「アディダス ブランドコアストア 原宿」のオープニングイベントとして、東京の街をノンストップで駆け抜ける『GREEN LIGHT RUN TOKYO』が3月10日の0時スタートで開催されました。
GREEN LIGHT RUN TOKYOは、信号に捕まらずに42.195kmの距離を走るイベントで、東京マラソンのゴール会場でもある東京駅前から、オープン前のアディダス ブランドコアストア 原宿を目指します。
種目は10kmとフルマラソンの2種類で、10kmは女性限定。非常に多くの申し込みがあったこのイベント、合わせて30名のランナーがペースランナーを先頭にゲーム感覚で走ります。
ペースメーカーについていけなくなり、赤信号で止まってしまうとそこでリタイア。トイレ休憩もないシビアさで、エイドはアディダスのスタッフが用意したものを走りながら受け取ります。
とにかく止まらないことがこのイベントの趣旨ですので、目的地方向の信号が赤信号だった場合、そこは右折か左折をして迂回することになります。このため赤信号になるたびに走行距離が増えていきます。
信号が赤から青になりそうならペースを落とし、信号が青信号なら全力疾走で横断歩道を通過します。このペースのアップダウンが参加者を苦しめます。
また深夜のスタートということもあり、気温が低くなるため、トイレに行きたくなる参加者が続出します。それでもトイレに行った時点でリタイアになるため、誰も最初のリタイアになりたくないという気持ちがあって、我慢しながら1歩1歩を積み重ねていきます。
最初はそれぞれに壁のようなものがありましたが、一緒に走り続けるに連れて徐々にお互いの距離が縮まっていきます。信号がいいタイミングが青になったときは、拍手が起き、ともにゴールを目指す仲間として一体感が生まれます。
フルマラソンはハイレベルな選手が集まっていますので、後半になっても誰一人として遅れそうになる人がいません。
アディダススタッフのサポートも素晴らしく、エイドではランナーたちが必要なものをしっかりと用意して待っててくれますし、何よりも信号に引っかからないようにするためのコースどりやペース配分でランナーをサポートしてくれます。
それを仕事としているのではなく、ランナーと一緒に楽しもうとしている姿勢が、ランナーにいい影響を与えてくれます。よく出来たコース設定のおかげで、42.195kmの距離をまったく飽きることなく走ることができます。
ただし、何度も赤信号で迂回させられたこともあり、最終的には46km以上の距離を走り、当初の予定よりも30分オーバーしてのゴールとなりました。それでも1人も欠けることなく完走できたのは、驚くべきことです。
前代未聞のランイベントだったにも関わらず、すべての参加者が見事に適応できた。それを支えてくれたのは、すべてのランナーの履いていたadizero Japan boost 3の影響も大きいかもしれません。
適度な厚みのBOOSTフォームが、何度も繰り返されるスピードの上げ下げをサポートし、全員が最後まで足を止めずに走ることが出来ました。
ちなみに下の写真はメディアのランナーが履いていた『TOKYO EDITION』シリーズ限定モデルadizero Japan boost 3 rising sunです。adizero Japan boost 3 rising sunは、以前RUNNING STREET 365でも紹介した、日の丸をイメージして作られた限定モデルです。
途中で10kmの参加者と合流し、集団が大きくなったときの盛り上がりは、とても知らない人同士が集まって走っているとは思えないほどの一体感で、苦しいはずのフルマラソンなのに多くの参加者には笑顔が見られました。
ゴール後はそれぞれがハイタッチをして、お互いの健闘を称え合います。普通のマラソンにはない完走後の充実感がそこにはあり、もしかしたらこのイベントは今後世界で流行する可能性があります。
走り続けることでトレーニングにもなります。非常に優れたランイベントではないでしょうか。
それぞれの距離を走り終えたあとは、アディダス ブランドコアストア 原宿での買い物もでき、まだ一般オープンされていないお店での買い物も楽しんでいました。アディダス ブランドコアストア 原宿はシンプルなランニンググッズが並び、ランナーの購買意欲を高めてくれます。
おそらくこのアディダス ブランドコアストア 原宿はこれからアディダスがランニングの発信をしていくための、大きな拠点のひとつになるのでしょう。ここを拠点として、また『GREEN LIGHT RUN TOKYO』のようなイベントでランナーを楽しませてくれることを期待します。
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