぶべきレースシューズとトレーニングシューズ、リカバリーシューズと意図的な使い分けが必要です。

そうではなく、トレーニングもレースもペースが変わらないというランナーなら、1年に1足購入して、それをレース用に使って、お古をトレーニングに使うというローテーションがおすすめです。

ちなみにシューズの購入は毎年ランニングマガジン・クリールさんが主催しているシューズトライアルで試し履きしてからの購入がおすすめです。シューズトライアルについてはまた別途お知らせしますが、今年は9月28日開催です。

気になる人は先にこちらをチェックしておいてください。

じわじわ人気上昇中!「奈良マラソン2019」

奈良マラソン

関西で注目されているマラソン大会のひとつが奈良マラソンです。開催するたびにファンが増えて、ここ数年はクリック合戦も30分で締め切りになるなどとてもシビアなものになっています。

ここではそんな奈良マラソンの特徴や、旅ランとしての魅力についてご紹介していきます。

奈良マラソンの特徴

奈良マラソンの魅力は、なんといっても参加者に楽しんでもらいたいという気持ちが伝わってくることにあります。何から何までランナー目線で考えられており、それでいて現状維持に満足せずに常に変化をしています。

奈良マラソンの種目はフルマラソン、10km、3kmジョギングの3種目ですが、おすすめなのはもちろんフルマラソンです。スタートからゴールまで、一切フラットな路面がないのではないかと思うほどのアップダウンが待ち受けています。

記録はなかなか望めそうにない奈良マラソンですので、参加するならタイムを追うよりもエイドや景色を満喫して走りたいところです。

私設エイドや沿道の声援の多さも奈良マラソンの魅力のひとつです。せっかくなら、奈良にちなんだ仮装をして走ってみてはいかがでしょう。それだけで普通に走るときの倍以上の声援をもらうことができます。

沿道で声援を送る人の多くはクリック合戦に敗れた人たちです。自分が走れなくても応援しに行きたくなるのが、奈良マラソンの懐の深さでもあります。もちろん旅ランとしても魅力的な場所ですので、まだ走ったことのない人は、ぜひ奈良マラソンのクリック合戦に挑んでみてください。

奈良マラソン旅ランの楽しみ方

奈良は言わずとしれて観光地ですので、おすすめの観光スポットはガイドブックを参考にされたほうが良いかと思います。ここでは、観光ガイドに載っていないちょっとディープなお店を3つご紹介します。

Shop TABI-JI

Shop TABI-JIはおしゃれ地下足袋の専門店です。地下足袋はソールが薄いというのもあって、普段履きすることで自然と足が鍛えられます。ただ、普段履きに使うにはデザインが……という人におすすめなのがShop TABI-JIの地下足袋です。

おしゃれにデザインされた地下足袋がラインナップされ、街で履いていると2度見されること間違いありません。奈良に行ったならぜひ訪れてもらいたいお店ですので、覚えておいてください。

HP:http://www.tabi-ji.jp
住所:奈良市樽井町2-2F

かすや JR奈良駅前店

奈良名物ではなく大阪名物のかすうどんですが、関西以外ではなかなか食べることができないローカルフードです。そんなかすうどんを食べられる「かすや」はJR奈良駅前に店舗がありアクセスもしやすく、なんといっても「美味しい」というのがおすすめの理由です。

1人でも入りやすく、お酒も飲めるのでレース前日のカーボローディングにも、レース後の炭水化物やタンパク質補給にもぴったりなお店です。奈良マラソンに出場するならぜひ食べて返ってもらいたい一品です。

HP:https://www.kasuya-nara.com
住所:奈良市油坂町11-4中村ビル1階

やたがらす 奈良店

奈良には美味しいものがいっぱいありますが、おすすめしたいのは地鶏の大和肉鶏です。そしてそんな大和肉鶏をいただけるお店が、やたがらす奈良店で奈良の地酒も美味しくいただけます。しかも日曜日も営業しているのが嬉しいところ。

カウンターがありますので、こちらも1人でも楽しめるお店ですし、ラン仲間と打ち上げにも最適です。ただし、人気店ですので複数人で行く場合には予約しておくことをおすすめします。

HP:https://yatagarasu.gorp.jp
住所:奈良県奈良市林小路町13-1

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奈良マラソンアクセス&宿泊

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奈良マラソンは前日受付が必要です。原則本人の受け付けですが、代理受付も対応しています。受付会場・スタート会場の、ならでんフィールド(奈良市鴻ノ池陸上競技場)へは、近鉄奈良駅とJR奈良駅から徒歩でのアクセスが可能です。

近鉄奈良駅から:徒歩20分
JR奈良駅から:徒歩30分

当日の朝に歩いてアクセスする場合は、前日のうちにどれくらいの距離なのか、一度歩いて確認しておきましょう。歩くのが大変という人には、12月8日(日)のみシャトルバスが用意されています。ただし、JR奈良駅発のバスは混雑が予想されますので、注意してください。

シャトルバス出発地点
近鉄高の原駅
JR奈良駅

奈良駅周辺のホテルを確保できれば理想的ですが、ホテルの数が限られていますので、大会にエントリーしたらすぐに、宿の予約を行いましょう。奈良駅周辺に予約できない場合には、楽天トラベルなどを利用して京都や大阪に宿を確保しましょう。

