厚底でクッション性の高いランニングシューズが現在のトレンドですが、これらのランニングシューズの多くが抱えている問題が1つあります。それが、足の筋力が低下しやすいということです。シューズが高機能になればなるほど、私たちの足は機能性が失われていき、走っているのに弱っていくという現象が起きています。
そこで提案したいのが、普段の歩くときに足を鍛えるという考え方です。例えばランプラスの「GRIPDROP ORIGINAL#01」は一見するとオシャレな地下足袋ですが、実は足半（あしなか）になっているため履いて歩くだけで、足の指を鍛えることができてしまいます。現代人に多い浮き指も解決できるスグレモノです。
現代人の多くが抱える浮き指という問題
ランナーのように定期的に運動をしている人でも、最近は浮き指になっている人が増えてきました。自分が浮き指かどうか確認するのは簡単です。立った状態で足の小指側から名刺を差し込んでもらい、足の指の下に入るようであれば浮き指になります。
浮き指になるときちんと地面を掴めませんので、走るときのパワーがきちんと地面に伝わらずロスを起こします。ランニングトレーナーが「すべての足の指をしっかりと地面につける」とコーチングすることがよくありますが、そもそも浮き指になっていると地面につけたくても指に筋力がなく、思うように動かせません。
この状態で日常生活を続けると、扁平足や外反母趾、疲労回復の遅れなどを引き起こし、人によっては肩や腰に慢性的な痛みを発生させます。浮き指を改善させた結果、腰痛が改善されたという例は多く、立ち姿や歩行時の姿勢が美しくなったという人もいます。言うまでもありませんが、走力アップも期待できます。
ただしいま主流の高機能シューズを履いていると、浮き指が改善するのは難しく、普段の歩行でしっかりと足の指を使えるように変えていく必要があります。とはいえ、日本の道路はきれいに整備されており、ウォーキングシューズも高機能で普通にしていたのでは筋力はつきません。
そこでランプラスの「GRIPDROP ORIGINAL#01」の登場です。
独自の足半構造を採用し足指の筋力アップ
GRIPDROP ORIGINAL#01は一見すると地下足袋のように見えますが、上の写真のようにソールの前足部が盛り上がっており、実際に履いてみると足半と同じような構造になっています。この段差を足の指が自然と握ろうとするため、歩くだけで筋力アップ＆浮き指改善につながります。
実際にスリッパと足半でどれくらい使っている筋肉量が違うのかを筋電図で調べたのが上記グラフになります。スリッパの2倍とはいきませんが、明らかに使っている筋肉量が違うのが分かってもらえるかと思います。筋肉を使って歩きますから、その筋肉が鍛えられるというわけです。
足半は日本の伝統的な履物で、鎌倉時代にはすでに存在していたとされます。上野公園にある西郷隆盛像が履いているのも足半ですので、江戸時代には一般的な履物のひとつだったことがわかります。当時から足を鍛えることが目的だったかどうかはわかりませんが、足半が日本人の足を支えていたのは間違いありません。
もし浮き指でしっかりと地面を掴めないという自覚があったり、原因がよくわからない腰痛や肩こりに悩まされているなら、GRIPDROP ORIGINAL#01を履くことで改善される可能性があります。デザイン性も高く通勤靴としても違和感がありません。もちろん休日の普段履きにもおすすめです。
いきなり長い距離を歩くことは難しいかもしれませんが、慣れれば走ることもできるようになります。まずは15〜30分程度の散歩から試してみましょう。足が張ってきたら普段履きに戻して、オーバーユースにならないようにだけ気をつけましょう。
歩いているだけですが、実質的にトレーニングをしている状態ですので、がんばってしまいがちなランナーですとケガのリスクがあります。マラソンと同じで最初は短い時間、短い距離で使うことから始めましょう。慣れてきた頃にはきっと浮き指も腰痛も改善されているはずです。
GRIPDROP ORIGINAL#01 商品概要
デザインは地下足袋そのものですが、実はアウトソールにビブラムソールを採用していますので、その気になればトレイルだって走れてしまいます。耐久性の高さを意識して作られていますので、長く履けるのがGRIPDROP ORIGINAL#01の魅力のひとつです。
また、アッパーの前足部には全方向に伸縮するポリエステルニットメッシュを採用しており、シューズ自体は細身でありながらも、伸縮性があるので外反母趾の人や足幅の広い人にも対応しています。
ただし足を保護するクッションやサポートは皆無。歩きやすいかどうかでいえば慣れるまでは大変かもしれません。でも大変だと感じるということは、それだけ足の指が弱っている証拠です。自分の体が本来持つ能力を引き出すために、ぜひ履き続けて足の指を鍛え、走力アップにつなげましょう。
サイズは23-28cmの1cm刻みですが、馳（はせ）を採用しているので踵部でサイズ調整ができます。普段が25.5cmのシューズを履いているなら、26cmを購入して調整すればジャストサイズになります。
| 販売価格 | 15,800円（税抜） |
| サイズ展開 | 23-28cm（1cm刻み） |
| 片足重量 | 179g（25cmの場合） |
| カラー | Black/Black Black/Mustard |
| アッパー素材 | 綿・ポリエステル |
| アウトソール素材 | 合成ゴム（VIBRAM CITY PLUS） |
| 生産国 | 中国（株式会社丸五の自社工場） |
