1994年にランニングシューズとして発売され、今もリーボックの最も代表的なモデルである「INSTAPUMP FURY(インスタポンプフューリー)」のオリジナルカラー2色が、発売25周年を記念して復刻されると発表されました。
世の中に存在しないデザインを生み出すという極めて野心的なコンセプトで進められた「INSTAPUMP FURY」。当時は実現が困難だったソールを2つに分離させる、スプリッドソールの実現に成功したシューズでもあります。
ただ、多くのランナーの記憶に残っているのは、スプリッドソールではなく、この色使いではないでしょうか。
実はイエロー×レッドの「シトロン」は、リーボックのマーケティング部にNGを出されています。ところがフットウェアデザイナーであるスティーブン・スミスが当時のリーボックCEOに直談判して、発売にこぎつけたというストーリーがあります。
日本でも人気があったブルー×ブラックの「ボーリング・ブルー」は、スティーブン・スミスのカラーに反対したマーケティング部の求めた色使いでしたが、世界的にはイエロー×レッドの半分しか売れなかったそうです。
そして、この2足が25年の時を経て、再び私たちの前に登場することになりました。
これまでにないアイデアから誕生したシューズは、まさに未来のシューズとして世界中のランナーやスニーカー好きを熱狂させましたが、今となってはどれくらいのポテンシャルのあるシューズなのかを語れる人はいません。
もしかすると古さの中に、新しい何かを感じる人もいるかもしれません。単純にノスタルジックな気分を味わいたいために、普段履きとして購入したいという人もいるでしょう。
ただ、最新のランニングシューズにはない、ワクワク感が「INSTAPUMP FURY」にはあります。おおくのスポーツメーカーが、競い合うように未来への扉を開けようとしていた時代のランニングシューズ。
当時スティーブン・スミスがマーケティング部に対して抱いていた『YOU DON’T GET IT DO YOU?(お前たちは何もわかってないね)』という想いは、速さばかりを求める現代のランナーに対するメッセージのようでもあります。
私たちはランニングについて分かっているようで、実は何も分かっていないのかもしれません。革新を求めずに、無難な選択をする現代のランナーたちへの警笛。トップランナーが選んだからといって、それを選ぶという安易さへの叱責。
無難さを捨て、自分を改革せよ。
甦った「INSTAPUMP FURY」からは、そんな想いが伝わってきます。25年経過してもまだ古さを感じさせることのない未来のシューズ。それを、あえていま選ぶというのも面白いかもしれません。
ランニングは自分を表現することができるアイテムのひとつです。せっかくならオフシーズンのランニングは、「INSTAPUMP FURY」で楽しんでみてはいかがでしょう。
発売は2019年4月5日。
取扱いはReebok CLASSICですが、クラシックストアだけでなくフィットハブでも販売されます。リーボック オンラインショップでも購入できますので、シューズに遊び心を求める方は、ぜひ25年前からやってきた未来のシューズをお求めください。
INSTAPUMP FURY 商品概要
カラー | ブラック/ハイパーグリーン/リーボックレッド/ホワイト エコーブルー/ブラック/スチール/マットシルバー/ホワイト/レッド |
サイズ | 23.0-30.0cm(ユニセックス) |
自店販売価格 | 19,440円(税込) |
発売日 | 2019年4月5日(金) |
発売店舗
・リーボック オンラインショップ(http://reebok.jp)
・リーボック クラシックストア
・リーボック フィットハブ
・ZOZOTOWN(http://zozo.jp/shop/reebok/)
・その他リーボック取扱店