また遠方からの参加で、交通費をできるだけ抑えたいという人は、夜行バスを利用しましょう。奈良発着便は限られていますが、大阪や京都行きの夜行バスは価格も安く本数が多いのでおすすめです。

大会詳細情報

エントリーサイト:RUNNET

奈良マラソン2019
開催日2019年12月7日 (土)
2019年12月8日 (日)
エントリー期間2019年6月26日 20:00~2019年7月1日
参加者決定方法先着
種目フルマラソン
10km
3kmジョギング
スタート時間12月7日14:15 3kmジョギング
12月8日09:00 フルマラソン
12月8日09:30 10km
開催場所奈良県奈良市
大会受付7日:10:00~20:00
※3kmジョギングは13:20まで
受付会場奈良電力鴻ノ池パーク
大会会場奈良電力鴻ノ池パーク
参加費フルマラソン:1,0000円
10km:5,000円
3kmジョギング:1,500円
※10kmは2001年4月2日~2004年月1日生まれは3000円
定員フルマラソン:12,000人
10km:5,000人
3kmジョギング:1,500人
大会HPhttp://www.nara-marathon.jp/

奈良マラソン公式サイト:http://www.nara-marathon.jp/

リーボックフロートライドの謎を解く

どんなシューズでも少し履けば、その特性が分かりどう走れば、シューズのポテンシャルを引き出せるのかを理解できるのが私の特性のひとつです。設計者の意図を汲み、シューズの力を引き出してレビューをしてきました。

ところが、時々その意図がまったく分からないシューズに出会うことがあります。そのひとつがリーボックのフロートライドシリーズでした。

フロートライドというのはリーボックが開発したソール材です。

そして、そのネーミングをそのまま冠したランニングシューズをラインナップしています。100gのランニングシューズで注目された「フロートライドラン ファスト プロ」はこのシリーズのフラグシップモデルに当たります。

フロートライドは宇宙靴開発のために生まれた素材で、ミッドソールを通常のEVAより約50%軽量化することに成功し、さらに反発性とクッション性を両立しています。

ただし実際に履いて走ってみると、軽さは分かるものの私には反発力やクッション性が伝わってきませんでした。もしかしたら、宣伝のためだけに誇張表現しているのかもしれないとも疑ったりもしました。

でもアメリカのランニング誌「ランナーズワールド」にて、クッション性と反発性を両立させたフォーム材が高い評価を受け、ベストイノベーションプロダクトを受賞しています。

実際にアメリカで高く評価されて受賞までしているとなると、誇張表現であるわけがありません。

それでも短い時間の試し履きでは、どうしてもフロートライドの良さが掴むことができず、「よく分からないシューズ」ということで、これまでRUNNING STREET 365でもレビューをあまりしていませんでした。

今回エントリーモデルであるフォーエバー フロートライド エナジーを、1週間じっくりと履いてレビューできる機会をいただき、これまでよりも時間をかけてフロートライドと向き合うことができました。

ただし、フォーエバー フロートライド エナジーもファーストインプレッションとしては「特徴のないシューズ」というのが率直な感想でした。

可もなく不可もなくで、エントリーモデルなら仕方がないかと思いながら走りましたが、いくらなんでもこんな平凡なシューズであるはずがないと考え、シューズの特性を探るべく様々なトライを行いました。

それでも個性が感じられず、もう無理かなと諦めかけたときに、一瞬だけ体がスッと前に進むのを感じました。自分でも何をしたのかは分かりませんでしたが、まるで水の上を滑るような感覚が残っています。

その瞬間、脳内のシナプスが次々と接続されていきます。「フロートライド(FLOAT RIDE)=浮きに乗る」。まさにソール材の名前そのものが、このランニングシューズを履きこなすヒントになっていたことに気づいたわけです。

そこで、私が試したのは忍者が水の上を渡るときに使ったとされる水蜘蛛のイメージです。地面を押したり蹴ったりするのではなく、膝下で接地した足をそのまま後ろに流すようにして走ります。

するとどうでしょう。体がスッと前に進みます。力を込めなくてもどんどんと前に進んでいきます。まるで魔法でも使っているかのようです。

ただ、その感覚は長くは続きませんでした。走り方に問題があるのではなく、これまで使っていない筋肉を使うため、ふくらはぎの奥深くにある筋肉が悲鳴を上げました。ただ、そこでひとつのことを確信しました。

フロートライドは「走る」のではなく「乗る」ということ。

それに気づいてからはフォーエバー フロートライド エナジーでランニングすることが、楽しくて仕方ありません。まるで新しいおもちゃを手にした子どものように、フロートライドで走っています(筋肉に過負荷にならない範囲で)。

なぜフロートライドがそのような走り方に合うのか、その答えは分かりませんが、推測することは簡単でした。

足を蹴らずに後ろに流す感覚というのは身に覚えがあります。それはジムにあるトレッドミルの走り方で、トレッドミルは地面が動くので、物理的にどうしても足が後ろに流されてしまいます。

フロートライドの走り方は、足が流されてしまう走り方を再現したもので、普段からトレッドミルを使っている人にしてみれば、自然な動きなわけです。

そもそもリーボックがターゲットにしているのが、ジムなどでフィットネスを行う人たちで、そういう人たちはランニングも屋外ではなく、トレッドミルを使うわけです。シューズ構造の原点がトレッドミルにあってもおかしくありません。

