RUNNETの年間ランキングで1位になったこともあるほどの人気大会である愛媛マラソン。抽選倍率は3倍程度と極端に高いわけではありませんが、走ったランナーの多くが「また走りたい」と口にします。いったい愛媛マラソンのどこにそのような魅力があるのでしょう。
ここでは愛媛マラソンが多くのランナーから愛される理由を口コミや評判と合わせてご紹介し、これから走るという人のために過去10年間の天候や完走率などの大会情報を詳しくご紹介していきます。
愛媛マラソンの特徴
愛媛マラソンはフルマラソンのみのマラソン大会です。コースは前後半の7km以外は緩やかなアップダウンがあり、また1ヶ所だけ大きな坂道が往路と復路に待ち構えています。ただし、コースの難易度はそれほど高くなく、気持ちよく走れるコース設定になっています。
種目
・フルマラソン
スタート時間は10時と余裕がありますが、最低気温が氷点下になることもあるため、太陽が隠れているとかなりの寒さを感じながら、スタート時間を待つことになります。特にSブロックからBブロックまでは、ビル影からのスタートになるため、足の感覚がなくなるくらい冷やされることもあります。
スタート直後から1km過ぎまでは道幅が狭く、かなりの渋滞になります。そのあともペースが上がりにくく、自分のペースで走れるようになるのは5kmくらいからです。その後は十分な道幅もあり、海を眺めながら気持ちよく走れるエリアもあります。
愛媛マラソンの魅力は、どこよりも大きな声援にあります。どこまて行っても沿道に応援者がいて、驚くほど大きな声でランナーの背中を押してくれます。その応援が熱すぎて、とてもじゃないけど歩けないという人もいるほどです。
愛媛マラソンの関門時間
| ポイント | 関門距離 | 制限時間 | ペース |
|---|---|---|---|
| 5.9km | 5.9km | 1時間 5分 | 11:01/km |
| 12.2km | 6.3km | 1時間 56分 | 8:06/km |
| 17.8km | 5.6km | 2時間 42分 | 8:13/km |
| 19.5km | 1.7km | 2時間 53分 | 6:28/km |
| 21.5km | 2km | 3時間 11分 | 9:00/km |
| 26.6km | 5.1km | 3時間 53分 | 8:14/km |
| 30.2km | 3.6km | 4時間 22分 | 8:03/km |
| 34.8km | 4.6km | 5時間 0分 | 8:16/km |
| 38.5km | 3.7km | 5時間 29分 | 7:50/km |
| 40.5km | 2km | 5時間 47分 | 9:00/km |
愛媛マラソンの気温・天候・完走率
| 最低気温（℃） | 最高気温（℃） | 天候 | 完走率（%） | |
|---|---|---|---|---|
| 2014 | -0.2 | 10.7 | 晴れ | 90.7%（推定） |
| 2015 | 3.6 | 8.9 | 雨 | 90.8% |
| 2016 | 1.7 | 9.6 | 曇り | 91.5% |
| 2017 | -0.3 | 9.3 | 晴れ | 92.0% |
| 2018 | 0.4 | 3.4 | 晴れ | 89.4% |
| 2019 | 1.7 | 10.3 | 晴れ | 92.4% |
| 2020 | 6.6 | 8.5 | 雨 | 91.8% |
| 2021 | 8.7 | -0.8 | 晴れ | |
| 2022 | 8.9 | 3.3 | 曇り | |
| 2023 | 4.5 | 15.8 | 晴れ | 87.7% |
愛媛マラソンの評価・口コミ
口コミからわかる良いポイント
・エイドが個性的で充実している
・沿道の声援が本当に途切れない
・スタートが10時で朝起きてからゆっくりとできる
・運営が安定している
口コミからわかる残念なポイント
・以前ほどの魅力はなくなっている
・スタート前のトイレ行列がひどい
・強い風が吹くことが多く意外と難しいコース設定
・スタート直後の道が狭くて渋滞する
ただ、冷静にマラソン大会としてだけ考えたときには、キャパオーバーが大きな問題になります。あまりにも人数が多すぎるので、上位でない限り必ずといっていいほど人とぶつかります。それもNAHAマラソンの醍醐味ですが。
またランナーのマナーがいまいちという声もいくつかありました。参加するときには感謝の気持を忘れずに、マナーよく沖縄を駆け抜けましょう。
過去大会のレポート
メチロンのトレラン日記
第57回 愛媛マラソン 完走記
ありろぐ
第57回 愛媛マラソン完走レポート！大人気なのも納得の素晴らしい大会でした！
月間走行距離なんて知りません
第57回愛媛マラソンレポート〜苦しみながらもアスリート枠確保〜
愛媛マラソンアクセス
NAHAマラソンは当日の選手受付もありますが、大変混雑しますので前日のうちに受付を済ませておきましょう。前日受付は20時までですので、時間に余裕をみて18時30分までに到着するフライトを選んでください。
気をつけたいのはLCCの利用です。LCCは便が遅くなればなるほど遅延する傾向にあるので、できるだけ午前中の便を利用しましょう。もしくは金曜日の仕事が終わってから那覇に向かうというプランもおすすめです。
土曜日の午後便で遅延があると困るという場合には、遅延のほとんどないANAかJALを選びましょう。LCCよりも割高になりますが、スカイスキャナーを使えば思わぬ安い便が見つかることもありますので、ぜひ利用してみてください。
また、友人と一緒にNAHAマラソンに出るのであれば、観光のためにレンタカーを借りておくと便利です。ひめゆりの塔などは思ったよりも遠くにあって、バス移動するのは大変です。レンタカーを事前に予約しておきましょう。
そんなに遠くに行かないのであれば、レンタサイクルを活用しましょう。那覇にはレンタサイクル「ちゅらチャリ」があり、1回30分220円もしくは、1日2,200円で利用できます。レンタカーやレンタサイクルを上手く活用して、疲労を残さないように移動しましょう。
愛媛マラソンの宿泊予約
愛媛マラソンの宿泊先としておすすめなのは、松山市駅周辺のホテルです。松山市駅とJR松山駅は少し離れているので注意してください。JR松山駅周辺のホテルでも会場までは徒歩圏内なので問題ありませんが、周辺にお店が少ないので夕食などの選択肢が狭まります。
予算に余裕があるなら道後温泉もおすすめです。会場までは遠くなってしまいますが、温泉のある宿ならマラソン前日も、マラソンが終わってからも温泉でゆっくりと過ごすことができます。会場まで遠いといっても、路面電車を使えばすぐに到着しますので、贅沢な旅ランをしたい人にはこちらがおすすめです。
松山はそれなりに大きな街ですので、ホテルの数は十分にありますが、条件のいいホテルはすぐに埋まってしまいます。先送りしていると、あっという間にホテルが埋まってしまいますので、愛媛マラソンの出場が決まったら、すぐに確保しておきましょう。
大会詳細情報
