昨年開催された第1回大会は、エイドのコップが足りなくなったり、プリンタのトラブルで途中から記録証を出せなくなったりと、RUNNETでの評価も散々な結果になってしまった国宝松江城マラソン。
でもRUNNETで酷評されるほどの悪い大会ではないというのが、実際に参加してみた感想です。第1回大会あるあるではないですが、2回目の開催となる2019年は大幅な改善が期待できる大会ですので、その魅力についてご紹介します。
国宝松江城マラソンはどんな大会?
● 12月1日に開催されるフルマラソン
● 先着順5,000人
● 湖を眺めながら走ることができる
国宝松江城マラソンのいいところ
● 道幅が広くスタートの混雑がほとんどない
● 走りやすく記録を狙える
● 周辺の観光スポットが多い
国宝松江城マラソンの残念なところ
● 2018年はトラブル続きだった
● 街全体での盛り上がりに欠ける
● 飛行機以外のアクセスが難しい
国宝松江城マラソンの特徴
国宝松江城マラソンは、2018年に島根で14年ぶりに開催されたマラソン大会で種目はフルマラソンのみです。フルマラソンの運営経験者が少ないということから、昨年は何かとうまく回っていないところが目に付きました。
ただし、そのような点は経験を積むことで改善されるはず。最初から完璧を求めるのがランナーの悪いクセではあります。決して運営者の態度が悪いなどの問題があったわけではなく、とにかく「うまく回らなかった」だけのことです。
コースは基本的にはフラットで走りやすく、自己ベスト更新を狙えます。ただし、10km過ぎに1ヶ所、残り10kmで2ヶ所大きなアップダウンがあります。とはいえ、上ったらすぐに下れるので大きなロスはありません。
道幅も広いため、最後尾でもスタートまでほとんどロスがありませんし、最初から自分のペースで走ることもできます。序盤のロスが少ない分、アップダウンがあっても好記録が期待できるのが国宝松江城マラソンの魅力のひとつです。
エイドは充実しているとは言い難いところですが、不足しているわけではありません(コップが足りなくなるトラブルがありましたが)。沿道の声援も温かく、くじけそうになる心を支えてくれます。
12月の島根ということで、気温もそれほど上がらないというのも勝負レースに適しているポイントになります。かといって寒すぎないので、ちょうどいい気温の中を駆け抜けることができます。
ただ、街全体での盛り上がりという点では、まだ不慣れなこともありイマイチと感じた人も多かったようです。
悩ましいのはアクセスが難しいことと、ホテルの客室に限りがあるということです。松江でホテルを確保できなかった場合には、米子まで移動することになります。観光を含めて楽しみたいのであれば、多少高くても松江で宿を確保しておきましょう。
国宝松江城マラソン旅ランの楽しみ方
松江の周辺には観光スポットがいくつもあり、1泊2日ではとても満足できない可能性があります。
● 松江城
● 松江堀川遊覽船
● 小泉八雲記念館
● 松江しんじ湖温泉
● 出雲大社
● 水木しげるロード
● 黄泉比良坂
出雲大社は外せないかと思いますが、出雲大社まで行って戻ってきて半日かかります。じっくり楽しみたければ1日使いますので、できれば後泊をして人の少ない早朝から訪れることをおすすめします。
観光地だけでもこれだけあるのに食べておきたいものとなると、さらにチェックしなくてはいけないものがいくつもあります。
● 宍道湖七珍
● 出雲そば
● 松葉ガニ
● 松江おでん
● 日本海の海鮮
● 松江地ビール「ビアへるん」
● 地酒「豊の秋」「國暉」「李白」
想像しただけでめまいがしそうなくらい、ご馳走が揃っているのが松江です。とにかく魚が美味しく、水もきれいなので料理も澄んでいて何を食べてもハズレないグルメタウンです。
日曜日に営業していないお店もありますので、事前にある程度リサーチおくようにしましょう。
過去大会のおすすめレポート
国宝松江城マラソンアクセス&宿泊
国宝松江城マラソンは前日受付がありますが、当日朝も受付をしていますので、遠方からの参加でも、当日朝に夜行バスで松江入りも可能です。ただし、何があるか分かりませんので、前日受付をおすすめします。
松江までのアクセスは、出雲縁結び空港もしくは米子鬼太郎空港の両方が利用できます。
出雲縁結び空港
● 東京(羽田)
● 名古屋(小牧)
● 大阪 (伊丹)
● 札幌
● 静岡
● 福岡
● 仙台
● 隠岐
米子鬼太郎空港
● 東京(羽田)
交通費を少しでも安くしたい場合は夜行バスもおすすめです。乗車券の発売は約3ヶ月前からですので、9月になったら申し込みしましょう。ただし、関東からですと飛行機とそれほど値段は変わりません。そのうえ12時間近くかかりますので、飛行機がおすすめです。
ちなみに大阪から電車で移動した場合、松江までは6〜8時間かかります。アクセスの悪さが悩みどころの大会ですので、できるだけ早めに飛行機を抑えておきましょう。
また宿泊は松江駅北側が便利ですが、旅行会社が抑えているため空きがほとんどありません。国宝松江城マラソンのホームページ経由で宿泊予約をするか、米子周辺のホテルを楽天トラベルなどで予約しましょう。
米子から松江までは電車で30分です。本数も1時間に2〜3本ありますので、寝坊さえしなければスタート時間(8時45分)に間に合います。
大会詳細情報
エントリーサイト:RUNNET
国宝松江城マラソン2019 | |
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開催日 | 2019年12月1日(日) |
エントリー期間 | 2019年6月25日~2019年8月31日 |
参加者決定方法 | 先着 |
種目 | フルマラソン |
スタート時間 | 8:30 |
制限時間 | 6時間 |
開催場所 | 島根県松江市 |
大会受付 | 前日:13:00~18:00 当日:6:30~8:10 |
受付会場 | 松江市総合体育館 |
大会会場 | 松江市総合体育館 |
参加費 | 9,000円 |
定員 | 5,000人 |
大会HP | http://www.matsuejo-marathon.jp/ |
国宝松江城マラソン公式サイト
http://www.matsuejo-marathon.jp/