日常使いやアウトドアなどで大人気の腕時計であるG-SHOCK。ランナーの中にもランニングをするとき以外は、G-SHOCKを付けているという人もいますよね。時間だけ確認できればいいという人だと、レースでもG-SHOCKを使っている人もいるようです。
ただG-SHOCKは耐衝撃性の高さと引き換えに、大きくて走るときには少し主張しすぎる感があります。そしてやっぱりランニングのログを残せないのが残念。そこでカシオが用意したのがスポーツライン“G-SQUAD”のG-SHOCK「GBD-200」です。
GPSはスマホ連携だけど頼りになる相棒
カシオの“G-SQUAD”は、スポーツで使うことを前提にして開発されたG-SHOCKシリーズです。ランニング用としてはGBD-100がすでに発売になっていますが、G-SHOCKらしいデザインにこだわった結果、大きくて重たくなってしまい、ランニングにはあまり向いていませんでした。
そこで、もっとコンパクトで軽量、そして使い勝手の良さを追求して開発され、今回7月17日に発売されることになったのが、G-SHOCK「GBD-200」です。以前のように大きくも重くもなく、これならランニングに使えそうというデザインに仕上がっています。
GPSは搭載しておらず、ランニングするときにはスマホ連携が必要になりますが、そもそもスマホを持って走る人がほとんどかと思いますので、そこは気にはならないはずです。しかも一度補正すると、次回から時計単体でも加速度センサーで、より高精度な走行距離の計測が可能となっています。
それでいて価格が税込22,000円ですので、一般的なランニングウォッチと比べて低価格です。心拍数や血中酸素濃度を計測したりはできないのですが、実際にそれらの機能を使いこなせている人はそれほど多くないはず。だったら普段使いもできるG-SHOCK「GBD-200」で十分です。
充電しない・心拍数を測定しないが逆に新鮮
G-SHOCK「GBD-200」は多機能ではなく、むしろ機能性を絞ったランニングウォッチです。他社のランニングウォッチと比べると、あれもこれもはできないので本格的に走る人にとっては機能の低さが気になるかもしれません。でもファンランで気持ちよく走れればいいというなら、これで十分です。
面白いのはG-SHOCK「GBD-200」が電池駆動だということです。すでにランニングウォッチやスマートウォッチは「充電する」があたり前になっていますが、充電をし忘れるとまったく使い物になりません。でもG-SHOCK「GBD-200」は電池で約2年間も電池交換なしで使えます。
充電をしなくてもよく、さらには心拍数なんて気にしない。その潔さはテクノロジーを追求する現代のアイテムとしては逆に新鮮。デザインも無骨で時代の流れに逆らうようなアイテムですが、それでも必要な機能はきちんと付いています。
完璧なアイテムではないからこそ愛着も湧いてくるもの。ランニングは好きだけどシリアスに走るのではなく、もっと楽しくファッショナブルに走りたい。そんな人ならきっとG-SHOCK「GBD-200」に満足できるはずです。
GBD-200 商品概要
価格 | 22,000円(税込) |
発売日 | 2021年7月16日 |
カラー | ブラック ライムイエロー ネイビー |
防水 | 20気圧防水 |
サイズ | 49.4 × 45.9 × 15mm |
バンド装着可能サイズ | 145~215mm |
重さ | 58g |
電池寿命 | 約2年 |
センサー機能 | ●トレーニング機能:距離・速度・ペースなどを表示 ●自動/手動ラップ機能 ●オートポーズ機能 ●到達お知らせアラート設定ON/OFF切替機能 ●トレーニング表示カスタマイズ機能 ・計測タイム ・距離 ・ペース ・ラップタイム ・ラップ距離 ・ラップペース ・平均ペース ・速度 ・平均速度 ・消費カロリー |