速さに必要なのは「換気」だった！デサント「Schematech AERO」シリーズが新発売

2024年3月9日

フルマラソン後半の失速。その原因のひとつが体温上昇にあります。人間の体は走ることによって体温が上昇しますが、汗などによって体温が上がりすぎるのを防いでいます。ただ、それらの生理現象だけで体温の上昇を抑えきることはできません。さらに汗が蒸れによる不快感も生み出します。

そんな体温の上昇や蒸れによる不快感を解消することこそ、ランナーのポテンシャルを100%引き出すと考えたデサントは、プロのためのランニングウェアとして「Schematech AEROシリーズ」をデサント直営店、デサント公式通販「DESCENTE STORE オンライン」にて、3月8日（金）より発売開始しました。

デサントの独自換気システムを搭載

先に伝えておきますが、Schematech AEROシリーズはちょっとびっくりするくらい高額です。ランニングウェアにそんな値段は出せないという人のほうがほとんどかと思います。たとえばスキーマテックエアロハーフスリーブシャツは26,400円。最新のレーシングシューズが買えてしまいます。

でもそんなレーシングシューズと同等以上の効果が得られるならどうでしょう？

Schematech AEROシリーズはプレミアムスポーツウェアカテゴリー「PRO」のアイテムとして展開される、まさにプロのためのウェアになります。「PRO」のアイテムはアスリートの声を起点にデザインが形作られ、課題解決の視点から設計された独自の機能美が凝縮されています。

今回デサントが取り組んだのが、走ることによって発生する体温上昇や蒸れによる不快感対策です。これらの不快感を解決するためにデサントがたどり着いた答えのひとつがウェア内の”換気”でした。そこでウェア内に風を取り込み放出する独自の空流換気システムを開発し、製品に落とし込んだのがSchematech AEROシリーズというわけです。

Schematech AEROシリーズを着用し、30℃40%RHの環境にて、発汗サーマルマネキンの腕振り動作時の背部における衣服内湿度を評価した試験結果が上図で、背部のウェア内の湿度が約20%も減少していることがわかります。たった20%と思うかもしれませんが、20%も違うと快適さがまったく異なります。

さらに生地でもさらに不快感を軽減できないかという想いから、DISCでの身体の発汗データの研究により発汗の多い箇所を割り出し、その箇所に効果的な通気性をもたらす独自構造の生地も開発。