仲間と挑む!アディダス「TOKYO RUN+5 CHALLENGE」レポート

アディダスのオリジナルイベント「TOKYO RUN+5 CHALLENGE」が2017年11月11日に東京明治神宮軟式野球場を拠点に開催されました。このイベントはアディダスが走ることをもっと自由にするために、これまでにない視点で仲間と走る楽しさを追求したものです。

速く走れるようになるには、自分を追い込むことを求められます。

ジョギングペースで何百キロ走ろうとランナーは速くなれません。でも1人では自分を追い込むには限界があります。そのために一緒に走る仲間がいる。これはアディダスがずっと伝え続けてきたメッセージでもあります。

1人では乗り切ることが出来ない壁も、仲間と一緒なら超えることができる。1人では耐えられない苦しみも仲間と一緒ならいつも以上にがんばることができる。

走るということはとても孤独な作業ですが、そこにたどり着く過程では仲間がいるということが支えになる。アディダスは常にそのことをランナーたちに伝え続けてきました。その集大成ともいえるイベントが「TOKYO RUN+5 CHALLENGE」です。

「TOKYO RUN+5 CHALLENGE」は4km、6km、8km、12kmの4種目がありますが、ただ距離を走るのではなく、2~3ヶ所で5つのアクティビティに挑みます。ランニングのタイムが速いだけでは不足で、仲間と力を合わせて5つのアクティビティをクリアしていきます。

アクティビティは30秒間1人の鬼から逃げ続けるTouch Out、5人6脚でゴールを目指すSynchro Run、5人1組で行うJump Rope、不自由な状況で5人でボールをドリブルしながらゴールを目指すOne Dribble,そして5人がプランク状態でクイズに答えるBrain Pumpの5種目です。

ただ速いだけでなく、クイックネスや持久力、そして知力も問われるイベントが「TOKYO RUN+5 CHALLENGE」です。5人1組ですので1人が飛び抜けてすごいだけではいけません。勝ち抜くためにはチームとしての総合力を問われます。

他にも参加賞のTシャツにプリントをしてもらえるサービスがあり、ゴール後にはさらに盛り上がるためのランニングフェスが用意されていました。ランニングの大きなお祭り。「TOKYO RUN+5 CHALLENGE」はそんな新感覚のイベントです。

このイベントには400チーム2000人の参加がありました。抽選にもなったくらいの注目度の高い大会で、驚くことにこのイベントは参加費無料で開催されます。仲間とともに無料で楽しむことができる。ちょっと贅沢なイベントです。

もちろんイベントとしてはアディダスランニングのシャツを着た2000人が、東京の街を駆け抜けますし、参加者のSNSへの発信を考えると、大きなプロモーションになるのは間違いありません。それでもその根底にあるのは「走ることを楽しんでもらいたい」というアディダスのメッセージです。

ただ、その「楽しむ」というのがファンランのようなものではなく、限界まで自分を追い込むスタイルの「楽しみ」です。ここ数年でフィットネスの世界では、極限まで自分を追い込むスタイルのトレーニングに人気が集まっています。

「TOKYO RUN+5 CHALLENGE」はそれに加えて、仲間と力を合わせるというイベントを組みましたが、さすがに2000人というランナーを受け入れるには、キャパ不足を感じる点がいくつかありました。受付から何をするにしても行列ができてしまいます。

わからない点をスタッフに確認しても、誰もわからないということもありました。ただ、こういう点はいくらでも改善していけることです。最初から100点満点のランニングイベントなんてありません。足りない部分をいかにして補っていく。イベントで重要な点はそこにあります。

そういう意味では、あと1ヶ月早い開催であれば、レース後に行われたフェスイベントがもっと盛り上がったかもしれません。会場ではフードやアルコールを含むドリンクの販売がありましたが、気温の低さと北風の寒さから、ランニング後に早々と会場を離れるチームが目立ちました。

