低酸素下でのトレーニングで走力が上がることがわかっていて、トップランナーは勝負レース前に高地トレーニングのための遠征を行っています。ところが最近は低酸素環境を作り出せるジムが増えており、一般のランナーも高地トレーニングと同様の効果を得られるとのことですが、「本当に効果あるの?」と疑問に感じている方も多いはず。
そんな疑問を解決するために、低酸素トレーニングジムのハイアルチが、実証実験を実施。結論からお伝えすると、実験に参加した90%が2ヶ月のトレーニングで持久力(LT値)が向上する結果になりました。どのような実験だったのか、どれくらい向上したかなどを詳しくご紹介します。
ハイアルチとは
まずはハイアルチについて簡単に説明しておきます。
ハイアルチは人工的に作り出した低酸素環境下でトレーニングできるジムで、名前は「ハイアルティテュード(High Altitude)」の略で、日本語では「高地」を意味します。
標高2,500m〜3,000m程度の高地と同じような低酸素状態を室内で実現しており、その環境下でトレーニングを行うことで赤血球の生成が促進され、持久力や疲労回復力の向上を期待できます。
数十万円もかけて海外で高地トレーニングする必要がなく、仕事帰りに気軽に高地トレーニングができるため、1秒を削りたいシリアスランナーを中心にハイアルチを利用し、結果を残している人が増えています。
ただ、「本当にそれってハイアルチを利用したから?」と、ハイアルチを利用している人の自己ベスト更新に対して、疑問を持っている方もいるかと思います。そんな疑問を解決するために、今回の実証実験の結果について詳しく見ていきましょう。
実証実験によりLT値の向上を確認
論より証拠ということで、まずは実証実験の結果から見ていきましょう。実証実験の参加者は城西大学 駅伝部監督 櫛部静二氏が監修するアスリート・ランナー向けのトレーニングプログラム「ハイアルチ アスリートコース」を2ヶ月間、平均7.6回実施しています。
その結果、90%の参加者に持久力指標である乳酸性作業閾値(LT値)の向上が見られました。疑り深い人は「LT値が上がっただけでタイムに影響しない程度では?」なんて思うかもしれませんので、今回のトレーニングによるLT値をベースにしたフルマラソンの推定タイムの変化を見ていきましょう。
ほとんどタイムが変わっていない人もいますが、推定とはいえ30分以上も速く走れるという結果が出ている人もいて、サブ3やサブ4といった壁の手前でもがいている人なら、その壁を簡単に乗り越えていけそうな結果になりました。
もう少し具体的な数値も見ていきましょう。下図の左が上記のH様(20代男性)のアスリートコース実施前、右がアスリートコース実施後の値になります。
測定にはトレッドミルを使用し、徐々に走行速度を上げて汗乳酸を測定。具体的には、6km/hで5分ウォーミングアップ、その後、1分ごとに1km/hアップ、RPE=12以上になったら、1分ごとに0.5km/hアップ、走れなくなったら終了という形式で実施しています。
アスリートコース実施前のLT速度(乳酸が溜まり始める速度)が12km/hだったのが、14km/hに向上しているのがわかります。この場合、H様がより長く、より速く走り続けられるようになっていることを示します。
このように、ハイアルチでトレーニングすることで、走力が大幅に上昇する可能性があることがわかりました。これにより「本当に効果あるの?」の疑問は解決したはず。マラソンこそが人生であり、本気で1秒を削るトレーニングをしたいというのであれば、「ハイアルチ アスリートコース」でトレーニングしてみてはいかがでしょう。
ハイアルチ:https://high-alti.jp
参加者の声
サッカーやマラソンをやっています。「体力向上にはとにかく走り込む」というトレーニングを今までやってきましたが、今回ハイアルチでLT向上のトレーニングを行い、衝撃を受けました。最大心拍の90%以下程度の強度で、地味なキツさのトレーニングでしたが、このトレーニングが乳酸の発生を遅らせて、楽に走ることができるようになったことに驚きました。低酸素でのアスリートコースのトレーニングは、マラソンでのタイムを縮めるのに最適だと感じました。(20代男性)
2025年1月に人生3回目のマラソンを控える一般トレーニーです。普段は全く走らず持久力が課題でしたが、アスリートコースを通して自分のLT付近のランニングを行うことで、普段のランニングも楽に長く続けることができるようになっています。タイムにして1キロ5分40秒でしたが、5分10秒の速度でも楽に走れるようになりました。(20代男性)
社会人サッカーでボランチをしています。元々は心拍数が上がりやすく、疲労が溜まった後はパフォーマンスが落ちがちでした。ハイアルチで2ヶ月間アスリートコースのトレーニングをしたことで、走っている時のベースの心拍数が10ほど低くなりました。試合の後半でも疲れにくくなったことで、自信を持ってプレーできるようになりました。走らないといけないポジションなので、自分のプレイヤーとしての価値が上がったと思います。(30代男性)
スカッシュの大会に出場しています。年齢も重ねてきたので、試合が進むにつれ足が動かなくなってくることが悩みでした。ハイアルチでLT向上のトレーニングをしたことで、乳酸が溜まりづらくなり、ボールを打つ際の体を屈めるしんどさが減って、足が最後まで出るようになったと感じます。試合中のキレが増して、まだまだ成長できることを実感できて嬉しかったです。(50代女性)
※参加者個人の感想です。
城西大学 駅伝部監督 櫛部静二氏コメント
私が監修したアスリートコースは、駅伝を目指す学生も活用しています。
これまでオリンピック選手を指導してきましたが、すべてのアスリートに低酸素トレーニング、特に高強度のインターバルトレーニングは欠かせないものと確信しています。
私はこれからも積極的に取り入れていきます。
ハイアルチ中目黒スタジオが2025年1月18日(土)にプレオープン
2025年1月18日(土)にハイアルチ中目黒スタジオがプレ・オープンします。オープンを記念した先着100名限定の先行WEB入会キャンペーンを実施中。無料体験も好評受付中ですので、最新店舗でLT値アップを目指してトレーニングしたいという方は、ぜひこの機会にご入会ください。
▼先着100名限定の先行WEB入会キャンペーンはこちらから
https://high-alti-1.hacomono.jp/register/?h_studio_code=S0008
※先行WEB入会のお申し込みは、「新規会員登録→メール認証→契約プラン」の流れとなります。
1月18日(土)からのプレオープン期間は、無料体験期間となります。まずは低酸素トレーニングを体験してみたいという方は、下記URLからお申し込みの上で参加ください。
▼無料体験のお申込み
https://high-alti-1.hacomono.jp/reserve/schedule/11/74
スタジオ名 | ハイアルチ中目黒スタジオ |
住所 | 〒153-0051 東京都目黒区上目黒2丁目12-11 TODA BLD 2階 |
営業時間 | 平日:7:00〜13:00/16:00〜22:00(最終受付時間21:00) 土曜:7:00〜20:00(最終受付時間18:00) 日祝:7:00〜18:00(最終受付時間17:00) |
定休日 | 毎週月曜日、夏季・年末年始 |
店舗HP | https://high-alti.jp/studio/nakameguro/ |