これはレースではなく72.4kmの旅。伊豆を縦断する旅です。トレランですので走りはするものの、誰かと競うのではなく他のランナーは同じゴールを目指す旅仲間。
そんな素敵な大会が「伊豆トレイルジャーニー」です。
2014年は伊豆半島が大雪の被害にあい、それを考慮して大会を中止するなど、「ただ走れればいい」という大会とは一線を画する大会が「伊豆トレイルジャーニー」です。
伊豆トレイルジャーニーの特徴
とにかく想像以上にハードなコースがランナーを待ち受けています。累積標高差は4400m。
第1回大会となった2013年は軽い気持ちで参加したランナーさんが多かったようですが、3月開催ということで気温の低さに負けてリタイアにした人が多かったようです。
それでも完走率が80%を超えているのは、よく整備されて走りやすいコースのおかげです。地元の人たちやボランティアさんによるコース整備なくしてこの大会は成立しません。
そういう意味で2013年大会が中止という判断をしたのは、伊豆トレイルジャーニーの色をよく表しています。
昨年からは12月開催ですので寒さの心配はそれほど必要ないのですが、寒くなく走りやすいことが終盤になってランナーたちを苦しめます。山道を70km以上走るというのは想像以上に体に負荷がかかります。
おそらく100kmのウルトラマラソン以上の難しさがこのコースにはあります。
それでもやっぱり走りたくなるのはこの大会が「旅」だからかもしれません。
一般枠は1300人で定員を超えた場合は抽選になります。倍率はわかりませんが、それほど高くはないのかなという感じは受けます。
やはりこの標高差と距離を考えると一歩引いてしまうランナーさんが多いのと、この時期はトレランじゃなくてロード中心でトレーニングを積んでいるランナーさんが多いからかもしれません。
伊豆トレイルジャーニーの楽しみ方
伊豆トレイルジャーニーは「旅」ですから、全体的にゆるい感じで参加されるほうがいいかもしれません。鏑木さんの大会はどれも「しっかり」しているように見えますが、ガチガチに硬い感じがしません。
人柄が出ているのでしょうね。真面目だけど遊び心がある。伊豆トレイルジャーニーも、そこまでしっかり準備しておけばあとは遊ぶだけです。
参加者はみんな松崎町に前泊することになります。ほとんどの人にとってここまでがすでに旅です。家を出てから松崎町まで4〜5時間なんて人もいるかもしれません。
だったらもう、美味しいもの食べまくったほうがいいです。西伊豆は駿河湾の美味しい魚の宝庫です。もう絶対に魚!・・・って言いたいところですが、松崎で1食だけしか食べられないならオススメは「いせやのカツカレー」です。
食べログ いせや:http://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220505/22018860/
このカレーは本当に絶品です。トレラン前にカツカレーを食べるのが正しいのかどうかは置いておいて、ぜひいせやのカツカレーを試してください。
走り終えた後も疲労を考えると修善寺に一泊するのがオススメです。修善寺は誰もが知る温泉地。ちょっとお値段が高い宿が多いのが悩みどころですが、修善寺まで行って温泉に入らないという選択はちょっともったいない。
70km以上も走って疲労困憊の体にご褒美をあげる意味も込めて、温泉宿に泊まりませんか?
過去大会のレポート
SOLA Sunny Day
伊豆トレイルジャーニーへ IZU TRAIL Journey 2015
サレド、ソトゴ
IZU TRAIL Journey(伊豆トレイルジャーニー)に行ってきた
すると、そんな感じに。
IZU TRAIL JOURNEY 20130310
伊豆トレイルジャーニーアクセス方法
スタート地点の静岡県松崎町へは基本的にバスでのアクセスしかありません。
伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺駅からバス:1時間45分
伊豆急下田駅からバス:50分
静岡方面からのアクセスは清水港から土肥港までのフェリーを利用し、そこからバスで40分というルートのほうが早く移動できることもあります。
ワンウェイレースですので車で松崎町まで来た場合は、その後修善寺から松崎までバス移動する必要がありますので注意してください。
大会詳細情報
大会名:伊豆トレイルジャーニー2016
開催日:2016年12月11日(日)
開催場所:静岡県松崎町~伊豆市修善寺温泉
エントリー受付期間:2016年6月1日~2016年6月30日
エントリーサイト:スポーツエントリー
72.4km
制限時間:14時間
参加費:19000円
定員:[一般抽選枠]1300人 [ふるさと納税枠]200人
伊豆トレイルジャーニー公式サイト:http://www.izutrailjourney.com
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