まだ6月だというのにすでに最高気温が30℃を超えた地域もあり、そろそろ熱中症対策を考えなくてはいけない季節になってきました。最近はどのメーカーも接触冷感素材のウェアを発売していますので、ランニングウェアも夏用に衣替えするのがおすすめです。
その中でも今年注目なのがデンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)の「つめたプラシャツ」と「つめたインナーplus」です。汗を味方につけて体を冷やしてくれる優れもの。走れば走るほど冷たさを感じられる画期的なウェアになります。
汗をかくほどに冷たくなる
「つめたプラシャツ」と「つめたインナーplus」の特徴は、キシリトール成分を含む特殊インクをフロッキー調に加工した転写シート「COOL REACT」にあります。COOL REACTには吸湿冷感機能があり、汗を吸収して冷却効果を発揮します。
冷感機能の試験においては、発汗量が多いほどその冷却効果が高まるという数値が出ており、トレーニングの質が高まって、汗をかくほど最大熱吸収速度q-maxが高まることが確認されています。q-maxは0.2以上で接触冷感素材と呼ばれるようになり、0.4以上になるとかなりひんやりと感じます。
下が冷感機能の試験の結果ですが、汗を吸うことでかなり冷たく感じられるのが分かるかと思います。
パフォーマンスは維持できるけど給水は必須
「つめたプラシャツ」と「つめたインナーplus」を着てランニングすると、熱がこもることもなく、気持ちよく走れるようになりますが、気をつけなくてはいけない点が1つあります。それは「冷たく感じても汗をかいている」ということです。
他の接触冷感素材ウェアでも同じことですが、汗をかいていないわけではなく、体内からは水分が失われていきます。これらのウェアを着ればそれだけで熱中症対策になるのではなく、水分補給もしっかりと行う必要があります。そのことは忘れないようにしましょう。
水分補給は必ずミネラルも一緒に摂るように心掛けてください。基本はスポーツドリンクで、甘いのが苦手という人は経口補水液。もしくは水や麦茶と一緒に塩を摂るようにしましょう。「つめたプラシャツ」と「つめたインナーplus」を着たうえで、水分とミネラルをしっかりと補給しましょう。
身も蓋もないことを言えば、そんな面倒なことせずに、涼しい早朝や夕方以降に走ればいいだけなんですけどね。
商品概要
「つめたプラシャツ」と「つめたインナーplus」はサッカーやフットサル用のアイテムとして発売されていますが、もちろんランニングにも利用できます。いずれも軽量で、吸汗速乾タイプのウェアですので、夏場でも快適にランニングを楽しめます。
つめたプラクティスシャツ
サイズ : 140/150/160/S/M/L/O
価格:3,190円(税込)
つめたインナーシャツplus
サイズ : 120/130/140/150/160/S/M/L/O
価格:2,420円(税込)