その走りにぴったりなランニングシューズがフロートライドというわけです。

これがフロートライドの設計者の意図に合っているかは分かりません。あくまでも想像です。ただ、少なくとも今回履いたフロートライド エナジーのポテンシャルを引き出せる走り方のひとつなのは間違いありません。

ただ、この走り方ではスピードを出すのは簡単ではありません。フルマラソンを3時間20分くらいで走る私の場合、フォーエバー フロートライド エナジーですと、キロ5分〜5分30秒くらいが最も気持ちよく走れます。

リーボックが公表しているフロートライドシリーズチャートではサブ4.5〜5以上のランナーのレース向け、サブ3.5〜4のロング走やLSD、リカバリー向けとなっていますので、私の感覚ともほぼ一致します。

今回履いたフォーエバー フロートライド エナジーはできるだけ力を入れずに、足も消耗させずに気持ちよく走るシューズという位置づけです。

おそらくこれよりも上のクラスのフロートライドは、足を流しつつも前足部で地面を蹴る、押し出す、もしくは回転数を上げるという動作が加わってスピードを出すのでしょう。

ただ不思議なもので、フォーエバー フロートライド エナジーを履いていると、ランニングはこういうのでいいのではないかという気持ちにさせられます。

自己ベスト更新を狙って走るランニングも楽しさはありますが、例えば朝起きて、目が完全に覚める前にフォーエバー フロートライド エナジーを履いてランニングに出かける。スピードも何も考えずに水の上をライドするように走る。

自分を追い込むこともなく、体の反応に任せて前に進むと、徐々に目が冷めていき、それと同時に心も体も満たされていく感覚に包まれます。いつまでも走り続けたい気分になるけど30分くらいで切り上げる。

それは至福のひとときです。

そういうランニングなら毎日でも続くはずです。頑張ろうと思うから練習が続かなくなります。結果が出ないから諦めてしまいます。でも、最初から頑張らず結果も目指さないでフォーエバー フロートライド エナジーで気持ちよく走る。

欧米にはそういうランニング文化があるのかもしれません。マラソン大会に向けて頑張るのではなく、人生を楽しむためのランニング。フロートライドはそんなランニングをサポートするのに最適な1足です。

もちろん、フロートライドラン ファスト プロのように、世界で戦うランニングシューズも用意されていますし、フロートライド ファストのように、自己ベスト更新を狙えるラインナップもあります。

でもフロートライドのポテンシャルを最大限に引き出せるのは、エントリーモデルのフロートライド エナジーかもしれません。

ただし、ひとつだけ気をつけたいのは、フォーエバー フロートライド エナジーに合った走り方をしない限り、フォーエバー フロートライド エナジーはどこにでもある平凡なランニングシューズになってしまうということです。

地面を蹴るのでもなければ、地面を押すのでもない。忍者の水蜘蛛をイメージして滑るように足を後ろに流す感覚。これを意識して走ってみてください。トレッドミルで走ったことがある人は、トレッドミルでのランニングを意識してみましょう。

最初はふくらはぎが痛むかもしれませんので、違和感があったらすぐに止まってください。フォーエバー フロートライド エナジーに合った筋肉の使い方ができるようになるまでしばらくかかりますので、気をつけてください。

慣れてしまえば、フォーエバー フロートライド エナジーは最高の相棒になって走る喜びを与えてくれるはずです。

これだけの体験ができて、税抜で1足9,990円というのはかなりお買い得なランニングシューズです。ガツガツ走るのではなく、もっとのんびり自分のペースでランニングを楽しみたい人におすすめです。

フォーエバー フロートライド エナジー商品概要

価格9,990円(税抜)
サイズMEN'S:25.0-31.0cm
LADIES:22.0-27.0cm
重さ250g/27cm
オフセット10mm

東京マラソン2020は何が変わるのか

東京マラソン2020では都民エントリー枠が追加されることが話題になりましたが、それ以外にも2019年からの変更点がいくつかあります。これまでと何が変わるのか、どのような点に気をつければいいのかをご紹介してきます

参加料は10,800円から16,200円へ

まず大きな話題となった参加費アップですが、フルマラソンの参加費は10,800円から16,200円に変更になります。これまでが安すぎたということもありますが、大会警備費が年々上がっており、スポンサーが負担しきれなくなったことが最も大きな理由として考えられます。

東京マラソンは1人あたりのコストが5万円以上かかると言われていますので、税抜5,000円のアップでは焼け石に水ですが、できるだけスポンサーに頼らない体制を整えることが求められているのでしょう。

さすがに16,200円となると躊躇する人も増えるかもしれません。もしかしたら、倍率は少しだけ下がる可能性があります。

東京都民のための都民エントリー

東京マラソンは東京都の税金も使われていますし、不便な思いをするのも都民です。だったら都民が優先されてもいいじゃないかということで、2020年には都民枠でのエントリーが行われます。

都民枠は1,000人ですが、抽選に外れても自動的に一般枠での申込みにシフトされます。このため2回のチャンスがあり、ONE TOKYOプレミアムメンバーエントリーなら3回も抽選を受けられることになります。

都民枠の申込期間は2019年7月22日(月)10:00~7月31日(水)17:00までです。東京都にお住まいの方はエントリーを忘れないようにしてください。

マイエントリーの導入

参加者にとってよく分からないもののひとつが、このマイエントリーの導入かもしれません。突如として現れた「マイエントリー」という単語ですが、マイエントリーはエントリー登録完了時に自動で作成されるページで、そこで参加案内などを確認できます。

