どれを選べばいい?7月4日発売「2019 ナイキ ズーム シリーズ」

世界中のランナーが注目しているナイキのランニングシューズ。その2019年モデルが2019年7月4日に発売になりますが(ペガサス 36はすでに発売中)、種類が多くて結局どれを選べばいいのか分からないというランナーさんもいると思います。

ここでは、そんな「2019 ナイキ ズーム シリーズ」のラインナップや、それぞれのシューズの特徴、そして選び方について詳しくご紹介していきます。

目次

2019 ナイキ ズーム シリーズラインナップ

  • ナイキ エア ズーム ペガサス 36
  • ナイキ ズーム ペガサス ターボ 2
  • ナイキ ズーム フライ 3
  • ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%

この4つのモデルがナイキ ズーム シリーズのラインナップになります。「ヴェイパーフライ 4%はないの?」と思われるかもしれませんが、ヴェイパーフライ 4%はヴェイパーフライ ネクスト%の登場により、ラインナップから外れました。

それぞれ前作よりもバージョンアップしていますので、どのような特徴があるのかを見ていきましょう。

ナイキ エア ズーム ペガサス 36

ナイキ エア ズーム ペガサス 36はすでにレビュー記事を書きましたが、基本的なスペックはペガサス 35のマイナーチェンジとなっています。履き口が薄くなっていることと、アッパー素材の通気性が上がっただけです。

ただし、実際に履いてみるとペガサス 35よりも、スピードが出やすい感覚があります。それでもキロ4分よりも遅いくらいのペースで走るのに適しているシューズですので、トップランナーのレース用にはスペック不足です。

ナイキ ズーム ペガサス ターボ 2

ナイキ ズーム ペガサス ターボ 2もアッパー素材に改良が加わっています。半透明の素材と隆起のあるメッシュを活用することで、これまで以上に軽量なアッパーに仕上がっています。

前作と明らかに違うのがシューレースのパターンです。以前のモデルはペガサス 35と同じシューレースパターンでしたが、より速いスピードでも足に追従させるために、これまでにない斬新なパターンに変更されています。

ソールには大きな変更がないようですので、走りそのものの感覚は従来のままで、より高いフィット感を得られるようになったと考えてください。

ナイキ ズーム フライ 3

ナイキ ズーム フライ 3は今回のモデルから、アーチを少し高く設定したウィメンズモデルがラインナップされました。アッパー素材が軽量化され、より高いフィット感を得られるように改良されています。

さらに、シューズのオフセットによって、アキレス腱への負担が小さくするなどの工夫もされています。もちろんカーボンプレートが内蔵されており、ナイキ史上屈指の速さと効率の良さを誇る1足です。

ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%

現時点ではナイキの最高傑作とも呼べるランニングシューズがナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%です。エリートアスリートの意見を取り入れて、通気性の高いアッパー素材を採用しています。

このアッパーは水を吸わないため、雨の日のレースでもシューズが重くなることもありません。さらには雨対策としてソールのトラクションパターンが採用され、これまで以上に高いグリップ力を発揮します。

アッパーで軽量化ができているため、フォーム材のナイキ ズーム Xフォームの15%増量を実現し、最大で85%のエネルギーリターンを得られるランニングシューズに仕上がっています。

2019 ナイキ ズーム シリーズの選び方

4種類のランニングシューズのすべてに魅力があるように感じたかもしれませんが、それぞれのランニングシューズには特徴があり、ランナーごとに最適な1足が違います。まずはシューズを2種類に分類します。

足裏全体で着地するランニングシューズ

  • ナイキ エア ズーム ペガサス 36
  • ナイキ ズーム ペガサス ターボ 2

前足部で着地(フォアフット)するランニングシューズ

  • ナイキ ズーム フライ 3
  • ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%

このような書き方をすると「自分はフォアフット着地だから下の2足から選ぶのか」と思うかもしれませんが、それは半分正解ですが半分不正解です。

そもそも、ナイキの思想としては「ランニングは足裏全体で着地するもの」という考え方があります。ただしトップランナーは走るスピードが速いため、レースペースで走るときには無意識でフォアフットになります(100m走で踵をつけて走る人がいないのと同じ原理です)。

普段はペタペタ走っていても、徐々にスピードを上げていったときには、フォアフット着地でないと足の回転が間に合わなくなります。それくらいにまで追い込む人のためにナイキ ズーム フライ 3とナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%があります。

上記のポイントを踏まえたうえで、シューズを選ぶときには下記の基準を参考にしてください。

ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%

  • フルマラソン2時間30分以内で走るレースシューズ

ナイキ ズーム フライ 3

  • フルマラソン2時間30分〜3時間で走るレースシューズ
  • キロ3分台でのスピード練習用

ナイキ ズーム ペガサス ターボ 2

  • フルマラソン3時間〜3時間30分で走るレースシューズ
  • サブ3ランナーのロング走用

ナイキ エア ズーム ペガサス 36

  • フルマラソン3時間30分以上で走るレースシューズ
  • サブ3ランナーのリカバリー用

あくまでも目安ですが、上の2種類はフルマラソン2時間台で走るためのランニングシューズで、ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%は1分1秒を削る必要のあるランナーのための1足です。

ナイキ ズーム ペガサス ターボ 2とキ エア ズーム ペガサス 36の関係が少し複雑ですが、サブ3を狙うのであればナイキ ズーム ペガサス ターボ 2、それ以外ならナイキ エア ズーム ペガサス 36を選びましょう。

この2足はサブ3ランナーのロング走やリカバリーランにも利用できます。ネクスト%とズーム フライは耐久性があまり高くありませんので、サブ3ランナーはリカバリー用やロング走用をレースシューズとは別に用意しましょう。

このように、走力ごとに最適なランニングシューズは違います。自分の走力や目標タイムを考慮して、2019 ナイキ ズーム シリーズの中から自分に最適な1足もしくは2足の組み合わせを見つけ出しましょう。

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