ロードの快適さをトレイルに!「ナイキ エア ズーム ペガサス 36 トレイル」

ロード用のランニングシューズを作っているメーカーにとって、トレランシューズというのは鬼門とも呼べる存在で、これまでアディダス、アシックス、ミズノなどの錚々たるメーカーが進出していますが、いまいち結果が残せていません。

トップクラスのトレイルランナーの多くが、すでに既存のトレランシューズメーカーと契約をしているというのも影響するのでしょうが、トレイルの世界でシューズを売るなら、レースで結果を残すしかありません。

でも、ロード用シューズを作っているメーカーのトレランシューズが不評ということはありません。むしろ、ロードシューズに近い感覚で履くことができ、かなり高い評価を受けています。

なのにブレイクしないというのが、トレランシューズの難しさです。

そんなトレラン業界に対して、いま最も勢いのあるランニングシューズメーカーであるナイキが仕掛けました。「ナイキ エア ズーム ペガサス 36 トレイル」今シーズン発売されるナイキ エア ズーム ペガサス 36 のトレイルモデルです。

「ロード向けのランニングシューズのペガサスをベースに、同じ形状、フィット感と履き心地を提供します」とリリースには書かれていますので、おそらく同じ木型を使って作られたということでしょう。

ただ、残念ながらナイキ エア ズーム ペガサス 36 が現行モデルに対して、どのような相違点があるのかが分からないため、ナイキ エア ズーム ペガサス 36 トレイルも完全にブラックボックスです。

ナイキはペガサス 34からペガサス 35に移行するときに、「従来と同じ」を主張しながらも、フォアフット向きのシューズをミッドフット向きのシューズに変えましたので、ペガサス 36も大きな変化がある可能性が考えられます。

はっきりしているのは、ロードシューズであるナイキ エア ズーム ペガサス 36と同等の履き心地を得られるということです。このため、ロード用のシューズとしてナイキ エア ズーム ペガサス 36を選んだ人は、違和感なくこのトレランシューズを受け入れることができるはずです。

・通気性を高めたメッシュアッパー
・トレイルでの耐久性アップのための補強
・ズーム エア ユニットを前足部と踵部に内臓
・アウトソールはトレイルに対応

ナイキ エア ズーム ペガサス 36からの変更点はこの4点です。トレランシューズに求められる機能をすべて持たせたということになりますが、気になるのはズーム エア ユニットです。

トレランシューズは荒れた路面からの衝撃を和らげる機能が必要とされていますが、ズーム エア ユニットがどれだけ効果的なのかによって、このトレランシューズの評価が変わってきます。

ナイキとしては「反発性と安定性」を発揮するとしていますので、着地時に安定することを重視しているのが分かります。文字通りに受取れば、体のバランスを崩しにくいトレランシューズということになります。

路面の突き上げをズーム エア ユニットが吸収してしまうというイメージかも知れません。

とにかく実際に履いてみないことには評価ができない1足ですが、このタイミングでナイキが出してきたシューズですので、これまでのトレランシューズにはない革新性を期待してしまいます。

発売は6月13日。NIKE.COMなどで発売されるということですので、普段のロードシューズでペガサスシリーズを履いているというランナーさんで、トレランシューズを探しているという人はぜひ購入を検討してみてはいかがでしょう。

様子見というトレイルランナーさんが多いかもしれませんが、ナイキからトレランシューズが発売されたということだけでも覚えておいてください。