東京マラソン2020からは、サステナビリティへの取組みの一環としてペーパーレス化を進めていきます。これまで参加ランナーへ配送されていた参加のご案内・記録証などは全て「マイエントリ―」にてデータで確認することになります。

ペーパーレスになることで少し混乱が起きそうですが、おそらくマラソン大会は全体的にこの流れになっていくはずです。参加案内が送られてこなくても不安にならずに、マイエントリーを確認しましょう。

連続落選枠に向けた取り組み

東京マラソンは2023年から連続落選枠が設けられます。

対象となるのはONE TOKYOプレミアムメンバー及びクラブメンバーで、ONE TOKYO会員専用の「簡単エントリ―」を使ってランナー申込みを行い、2020大会以降、3大会連続で落選された方を対象に、2023大会から「連続落選者抽選」を行います。

これにより、都民であれば最大4回も抽選を受けられるようになりますので、かなり当選率がアップします。ただし、連続落選者抽選を受けるにはONE TOKYOプレミアムメンバー及びクラブメンバーであることが必須です。

東京マラソン2020からが対象ですので、東京マラソンを絶対に走りたいという人はONE TOKYO会員に登録しておきましょう。

東京マラソン2020エントリースケジュール

最後に東京マラソン2020のエントリースケジュールについて見ていきましょう。

07月02日 ONE TOKYOプレミアムメンバーエントリー開始
07月02日 チャリティエントリ―(個人チャリティ)開始
07月22日 チャリティエントリ―(クラウドファンディング)開始
07月22日 チャリティエントリ―(アクティブチャリティ)開始
07月22日 都民エントリー開始
08月01日 一般エントリー開始

8月上旬:ONE TOKYOプレミアムメンバーエントリー当選発表
9月上旬:都民エントリー当選発表
9月下旬:一般エントリー当選発表

ONE TOKYOのエントリーは7月2日から始まります。抽選ですが忘れないように注意してください。同時にチャリティエントリーも始まります。まずは個人チャリティということで、10万円以上の寄付をした3,700名が先着順で参加権を得ることができます。

またクラウドファンディングは300名分の枠がありますが。クラウドファンディングで集めた金額上位から300名ですので、よほど知名度のある人でないと参加枠は得られません。

アクティブチャリティは寄付額が20万円ですので、ハードルがかなり上がります。29の事業に対して寄付を募り、先着順で1000名がアクティブチャリティで参加権を得ることができます。

まとめ

いよいよ始まるオリンピックイヤーに開催される東京マラソン募集。参加費がアップしたことで倍率は少し下がるかもしれませんが、ランナー人口もやや増えた感じもあり、激戦であることには変わりありません。

ただし、都民枠が設けられ、さらには2023年の連続落選枠に向けての取り組みも2020年から始まります。より参加しやすい大会に近づくための第一歩が東京マラソン2020です。

まだ走ったことのないランナーさんや、また走りたいと思っているランナーさんは、それぞれのエントリー開始日を忘れないように気をつけましょう。

本日発売日「ランナーズ」「ランニングマガジン・クリール」

「ランナーズ」「ランニングマガジン・クリール」8月号は6月22日が発売日です!

ランナーズ8月号

【特集】脳を鍛えて速くなる!
【特集】今夏「クロカンを走ろ!」
【連載】本気で目指すなら年間365日「太もも」強化を!

ランナーズ8月号で気になる記事は特集の「脳を鍛えて速くなる!」です。これだけではまったく内容が分からないだけに、余計に気になります。ランニングは筋肉で行うものですが、脳と走りはどう影響するのでしょう?

もうひとつの特集もきになりますが、それ以上にランナーにチェックしてもらいたいのが、連載の「本気で目指すなら年間365日「太もも」強化を!」です。速く走るのに必要なのはやはりパワーです。そのための太ももを強化する方法を学びましょう。

ランニングマガジン・クリール8月号

【特集】理想のフォームで走り込む!
【特集】ランに効くピラティス
【特集】ランナー的基礎栄養学

ランニングマガジン・クリール8月号のメインとなるのがランニングフォームの考え方と定着させる方法です。「理想のフォームなどない」というのがRUNNING STREET 365のスタンスだからこそ、「理想」が気になります。

また、ランニングのためにピラティスを10年前くらいから導入している身としては、「ランに効くピラティス」も読んでもらいたい特集です。栄養学の基礎も学べる1冊なので、かなり充実した内容がぎっしり詰まっています。

ブルックスはランニングシューズの黒船になれるのか

アメリカ合衆国で最大手のランニングシューズメーカーのブルックス。これまでも一部のショップでラインナップされていましたが、2019年の冬から本格的に日本市場に参入することになりました。

今回の参入はリカバリー用ランニングシューズのMEDIFOAMで注目されているアキレスと伊藤忠商事が、日本国内におけるシューズ総代理店契約を締結したというのがポイントで、両社の持つ販売ネットワークにより、ブルックスのランニングシューズが日本中に展開されていきます。

ブルックスのランニングシューズは、ランナーは1人1人走り方が違うという考え方をベースに、科学と生物力学を取り入れて開発されています。そして、ブルックスのシューズを履くことで、幸せなランニングを提供することをコンセプトにしています。

