RUNNING STREET 365編集長の重松です。
取材も兼ねてクリール・シューズトライアルに参加してきました。
ランニングマガジン・クリール主催で行われたこのシューズトライアルは15メーカー(1メーカーが参加中止)、60種類近くのシューズを履き比べることのできるイベントです。
会場は1周700mのコースに併設されているので、試履してそのままコースを走ってシューズの感覚を確かめることが出来ます。
開始直前まで雨が降っていましたが、集合写真を撮るときには雨もなく、気温もほどほどに低くて最高のシューズトライアル日和になりました。日頃の行いって大切です。
このイベントの楽しみのひとつはメーカーからのシューズのプレゼントで、各メーカーがシューズをプレゼントしくれるのと、景品の当たるじゃんけん大会なのですが、そのイベントに加わる時間がもったいなくなるぐらい。履いてみたいシューズがいっぱいでした。
結局私が試履したのが27足でサイズがなくて足入れだけだったのがそのうち3足でした。半分も履けていませんね。履くたびに1周走りに行っていたので、10時スタートの15時まで休むことなく試履したのですが、まったく時間が足りませんでした。
人気が高かったのが、いま注目のスイスブランドのシューズメーカーOnです。これ流行るので覚えておいたほうがいいですよ。
他にも有名メーカーからあまりスポーツショップで見かけないシューズメーカーまで幅広く揃っています。
ほとんどのランナーにとって1度でいろんなシューズを試履できる機会がほとんどありません。お店で履いても走れるわけではないですし、レンタルシューズだと履き比べまではできません。
参加者はそれぞれが気になっているシューズをどんどん試して、シューズによる特徴の違いを楽しんでいるようでした。同じメーカーでも目的によってまったく違う雰囲気なるのが面白いですね。
直接メーカーの人に話を聞けるのもこういう機会ならではです。どういう思いで作ったのか。どういうランナーを対象をイメージしているのか、スポーツショップではわからない細かい部分を聞けてシューズへの思い入れが深まります。
気になったのは履いたシューズに対するアンケートによる評価なのですが、ここに集まったシューズメーカーのシューズにはそのアンケートでは評価しきれない素晴らしさがあったことです。
クッションや反発の有無、安定感やフィット感はシューズを評価する指標のひとつですが、個々の評価が悪くても走ってみると走ることが楽しくなるシューズがいくつかありました。
逆に上手くまとまっているのに、走るのが楽しくない魅力のあまりないシューズもあったりしました。
このへんはクリールさんが今後見直してもらえるとシューズの評価の仕方が変わってくる気がします。メーカー側も従来の評価方法にとらわれないシューズ作りをするための参考になるはずです。
どのシューズがいいのかというのは個人の好みでわかれてしまうので、あくまでも裸足ランナーの私の視点からみたシューズの評価を今後掲載していくつもりなので参考にしていただければと思います。
ちなみにシューズトライアルの記事は11月20日発売のクリール12月号に掲載予定です。
毎年開催されているので、シューズの購入を検討している人や自分に合うシューズがなかなか見つからないという人はぜひ来年のシューズトライアルに参加してみてください。