GARMINのGPSランニングウォッチForeAthlete 45とForeAthlete 245は何が違う?

今年はGARMINのランニングウォッチのモデルチェンジがあり、ForeAthlete 235はForeAthlete 245に、ForeAthlete 35はForeAthlete 45へとアップデートされました。

ForeAthlete 35とForeAthlete 235はデザインが大きく違ったため、ほとんどのランナーがForeAthlete 235を選んでいましたが、ForeAthlete 45もラウンドタイプになりForeAthlete 245との見た目の違いがあまりありません。

そうなってくると、どちらを選ぶべきなのか悩みますよね。両者には1万円の値段の差がありますが、それを感じるだけの機能差があるのかどうか、詳しく解説していきます。

目次

基本仕様比較

ForeAthlete 45ForeAthlete 245
定価24,800円(税抜)34,800円(税抜)
レンズ素材化学強化ガラスCorning Gorilla ガラス 3
ストラップ素材シリコンシリコン
サイズForeAthlete 45
42×42×11.4mm
外周:129-197mm

ForeAthlete 45S
39.5×39.5×11.4mm
外周:124-185mm
42.3×42.3 ×12.2mm
外周:127-204mm
ディスプレイ1.04インチ(26.3mm)1.2インチ(30.4 mm)
解像度208×208pixel240×240pixel
重量ForeAthlete 45
36g

ForeAthlete 45S
32g
38.5g
稼働時間最大7日間
GPSモード:最大11時間
最大7日間
GPSモード:最大22時間
防水5ATMスイム、5 ATM
カラー表示
内蔵メモリ/履歴200時間分200時間分
センサーGPS
GLONASS
みちびき(補完信号)
Galileo
Garmin Elevateリスト型心拍計
加速度計
GPS
GLONASS
みちびき(補完信号)
Galileo
Garmin Elevateリスト型心拍計
加速度計

基本仕様を比較すると、ForeAthlete 245のほうが高スペックなのが分かります。ForeAthlete 245のレンズ素材は傷のつきにくいゴリラガラスになっていますし、解像度もやや高めです。

ただ、ここで大きな違いになるのは、GPSモードでの使用時間です。ForeAthlete 45は11時間しか使えないのに対して、ForeAthlete 245は倍の22時間使えます。このためほんの少しだけ重くなっていますが、気になるほどではありません。

もし、ウルトラマラソンやトレランなどで11時間以上かかるレースに出るというのであれば、ForeAthlete 245を選ぶしかありません。また、ForeAthlete 245はスイムにも対応していますので、トライアスロンにも利用できます。

さらにForeAthlete 245には音楽を再生できるForeAthlete 245 Musicがありますので、ランニング中にスマホを持たず音楽を聴きたい人に適しています。

ForeAthlete 45だけの特徴としてはSサイズがあるということです。手首が細い女性は通常サイズが大きく感じることもあるかと思います。ForeAthlete 45ならコンパクトなForeAthlete 45Sがあるのでジャストサイズのモデルを選べます。

ライフログ機能は同等

ライフログ機能でできることには違いはありません。

・歩数測定
・ムーブバー(一定時間動かないと運動を促す)
・歩数の自動目標設定
・睡眠管理
・消費カロリー
・移動距離
・週間運動量
・フィットネス年齢
・Body Battery計測
・ストレスレベル計測

一般的な活動量計でできることは網羅しています。フィットネス年齢やBody Battery計測、ストレスレベル計測などGARMIN独自の指標も分かりますので、効率よくトレーニングできる内容になっています。

ForeAthlete 45もForeAthlete 245もできることは同じですので、ライフログ機能面ではどちらを選んでも構いません。

ForeAthlete 45は分析ができない

ForeAthlete 45ForeAthlete 245
自動ポーズ
インターバルトレーニング
ワークアウト
ダウンロード可能なトレーニングプラン
自動ラップ
手動ラップ
設定可能なラップアラート
VO2Max
トレーニング ステータス(有効性)
トレーニング負荷
トレーニング効果(有酸素・無酸素)
音声指示
到着予想時間
パーチャルパートナー
レース
コースガイド

ForeAthlete 45のForeAthlete 245トレーニングに関する機能を比較してみました。ここから分かるのは、ForeAthlete 45はランニングによって出た結果に対しての分析ができないということです。

計測した結果を記録して確認する。それがForeAthlete 45のできることで、その計測データを使ってトレーニングが適正なのかどうかを判断しようと思うと、ForeAthlete 245が必要になるということです。

これは心拍機能でも同じで、ForeAthlete 45は心拍測定はできますが、それを使っての分析ができません。分析できるForeAthlete 245はリカバリーにどれくらいの時間が必要なのかリカバリータイムを表示できます。

Running Dynamics Pod

分析をしないのでRunning Dynamics Podを使うこともできません。さらに、ForeAthlete 245はレース予想タイムを提示してくれますが、ForeAthlete 45にはその機能がありません。

ここで大事なのは、その分析結果が自分にとって必要なのかどうかを見極めるという点です。初めてGPSランニングウォッチを使う人や、これまで使っていたモデルでそこまで使いこなせていないという人には、分析は不要な機能です。

また、定期的にトレーニングをしないという人にもあまり意味のない機能になります。ランニングを1週間に1〜2回しかしない人や、ストイックに追い込んでトレーニングをしないならForeAthlete 245はオーバースペックということになります。

どちらを選ぶべきか

ここまでの説明で自分がどちらを選ぶべきか、なんとなくは把握できたかと思います。そこで最後にまとめの意味も込めて、ForeAthlete 45とForeAthlete 245のそれぞれ、どのような人が適しているのかまとめておきます。

ForeAthlete 45が適している人

・心拍数とランニングのペースが分かればいい
・週に1〜2回程度のランニングしかしない
・分析に興味がない
・GPSランニングウォッチを安く購入したい
・手首が細い

ForeAthlete 245が適している人

・ウルトラマラソン、トレラン、トライアスロンのレースに出る
・ほぼ毎日のように走っている
・ストイックに記録を追いかけたい
・自分の体について分析するのが好き
・スマホを持たずに音楽を聴きたい

これでも迷っているならForeAthlete 245を買っておけば間違いありません。ForeAthlete 245はForeAthlete 45の機能をほぼすべて網羅しています。唯一違いがあるのは、ForeAthlete 45にSサイズがあるという点です。

サイズに問題がなく、どちらか選べないという人は、買ってから後悔しないためにもForeAthlete 245がおすすめです。



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