シューズの質の高さは、ランニング大国であるアメリカ合衆国での人気からも分かるように疑う余地がありません。そんなランニングシューズが日本に本格参入するわけですから、日本のランニングシューズ業界はさらに活性化することが期待できます。

ただし、それは「ブルックスのランニングシューズを選ぶメリットを日本の消費者が感じ取ることができれば」という条件が付きます。

日本ではナイキが爆発的にシェアを伸ばしています。ランニング人口の伸び悩みもあり、アシックスもミズノも思うようにランニングシューズが売れなくなったところにナイキブームの到来。

そこにブルックスが参入してはたして生き残ることができるのか。ランニングシューズ好きとしてはとても興味深い状況になっています。

日本のランニングシューズ市場は少し特殊で、とにかく速く走れるシューズが売れます。ほとんどのランナーが自分のスキルよりも1ランクも2ランクも上のランニングシューズを履く傾向にあります。

サブ4やサブ5を狙うランナーが、ナイキのズームフライを履いているのを見て「なんだかなぁ」と思いつつも、常に最上を求める日本人らしさがそういうところからも伝わってきます。

ブルックスもそのことは重々承知で、これまでもトップクラスのランナー向けにハイペリオンという高速シューズを販売してきましたが、2020年にはさらに進化したランニングシューズの発売が予定されています。

そのランニングシューズはすでに2018年のボストンマラソンで、女子優勝者であるデジレ・リンデン選手をサポートしていました。ボストンマラソンを制するシューズですので、ナイキと競い合えるだけのポテンシャルがあることになります。

このようにトップランナーが世界で戦うためのランニングシューズを引っさげてブルックスは日本進出を図ります。インパクトとしては十分でしょう。

ただ、いいものが売れるわけではないというのは、各シューズメーカーがこの数年間、常に頭を悩まし続けてきた大きな問題でもあります。シューズはシューズの質だけで売れるのではなく、マーケティングがあって売れます。

ナイキのランニングシューズが売れるのは、シューズのポテンシャルの高さもさることながら、何よりもマーケティングの上手さが光ります。

ブルックスが日本のランニング業界において黒船になれるかどうかは、ほぼマーケティングにかかっていると言っても過言ではありません。ただし、マーケティングと言ってもお金をかければいいというわけでもありません。

これがマーケティングの難しいところです。

もしブルックスのランニングシューズを日本で売るとしたら、おそらくランニングにおける新しいムーブメントを用意しなくてはいけません。なぜなら、現在の日本人ランナーの走り方では、ブルックスのランニングシューズで気持ちよく走ることが難しいためです。

日本人ランナーは今や猫も杓子もフォアフットです。ブルックスのランニングシューズを見てもらえば分かりますように、つま先がかなり浮いています。このタイプのランニングシューズは、中足部もしくは踵側で着地をして、前足部で地面を蹴り出す走り方をします。

論より証拠ではありませんが上記の動画を見てもらえば、デジレ・リンデン選手が明らかに踵側から着地しているのが分かります。

ここではフォアフットがいいのか、ミッドフットがいいのかという議論はしませんが、多くの日本人ランナーがフォアフットを取り入れているため、ブルックスのランニングシューズとの相性に不安材料があります。

だからブルックスがランニングシューズを売るには、フォアフットではない走り方をするためのストーリーを用意しなくてはいけません。なぜ、その走り方をすべきなのかを伝えて売らないと「走りにくいシューズ」で終わってしまいます。

とはいえ、すでにお伝えしましたように、ブルックスは「ランナーは1人1人走り方が違う」ことを前提にランニングシューズを開発していますので、これに対するなんらかの回答をすでに持っているはずです。

そういう点も含めて、ブルックスの参入を楽しみにしています。

50代60代のランナーにとってはブルックスは懐かしく、20代30代のランナーにとってはブルックスは新鮮です。大きくブレイクする環境は整っています。あとは、これまでにないムーブメントをいかにして起こしていくのか。

2019年の冬に向けていったいどのような動きがあるのか、ぜひブルックスという存在を意識してください。RUNNING STREET 365でも最新情報が入り次第お伝えしていきます。

柔らかすぎないBOOST!アディダス『PULSEBOOST HD』

マラソンの世界はナイキのエアズームシリーズを中心に回っていますが、アディダスのBOOST™フォームは現在も、クッション性と反発力を兼ね備えた素材であることには変わりありません。

ただ、ソールの薄いシューズを好む日本人ランナーにとっては、走らされている感覚が強く、なおかつ柔らかすぎるクッション性から、走りづらいと感じている人も多いかと思います。

BOOST™フォームの柔らかさが合わずに、他社のランニングシューズに移行した人もいますよね。

そんなBOOST™フォームに改良が加えられ、これまでのような柔らかすぎるフォームではなく、硬度を増したBOOST™フォーム「BOOST HD」が誕生しました。これまでのBOOST™フォームとは違い、硬さがあるのでしっかりと地面をつかむことができます。

ただ、BOOST HDが最初に搭載されたのはレースシューズではなく、シティランに適したランニングシューズ「Pulseboost HD」でした。

「Pulseboost HD」は街を走っている間での急な停止やコーナーリングを想定し、クッション性と反発力の高次元な両立に加え、BOOST HDを搭載することで、従来のシティランモデルのPUREBOOSTと比べて安定性が増しています。

また、「Pulseboost HD」のアッパーはニット素材を採用したことで、これまで以上のフィット感と追従性を得られるようになっています。もちろんアウトソールも最新技術を導入したモデルで、より高いグリップ性を得られます。

