
格安な航空券を検索できるスカイスキャナーが、近年ランニング・マラソンを目的とした「旅ラン」の人気が高まっていることを受け、そのインサイトを探るべく「旅ランに関する調査」を実施。その調査結果「第2弾」を公表しました。
今回は旅ランナーたちがどのように旅行計画を立て、何を期待し、何に不安を感じているのかを徹底解明。走るだけにとどまらない、新しい旅のスタイルが見えてきました。他のランナーが旅ランで何を重視しているのか、予算はどれくらいなのかについて、その相場を詳しく見ていきましょう。
「旅ラン」に関する調査結果
今回の調査も、ランニングに興味のある海外旅行者745人と18歳以上の日本人1,000人を対象にインターネットで調査した結果になります。どのような調査結果が出たのか見ていきましょう。
日本人ランナーは72.4%が3〜4ヶ月よりも前から準備

旅ランの計画について日本人ランナー1,000人に調査を行ったところ、「5〜6ヶ月前」より前から準備する層が50.9%。「3〜4ヶ月前」の人も合わせると72.4%と、早めに動く人が多い傾向が明らかになりました。
一方、アメリカ・中国・韓国のランナーたちは「3〜4ヶ月前」より直前の層が56.2%と、 比較的直前に予約・手配する傾向があると判明。海外と日本のスタイルの違いが浮き彫りになっています。
日本のマラソン大会はエントリー開始と締め切りが早く、エントリーをした時点で宿や飛行機の手配などをすることがその理由として考えられます。海外のマラソンは前日受付も可能であるケースが多く、仕事のスケジュールが確定してから準備を始める人が多いのかもしれません。
ちなみに、フライト料金は早い段階のほうが安くなる傾向にありますが、あまりにも早すぎると予約を開始していないケースもあるため、安く抑えたいなら「適切なタイミング」で予約する必要があります。そんなときにおすすめなのがスカイスキャナーの「プライスアラート」機能です。
気になる大会や目的地の航空券・ホテルを登録すると、価格変動をリアルタイムで通知してくれます。これにより「早期計画型」も「直前予約型」も、賢くベストな予約タイミングを狙えます。
日本人ランナーも海外ランナーも節約志向が高め

旅ランにおける懸念点について調査を行った結果がこちらです。
日本人ランナーの回答で最も多かったのは、「宿泊費の高さ」(41%)と「イベント情報不足」(41%)という結果に。アメリカ・中国・韓国に対しての調査でも「航空券の高さ」(41.2%)がトップとなり、次いで「宿泊費の高さ」(36.5%)となっています。
日本人ランナーも海外ランナーも、共通して旅費を抑えることを課題としていることが、この調査結果からわかります。特に日本ではホテル代が高騰しており、前後泊ではなく前泊のみにするといった感じで、旅ランの短縮をしている人が周りで増えてきた印象があります。
宿泊費を安く抑えるのが難しいものの、航空券は1日違いで1万円近く安くなることもあるため、出費を抑えたいのであれば、1ヶ月分の価格推移を一覧で見ることができるスカイスキャナーの「カレンダー・チャート機能」を活用しましょう。思わぬ格安チケットが手に入るかもしれません。
旅ランの予算は「5万円以下」が主流

日本人ランナーに対しては、旅ラン1回あたりの予算についても質問を行っています。予算は「5万円以下」が48%とほぼ半数を占める一方、「10万円超」かける層も14%存在。コスト重視派とプレミアム志向派の二極化が進行していることが判明しました。
走った後はグルメ・温泉・観光を楽しむ

「旅ランを計画する場合、どのくらい滞在を延長して観光を楽しみたいと思いますか?」という質問に対して、約86%が1日以上滞在を計画したい、と回答する結果になりました。
体験したいアクティビティについても質問を行ったところ、「その地域の料理を試す」(57%)、「更に観光を行う」(50%)、「リラクゼーション施設で癒される」(43%)が上位を占める結果に。これらの結果からも、目的型の旅行ならではの、走るだけでは終わらず旅行先で更に楽しもうとするスタイルが定着していることがわかります。
調査概要
調査タイトル:「旅ラン」に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査時期:2025年4月2日~8日
調査対象:ランニングに興味のある海外旅行者 計745人
(アメリカ在住:262人・中国在住:242人・韓国在住:241人)
:18歳以上の日本人 計1,000人
調査機関:One poll/GMOリサーチ&AI株式会社


スカイスキャナー トラベルエキスパート 宮クリスティーン氏コメント

スカイスキャナーが2025年の旅行トレンドを予測した「トラベルトレンドレポート 2025」。このレポートではスポーツをはじめ、目的型・特化型のツーリズムに対する人気が高まっていると予測しています。
“旅ラン”は、ただ目的地を走るだけではありません。その土地の文化、グルメ、人とのふれあいを、走ることをきっかけにより深く体験できる素晴らしい旅のスタイルです。
今回の調査結果から、同じ“旅ラン” でも様々なニーズが生まれていることが判明いたしました。多様なニーズに応える旅行プラットフォームとして、幅広い選択肢と柔軟性を提供しています。
例えば低価格を重視する人にはお得なフライトや宿泊先を、体験に価値を見出す人には特別な滞在を、それぞれ簡単に見つけられるように設計された検索機能やフィルターを通じて、誰もが自分に合った旅を見つけられるサポートを行っています。スカイスキャナーのようなサービスをうまく活用して、走る喜び、旅の喜びを、ぜひ体感してみてください。
スカイスキャナー:https://www.skyscanner.jp
スカイスキャナーアプリ:https://skyscanner.app.link/
旅ランにおすすめのマラソン大会

- ▶ わっかない平和マラソン
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日本最北端で開催されるマラソン大会です。制限時間は6時間30分と余裕があり、気候のいい9月開催なので、マラソンシーズン前に42.195kmの距離を体に思い出させるのにおすすめです。また、RUNNETの評価も高く、満足度の高い旅ランを期待できます。
- ▶ 新潟シティマラソン
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40回以上の歴史がある大会で、新潟の名産が充実したエイドステーションが魅力。米どころなのでグルメも満喫でき、しかも美味しい地酒がいくつもあります。関東からアクセスしやすいだけでなく、他の地域からも新潟空港にフライトがあるため、遠征しやすいといったメリットもあります。
- ▶ 国宝松江城マラソン
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風光明媚な水の都と城下町「松江」を走るフルマラソンの大会です。多少のアップダウンはありますが、比較的フラットで旅ランでもタイムを狙うことができます。また、出雲大社や宍道湖などの観光スポットもあり、米子空港と出雲空港の2つの空港からアクセスできます。
- ▶ 万里の長城マラソン
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毎年5月1日と10月の年2回開催される大会です。世界遺産である万里の長城がコースの一部に組み込まれており、5km・10km・ハーフマラソン・フルマラソンの4種目あり、走力に自信がない方でも参加できます。RUNNING STREET 365が日本事務局をしており、日本語でのサポートを受けられます。