ただ、会場を出て行く参加者の顔は笑顔があります。ランニングイベントとして、多くの参加者が満足できたのではないかと思います。ただ、北風の寒さには敵わなかったのでしょう。もちろん、その状況でも最後までフェスを楽しんだ人もいるのですが、アディダスが本当に振り向かせなくてはいけないのは、寒さに負けて帰ってしまった人たちなのでしょう。

今回はアディダスのシューズをためし履きができるコーナーはありました。これはアディダスの直営店でも、一部の店舗でしか行っていない特別なもので、自分の走り方の癖を科学的にチェックし、最適なシューズを選んでもらえます。

本来なら大行列ができてもいいほどの素晴らしいサービスなのですが、会場内のアナウンスが足りていないことで、そこまで足を運ぶ人がかなり少なめでした、

イベントとしてのプラットフォームはとても素晴らしいものがあります。ただ、「もっとうまくできた」というのは運営側が一番に感じたことかもしれません。むしろそう思ってもらいたいところです。

コンセプトや方向性は、アディダスらしい素晴らしいものでした。

これが9月に開催されていれば、間違いなく参加者は熱狂したはずです。この時期にしか開催できないのには様々な理由があったと思います。ちょうど同日に神宮24時間マラソンが重なって開催となったことはとても悩ましいことだったと思います。ただ、それに対する対応はほぼ完璧だったと思います。

24時間マラソンを走っているランナーには多少なりともストレスになったかもしれませんが、このイベントでできるベストな対応ができていたと思います。参加した人は何も分からなかったかもしれませんが、これがこのイベントでの見えない最大のファインプレーです。

コンセプトは素晴らしく、対応も間違いない。

ただ、1回目の開催ということで、多少ドタバタしたところがありましたし、想定外なこともたくさんあったかと思います。でも誰かが手を抜いていたわけではありません。ほとんどのランナーが満足していたように感じています。

でも100点満点ではありません。思った以上にうまくいったポイントもあれば、想定外だったこともあるはずです。でも、笑顔になるには十分すぎる出来でした。

普段走ることのない、東京の道を楽しんだ人もいるでしょう。真剣勝負として最高のメンバーで勝ちにきた人もいるのでしょう。そういう人たちに等しく満足してもらえる。これは簡単なようでかなり難易度の高いことです。

安全圏で守りに入らないことの大切さ、新しいことに挑戦することの楽しさ。そういう見えないメッセージが詰まったイベントのように感じました。もし、このイベントが5年、10年と続いていくなら、世界中から参加者が集まる面白いイベントになる予感があります。

そこにたどり着く道は決して平坦なものではありません。来年も開催できるかどうかは、アディダスがこれからとても頭を悩ますことだと思います。でも、継続することで見えてくるものはあります。5年続けば「アディダスのTOKYO RUN+5 CHALLENGE参加したい!」そういうランナーの声も聞こえてくるはずです。

そこでアディダスのファンになる人が増える。

そういうイベントに成長していってもらいたいと思います。足りないものは改善し、次のステップに飛び出していく。ただ改善するのではなく、さらにパワーアップして1年後に戻ってきてくれることを期待します。

今回はおそらくアディダスの思惑の半分も果たせていません。このイベントはもっともっと素晴らしいものになるポテンシャルがあります。

ランナーとしてそれを見逃すのはもったいないですよね。そもそもイベントの開催を知らなかったという人もいるかもしれません。東京マラソンのように、誰もが知っているイベントになったとき、東京に新しいランニングの流れが生まれるのでしょう。。

ちなみにこれほど大掛かりなイベントでなくても、アディダスが開催するAR(adidas Runners)の練習会が定期的に開催されています。仲間とともに自分の可能性を限界まで引き出したい、自己ベストのさらに向こう側を目指す人は、ぜひadidas Runners of Tokyoのイベントに参加してみてください。

adidas Runners of Tokyo
https://japan.adidas.com/adidasrunners/

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