Pulseboost HDはシティラン専用のランニングシューズということで、各キーシティ限定(東京, パリ, ロンドン, ニューヨーク, ロサンゼルス)のSpotifyプレイリストにアクセスできるQRコードを右足にプリントしています。

これにより、東京でQRコードを読み込めば、東京のプレイリスト。ニューヨークで読み込めば、ニューヨークのプレイリストで音楽を楽しむことができます。

シティラン向けということもあり、ファッションとの融合もしやすく、それでいて機能性も高いということで、ただのファッション用ランニングシューズではない1足に仕上がっています。

ソールに硬さがついたことで、よりコントロールしやすいシューズになっていますので、自由自在に街を駆け抜けることができるようになっています。

いずれBOOST HDがレース用シューズにも展開される可能性がありますが、まだそれについての発表はありません。ですので、まずはPulseboost HDでシューズをコントロールするという感覚を楽しんでみてはいかがでしょう。

先行発売は6月20日AM10:00からで、アディダス オンラインショップ、アディダス ブランドコアストア渋谷・原宿・新宿・大阪で購入できます。街履きできるジョグシューズが欲しかったというランナーさんは要チェックです。

Pulseboost HD製品概要

カラーグレーワンF17/シルバーメット/ランニングホワイト
サイズ22.0-31.0cm
販売価格14,000円(税抜)
ミッドソールドロップ8mm(ヒール: 18mm / 前足部: 10mm)
販売店舗アディダス オンラインショップ
アディダス ブランドコアストア渋谷・原宿・新宿・大阪

どれを選べばいい?7月4日発売「2019 ナイキ ズーム シリーズ」

世界中のランナーが注目しているナイキのランニングシューズ。その2019年モデルが2019年7月4日に発売になりますが(ペガサス 36はすでに発売中)、種類が多くて結局どれを選べばいいのか分からないというランナーさんもいると思います。

ここでは、そんな「2019 ナイキ ズーム シリーズ」のラインナップや、それぞれのシューズの特徴、そして選び方について詳しくご紹介していきます。

2019 ナイキ ズーム シリーズラインナップ

  • ナイキ エア ズーム ペガサス 36
  • ナイキ ズーム ペガサス ターボ 2
  • ナイキ ズーム フライ 3
  • ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%

この4つのモデルがナイキ ズーム シリーズのラインナップになります。「ヴェイパーフライ 4%はないの?」と思われるかもしれませんが、ヴェイパーフライ 4%はヴェイパーフライ ネクスト%の登場により、ラインナップから外れました。

それぞれ前作よりもバージョンアップしていますので、どのような特徴があるのかを見ていきましょう。

ナイキ エア ズーム ペガサス 36

ナイキ エア ズーム ペガサス 36はすでにレビュー記事を書きましたが、基本的なスペックはペガサス 35のマイナーチェンジとなっています。履き口が薄くなっていることと、アッパー素材の通気性が上がっただけです。

ただし、実際に履いてみるとペガサス 35よりも、スピードが出やすい感覚があります。それでもキロ4分よりも遅いくらいのペースで走るのに適しているシューズですので、トップランナーのレース用にはスペック不足です。

ナイキ ズーム ペガサス ターボ 2

ナイキ ズーム ペガサス ターボ 2もアッパー素材に改良が加わっています。半透明の素材と隆起のあるメッシュを活用することで、これまで以上に軽量なアッパーに仕上がっています。

前作と明らかに違うのがシューレースのパターンです。以前のモデルはペガサス 35と同じシューレースパターンでしたが、より速いスピードでも足に追従させるために、これまでにない斬新なパターンに変更されています。

ソールには大きな変更がないようですので、走りそのものの感覚は従来のままで、より高いフィット感を得られるようになったと考えてください。

ナイキ ズーム フライ 3

ナイキ ズーム フライ 3は今回のモデルから、アーチを少し高く設定したウィメンズモデルがラインナップされました。アッパー素材が軽量化され、より高いフィット感を得られるように改良されています。

さらに、シューズのオフセットによって、アキレス腱への負担が小さくするなどの工夫もされています。もちろんカーボンプレートが内蔵されており、ナイキ史上屈指の速さと効率の良さを誇る1足です。

ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%

現時点ではナイキの最高傑作とも呼べるランニングシューズがナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%です。エリートアスリートの意見を取り入れて、通気性の高いアッパー素材を採用しています。

このアッパーは水を吸わないため、雨の日のレースでもシューズが重くなることもありません。さらには雨対策としてソールのトラクションパターンが採用され、これまで以上に高いグリップ力を発揮します。

アッパーで軽量化ができているため、フォーム材のナイキ ズーム Xフォームの15%増量を実現し、最大で85%のエネルギーリターンを得られるランニングシューズに仕上がっています。

2019 ナイキ ズーム シリーズの選び方

4種類のランニングシューズのすべてに魅力があるように感じたかもしれませんが、それぞれのランニングシューズには特徴があり、ランナーごとに最適な1足が違います。まずはシューズを2種類に分類します。

