ナイキが自社製品であるヴェイパーフライ4%のPRを兼ねたBreaking 2.0を開催したのが2017年。Breaking 2.0は予想以上の反響があり、あの日からナイキの快進撃が始まりました。
ヴェイパーフライ4%はNEXT%になり、現時点でも世界最高のランニングシューズとして、勝ちたいランナーの走りをサポートしています。
商業的にBreaking 2.0は大成功ともいえますが、私たちの心にはまだすっきりとしていない部分が残ります。それは「人類は2時間以内にフルマラソンを完走できるのか」という問題です。
そうです。この問題はまだ答えが出ていません。
Breaking 2.0が終わったあとに、「もしかしたら、もう1回挑戦すれば成功できるのでは?」そう思った人もいたことでしょう。いや、世界中のランナーが期待をしたことでしょう。またBreaking 2.0が開催されることを。
そして、それは世界的企業であるINEOSのサポートによって「INEOS 1:59」として動き出しました。なぜか日本ではあまり注目されていませんが、この挑戦が開催されるのが10月12日。そう、明日です。
INEOS 1:59が開催されるのはオーストリアのウィーン。前回はサーキットでしたが、今回はドナウ川に沿うように作られた緑地内の直線道路。Breaking 2.0と大きく違うのが、観客がいるということです。
そしてBreaking 2.0の挑戦者は3人でしたが、今回はキプチョゲだけが挑戦することになります。すべてのサポートランナーは全員がキプチョゲが2時間を切るためだけに全力を尽くします。
今回こそはという思いも強いため、開催日が決まるのにも時間がかかり、10月12日開催は決定しましたが、スタート時間がまだ決まっていません。現地時間の5〜9時の間であることだけは決まっていますが。
日本とウィーンの時差は7時間ですので、日本ですと10月12日の12〜16時くらいになります。前日の10月11日に最終決定するということですので、確定次第お伝えしますが、とりあえずは10月12日の12〜16時は予定を入れないでおきましょう。
【追記】中央ヨーロッパ夏時間8時15分スタートと発表されました。日本時間で15時15分です。
関東は台風が接近してくるということですので、おそらく多くのランナーが自宅で過ごすことになるはずですので、ぜひ人類史上初の2時間切りを目指した再びの挑戦に注目してください。
成功するにしても、失敗するにしても、このような形で挑戦されるのは、おそらくこれが最後になるでしょう。ここで2時間を切れば、人類は偉大なる1歩を踏み出したことになります。そうでなければ、この壁を超えていけるのはずっと先の未来。
人間はどこまで速くなれるのか。ランナーは本当に2時間の壁を超えることができないのか。その答えが今回のINEOS 1:59で分かります。
INEOS 1:59はYouTubeでLIVE配信されますので、インターネット環境があれば誰でもそのレースを観戦できます。下記にレースを配信するページのリンクを貼っておきますので、ブックマークしておきましょう。
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