新型コロナウイルスの感染拡大により、運動不足を感じてランニングを始めようとしている人もいますよね。少し走ってみたけど膝が痛くなってやめてしまった人もいると思います。そういう人に試してもらいたいのがヨネックスのランニングシューズです。
バトミントンなどの膝に負担がかかりやすい競技でのノウハウを注ぎ込み、ランナーをケガから守るためのランニングシューズを作っているヨネックス。そんなヨネックスからより安全性の高い「セーフラン200M」「セーフラン200L」が発売になりますのでご紹介します。
膝への負担が少ない「パワークッション セーフラン」シリーズ
そもそもヨネックスがランニングシューズを出していることを知らない人もいるかもしれませんが、「パワークッション セーフラン」シリーズとして以前から、膝に負担がかかりにくいランニングシューズを発売し、多くのランナーの膝をケガから守っています。
実際に「セーフラン800X」を着用したことがありますが、そのときは膝がまったくブレることなくまっすぐ走れることに驚いたことを覚えています。膝に矯正器具でもつけたかのような感じで最初は違和感がありましたが、慣れてくるとシューズに任せばいいだけだということがわかり、気持ちよく走りました。
その流れを汲むのが今回発表された「セーフラン200M」と「セーフラン200L」です。MとLの違いはサイズではなく男性用(Mens)か女性用(Ladies)かの違いです。
セーフラン200はこれまで発売されていたセーフラン100よりも、ゆっくりと走るランナーを想定しています。
セーフラン100:5-7分/km(フルマラソン4~5時間程度)
セーフラン200:7-9分/km(フルマラソン完走~ジョグ程度)
マラソン大会に出てガツガツ走りたいというよりは、健康維持のために毎日コツコツ走りたい。でも膝に少し不安があるという人に最適で、これからランニングを始めようと考えている人にまず履いてもらいたい1足でもあります。
セーフラン200M・セーフラン200Lの特長
セーフラン200Mとセーフラン200Lは膝を守って安全に走れるシューズですので、もちろんそのためのテクノロジーが詰め込まれています。
- 3Dパワーカーボン
- パワークッションプラス
- フェザーバウンスフォーム
使われているのはこの3つのテクノロジーです。それぞれのテクノロジーについて、簡単にご紹介していきます。
3Dパワーカーボン
セーフラン200はソールにカーボンプレートが入っています。カーボンプレートと聞くとナイキのヴェイパーフライのようなスピードを出して走るシューズをイメージしますよね。そんなに速く走らないのに必要なの?と思うかもしれません。
でもそもそもヴェイパーフライもカーボンプレートはシューズのネジレを防ぐためのもので、セーフラン200もシューズのネジレ防止に使っています。着地したときにネジレないようにすることで安定性がアップし、足への負担を小さくしてくれます。
このカーボンプレートはセーフラン100にも使われていますが、それよりも幅広になり、2本の溝を設けることで、さらに安定性が増しています。
パワークッションプラス
着地の衝撃を推進力に変えるテクノロジーがパワークッションプラスです。このパワークッションプラスは12mの高さから落とした生卵を割らずに6m以上跳ね返すという驚きの衝撃吸収反発性を備えています。
単純にクッション性が高いだけでは足が疲れてしまいますが、しっかりと押し返してくれるので足を衝撃から守りながらも、気持ちよく前進できるような構造になっています。
フェザーバウンスフォーム
パワークッションプラスはとても高機能な素材ですが、シューズ全面に使っているわけではなく、必要な場所にだけ配置しています。ソール材のメインとなるのがフェザーバウンスフォームで、従来の軽量なフォーム材よりも反発性を約20%向上させて、より軽くて弾む素材になっています。
このフェザーバウンスフォームを採用したことで、着地衝撃を分散しつつも高い推進力を生み出しています。
セーフラン200はどんな人向けのシューズ?
セーフラン200M・セーフラン200Lのテクノロジーを見ていると、かなり走れるシューズのように思えますが、あくまでも基準となるのが7-9分/kmペースです。そのペースで気持ちよく走るためのシューズだということを、まず頭に入れておきましょう。
そして忘れてはいけないのが膝を守るためのシューズということ。
ランナーは多かれ少なかれケガを抱えながら走っていますが、その原因の多くがオーバートレーニングにあります。ですので、セーフラン200を履いてもオーバートレーニングになればもちろんケガはします。ただし、他社のシューズよりも膝がブレにくいのでケガの予防にはなります。
それらを踏まえて、どのような人に履いてもらいたいかというと
- 体重が重たくて膝に不安がある
- 50歳以上でほとんど運動経験がないけどランニングを始めたい
- マラソンではなく毎日のジョギングを楽しみたい
このような人に最適な1足になります。すでにケガを抱えているランナー(そこそこ走れる人)ならセーフラン200よりもセーフラン100のほうがおすすめです。そうではなく、これから走り始めたいという人に向いています。
もしランナーのご両親が「これからランニングを始めたいんだけど何がいい?」と聞いてきたときなどにセーフラン200は最適なランニングシューズになります。
セーフラン200M・セーフラン200L製品概要
セーフラン200M | セーフラン200L | |
価格 | 16,000円(税抜) | 16,000円(税抜) |
サイズ | 24.5-29.0cm | 22.0-26.0cm |
重量 | 275g(26cm) | 235g(23.5cm) |