足裏全体で着地するランニングシューズ

  • ナイキ エア ズーム ペガサス 36
  • ナイキ ズーム ペガサス ターボ 2

前足部で着地(フォアフット)するランニングシューズ

  • ナイキ ズーム フライ 3
  • ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%

このような書き方をすると「自分はフォアフット着地だから下の2足から選ぶのか」と思うかもしれませんが、それは半分正解ですが半分不正解です。

そもそも、ナイキの思想としては「ランニングは足裏全体で着地するもの」という考え方があります。ただしトップランナーは走るスピードが速いため、レースペースで走るときには無意識でフォアフットになります(100m走で踵をつけて走る人がいないのと同じ原理です)。

普段はペタペタ走っていても、徐々にスピードを上げていったときには、フォアフット着地でないと足の回転が間に合わなくなります。それくらいにまで追い込む人のためにナイキ ズーム フライ 3とナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%があります。

上記のポイントを踏まえたうえで、シューズを選ぶときには下記の基準を参考にしてください。

ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%

  • フルマラソン2時間30分以内で走るレースシューズ

ナイキ ズーム フライ 3

  • フルマラソン2時間30分〜3時間で走るレースシューズ
  • キロ3分台でのスピード練習用

ナイキ ズーム ペガサス ターボ 2

  • フルマラソン3時間〜3時間30分で走るレースシューズ
  • サブ3ランナーのロング走用

ナイキ エア ズーム ペガサス 36

  • フルマラソン3時間30分以上で走るレースシューズ
  • サブ3ランナーのリカバリー用

あくまでも目安ですが、上の2種類はフルマラソン2時間台で走るためのランニングシューズで、ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%は1分1秒を削る必要のあるランナーのための1足です。

ナイキ ズーム ペガサス ターボ 2とキ エア ズーム ペガサス 36の関係が少し複雑ですが、サブ3を狙うのであればナイキ ズーム ペガサス ターボ 2、それ以外ならナイキ エア ズーム ペガサス 36を選びましょう。

この2足はサブ3ランナーのロング走やリカバリーランにも利用できます。ネクスト%とズーム フライは耐久性があまり高くありませんので、サブ3ランナーはリカバリー用やロング走用をレースシューズとは別に用意しましょう。

このように、走力ごとに最適なランニングシューズは違います。自分の走力や目標タイムを考慮して、2019 ナイキ ズーム シリーズの中から自分に最適な1足もしくは2足の組み合わせを見つけ出しましょう。

HOKA ONE ONE「CARBON X」に新色が登場!

2019年に注目されているランニングシューズのひとつが、HOKA ONE ONEの「CARBON X」です。HOKA ONE ONEの技術とノウハウを集結させて作った最高傑作のCARBON Xは、すでに入手困難の状態が続いています。

CARBON Xはナイキのヴェイパーフライを思わせる「厚底×カーボンプレート」のランニングシューズですが、いずれもHOKA ONE ONEが先駆者であることは意外と知られていません。

実際にCARBON Xを履いてレビューをしたわけではありませんが、すでに世界中に愛用者がおり、それぞれが良い記録を出しているという実績があります。実績という意味では、注目の的になって当然の1足というわけです。

そんなCARBON Xに早くも新色が登場します。

発売日は7月1日ですので、もう少し待たされることになりますが、6月30日に開催されるサロマ湖100kmウルトラマラソンの展示ブースでは「CARBON X」を試し履きできるそうです。まだ履いたことのないランナーの方は、ぜひその感触を確かめてみましょう。

デザインが違うだけで、構造は既存のモデルと同じですので、試し履きするのが旧モデルであっても気にする必要はありません。履き心地を満足できたなら、7月1日の発売日当日のクリック合戦に挑みましょう。

おそらくオンラインストアは短時間で売り切れてしまいます。確実に手にしたいという人は店舗販売分を狙いましょう。販売を予定している店舗は下記リンク先をチェックしてください。

CARBON X 取扱店舗一覧

ちなみにCARBON Xはヴェイパーフライシリーズと真逆で、踵から着地して、つま先側にシューズ裏をローリングさせて走るタイプのランニングシューズです。フォアフットですとシューズのポテンシャルを引き出すことができません。

正しいフォームで走ってこそ効果が出る1足ですので、走り方が分からないという人も、取扱店舗のスタッフに確認しておきましょう。

CARBON X商品概要

価格24,000円(税抜)
発売日2019年7月1日(月)
サイズMen’s:25.0-30.0cm
Women’s:22.0-25.0cm
重さMen’s:240g/27cm
Women’s:206g/24cm
ソールスペックMen’s:オフセット5mm/ヒール32mm/フォアフット27mm
Women’s:オフセット5mm/ヒール30mm/フォアフット25mm
カラーMen’s:Plein Air/Palace Blue
Women’s:Plein Air/Poppy Red

オールアウトせよ!階段垂直マラソン「ハルカススカイラン2019」

ハルカススカイラン2019

あべのハルカス1610段の階段を駆け上がるハルカススカイラン。今年も開催が決定し、参加者の募集が開始されました。ただ階段を駆け上がる大会で、たった10分ちょっとで終わってしまう特殊なレースですが、年々注目度がアップしている大会でもあります。

ここではそんなハルカススカイランの魅力や参加するときのポイントなどをご紹介していきます。今年は参加してみたいなという人は、ぜひ参考にしてください。

ハルカススカイランの特徴

ハルカススカイランは、大阪のあべのハルカスの1階から60階までを駆け上がる大会です。マラソンのように何時間も走るのではなく、速い人なら10分もかからずにゴールできますが、その苦しさはマラソン以上。

