カーボンプレートの入ったハイペリオン エリートで話題になったブルックスのレース用シューズですが、今度はカーボンプレートを使わずに高反発を得られるランニングシューズ「ハイペリオン テンポ(HYPERION TEMPO)」を登場させました。
カーボンプレートのやや強引な反発力ではなく、もっとナチュラルな反発力を目指し、新素材「DNA FLASH」を採用しています。これにより、コンセプトである「より速く、より長く」を実現した1足に仕上がっています。
ハイペリオン テンポ の魅力
ハイペリオン テンポ(HYPERION TEMPO)はブルックスが世界のトップランナーと共に4年という長い時間をかけて開発したトップモデルのひとつです。ハイペリオン エリートは速さを追求するために、カーボンプレートを採用し柔らかさや安定性を削っていますが、こちらは速さと安定性を重視しています。
カーボンプレートが入ったランニングシューズのほうが、反発力は大きいのですが、力強さがある反発力でそれなりに鍛えられたランナーでないと、足が耐えきれない可能性があります。そういう意味では、カーボンプレートの入っていないハイペリオン テンポは初心者にもおすすめできる1足です。
実はこのハイペリオン テンポは今年2月に限定店舗で先行販売し、多くのランナーの支持を集め、再販を求める多くの声が寄せられたことから、このたびの発売に繋がっています。
ハイペリオン エリートのミッドソールには軽量性を優先するために「DNA ZERO」を採用していますが、ハイペリオン テンポは軽量性、クッション性、反発性の3つをバランス良く兼ね備えた「DNA FLASH」を使用しています。カーボンプレートではなくソール材で反発力を得るという考え方で、ナチュラルな反発力を得られます。
「でもカーボンプレートがないならジョグ向きじゃないの?」と思うかもしれませんが、もちろんジョグでも使えます。ただ、このシューズは最近のトレンドとは少し違い、使い分けが必要ないオールマイティな1足に仕上がっています。
ジョグにも使えますし、インターバルやペース走などのポイント練習、そしてレースにも対応できるちょっと驚きの1足です。このタイプのランニングシューズは剛性を重視するので重たくなりやすいのですが、27cmで206と軽量に仕上げているのも、レース後半になっても失速しない要因になっています。
しばらくマラソン大会もないので、レース用の次世代シューズを買うのはムダかなと思っている人も、これならジョグでもポイント練習でも利用できるので、購入しただけで履かないなんてことがありません。実用的な次世代ランニングシューズが欲しいという人は、ブルックスのハイペリオン テンポは要チェックです。
軽量かつレスポンス抜群の新素材「DNA FLASH」
第3のミッドソール新素材「DNA FLASH」はエネルギー反発力と軽さを融合させた素材です。液化窒素ガスを混ぜて臨界発泡し、成型しています。微細な気泡が閉じ込められたミッドソールは、軽さと弾力と反発力を生み出し、様々なランナーの走りに対応します。
ランニングエネルギーを効率化
ハイペリオンテンポは軽量でレスポンスが良く、さらにクッション性も高いためランニングエネルギーを効率よく使うことができます。このため、ポイント練習やレースの終盤になってもフォームを崩すことなく、サゴまで走り切ることができます。
パフォーマンスフィット
2WAYの伸縮と3Dプリントの補強によってフィット感が高められており、エンジニアードナイロンメッシュアッパーを採用したことで伸縮性と通気性を兼ね備えています。とはいえ日本の夏に黒いシューズはなかなか厳しいところがあるので、夏の走り込みに使いたいならホワイトがおすすめです。
ハイペリオン テンポ 商品概要
価格 | 18,000円(税抜) |
サイズ | Men's:25.0-29.0cm Women's:22.0-25.0cm |
カラー | ブラック ホワイト |
重さ | 27.0cm:206g 25.5cm:180g |
ドロップ | 8cm |