段数はなんと1610段もあり、ただひたすらにゴールを目指して駆け上がります。スタートから頑張りすぎると、途中で1歩も進めなくなるくらいにまで消耗します。でも階段を上がるわけですから、それなりに力は入れないと進めません。

できるだけ力をいれずに階段を上がる技術と、自分の走力とコンディションを見極めて、最適な走りをするクレバーさが求められるのが、ハルカススカイランです。賞金を競い合うエリートの部になると、さらに駆け引きも加わります。

ただ階段を駆け上がるだけなのに、1度参加してしまうと、そこから抜け出すことはまずできないほど沼にハマってしまいます。まずは1回目に大きな挫折があり、2回目には自分の力不足を再確認し、3回目には「もっとやれるはず」の気持ちが膨らみます。

しかも1発勝負ですので、取り返しが効きません。そういう中で、いかに自分をコントロールできるか。そして、スタートラインに立つまでに、どれだけの努力をしてきたのかを問われます。

レース中には何度も「もういいじゃないか」と心が折れそうになります。でも、そんな弱い自分を振り切って1歩前に進む。その瞬間に過去の自分を越えていくことができます。

マラソンでは味わえない達成感と苦しみ。1年に1回くらいは体験してみてはいかがでしょう。垂直階段マラソンは世界的なブームで、ハルカススカイランはVertical World Circuitの世界戦のひとつです。

階段の魅力にハマったら、世界中の階段マラソンに挑戦するという未来も用意されています。年々定員が埋まる期間が短くなっていますので、できるだけ早めのエントリーをおすすめします。

Vertical World Circuitとは

バーティカル・ワールド・サーキットは、2009年より世界の主要都市の超高層ビルの階段を舞台に開催されてきた、階段垂直マラソンの世界シリーズ戦です。

2019年度はソウル、ミラン、ホーチミン、パリ、ニューヨーク、北京、上海、ドバイ、ロンドン、香港、大阪 にて開催されます。各大会での取得ポイントを通年で競い合い、その年のチャンピオンを決定します。

大阪ラウンドであるハルカススカイランは、全11戦中の第10戦に位置付けられ年間チャンピオンを狙うためにとても重要なレースで、世界中から階段マラソンランナーが集結します。

過去大会のおすすめレポート

RUNNING STREET 365
日本一早いマラソンレポート「ハルカススカイラン2018」
日本一早いマラソンレポート「ハルカススカイラン2017」
日本一早いマラソンレポート「ハルカススカイラン(HARUKAS SKYRUN)」

ミニベロで時速60km ~最速への道~
垂直ラン1610段の階段を駆け上がれ!ハルカススカイラン2018に参加してきた

Suzuka to the world!!
ハルカススカイラン2018

月間走行距離なんて知りません
ハルカススカイラン2018レポート〜屈辱の13分13秒〜

ハルカススカイランアクセス&宿泊

ハルカススカイランの開催地は大阪の天王寺にあるあべのハルカスです。Osaka Metro御堂筋線の天王寺駅下車すぐですので、新大阪駅や梅田駅からのアクセスも簡単です。

一般の部は午前の部と午後の部を選んでエントリーができますので、関東からの日帰り参加も可能です。ただ10分ちょっとのために日帰りするのはもったいないので、できれば前泊して午前中のレース参加がおすすめです。

宿泊は天王寺周辺でかまいませんが、宿泊費を抑えたいという人は新今宮周辺の安宿を利用しましょう。タバコ臭いという難点があるものの、格安で宿泊することが出来ます。ただしあまり安全ではない西成地区ですので女性の宿泊はおすすめしません。

天王寺に宿泊しないのであれば、御堂筋線ならどこでも同じだと考えて、梅田駅やなんば駅周辺に宿を確保するのもおすすめです。大阪は観光地ですので、条件のいい宿はすぐに埋まります。エントリーしたらすぐに楽天トラベルなどで宿泊予約をしましょう。

交通費も抑えたいという人は、夜行バスを利用して大阪入りしましょう。新幹線移動の半額で大阪まで行くことができます。ただし、寝不足になりますので、レースで結果を出したい人は新幹線や飛行機を使っての移動をおすすめします。

大会詳細情報

エントリーサイト:RUNNET / スポーツエントリー / スポーツナビDo

HARUKAS SKYRUN 2019
開催日2019年11月10日(日)
エントリー期間2019年6月15日~2019年10月6日
参加者決定方法先着
種目エリートの部
団体の部
一般ランナーの部
高校の部
中学の部
小学の部
ペアの部
スタート時間10:00 団体の部
11:00 一般ランナーの部(AM)
12:00 高校の部
12:05 中学の部
12:10 小学の部(5〜6年生)
13:15 小学の部(3〜4年生)
13:20 小学の部(1〜2年生)
12:30 ペアの部(18歳以上)
13:30 一般ランナーの部(PM)
開催場所大阪府大阪市阿倍野区
大会受付当日:8:00~
受付会場天王寺公園エントランスエリア【てんしば】
大会会場あべのハルカス
参加費一般の部:5,500円
団体の部:16,000円
高校生の部 中学生の部 小学生の部:3,000円
ペアの部:10,000円
定員エリートランナーの部:25人
一般の部(AM):800人
団体の部:100チーム
小中高:100人
ペアの部:50組
一般の部(PM):800人
大会HPhttp://japan-verticalrun.jp/2019/