
RUNNING STREET 365ではさまざまなランニングウォッチやスマートウォッチを紹介しているのもあって、最新のランニングウォッチの機能や価格については、ちょっとやそっとのことでは驚かないのですが、とんでもないアイテムが登場すると聞いてワクワクが止まりません。
それがAGMのスマートウォッチ「Legion Pro」。AGMについてはよく知りません。でもオフラインマップに対応して14,980円という価格。しかもIP68/5ATM防水規格とMIL-STD-810H軍用耐久認証を取得。さらに搭載しているGPSチップ「BCM47755」は2周波対応ということは……これが本当なら間違いなく「買い」の1本です。
耐久性に優れたスマートウォッチ「Legion Pro」
はじめに伝えておきますが、AGMのスマートウォッチ「Legion Pro」にどこまで期待できるのかはわかりません。ただ、スペックとしては期待しかなく、それでいて14,980円という価格設定ということで、とにかく急いでその存在をランナーにお知らせしたくて記事にしました。
AGMはアウトド向けの頑丈なモバイルデバイスの開発と製造を行っているメーカーで、「Legion Pro」もカテゴリーとしてはトレイルランニングに適したスマートウォッチということになります。どのような特長があるのか、詳しく見ていきましょう。
過酷環境対応設計
MIL-STD-810H認証:衝撃・振動・温度変化に対する耐久性を検証済み
5ATM防水 + IP68防塵防水:水深50mでの使用に対応(10分間耐性)
強化ガラス採用:コーニング ゴリラガラス3(GG3)を表面保護に採用
交換用ツインストラップ付属:ブラック&オレンジのストラップを同梱
まず注目べきは、IP68/5ATM防水規格とMIL-STD-810H軍用耐久認証を取得している点で、さらにゴリラガラス3を採用しています。これだけでも、とても14,980円で購入できるスペックではありません。しかもストラップが2本付属しているので、気分やシーンで使い分けもできます。
行動支援機能
内蔵GPSチップ(BCM47755):位置表示と軌跡記録をサポート
オフライン地図対応:AGM Nexusアプリで事前ダウンロード可能
環境センサー搭載:気圧計・高度計を内蔵
Bluetooth 5.3通話:手首からの着信応答が可能
オフラインマップがあるので、走ったことのない街やトレイルでも地図を確認しながら走れます。しかも出発地点に戻れる機能もあるため、トレイルでコースをロストしても、自力でスタート地点に戻ることができます。
そして、仕様に「内蔵GPSチップ(BCM47755)」の記載がありましたが、この「BCM47755」は「デュアル周波数GNSS受信機チップ」であり、2周波による高精度での位置測定に対応している可能性があります。この価格帯で2周波対応というのはとても信じられませんが、もし高精度で測定できるならかなり魅力的です。
ヘルスケアシステム
24時間バイタル監視
・睡眠分析・ストレス検知
・心拍数モニタリング(高心拍アラート対応)
・血中酸素濃度(SpO2)測定
100種以上のスポーツモード:水泳モードを含む自動活動検出
健康リマインダー:水分補給通知・活動目標達成通知
このあたりは標準的な機能が搭載されていますが、心拍数モニタリングにも対応しているため、心拍トレーニングなども可能になります。

実用的な仕様
最大9日間駆動:370mAhバッテリー(通常使用時)
オフライン決済:Alipay対応(SEチップ内蔵)
31言語対応:日本語を含む多言語サポート
カスタム文字盤:複数デザインを選択可能
ランニングでの連続使用時間については記載されていないため、どれくらい使えるかは未知数ですが、370mAhバッテリーであることを考えればフルマラソンは問題なく、ウルトラマラソンに対応できるかどうかといったところ。
個人的に嬉しいのは「Alipay対応」。中国に行くことが多く、郊外に行くと圏外になることが多く、そんなときにAlipayのオフライン決済ができると何かと助かります。ただ、日本で入手できるモデルにその機能が本当に搭載されているのか、日本人が利用できるのかも現時点ではわかっていません。
ただ、中国出張が多いランナーなら、それだけで購入候補になるかもしれません。

Legion Pro 発売情報
発売日:2025年8月16日
価格:14,980円(税込)
購入先:公式オンラインストア
Legion Proは、公式サイトにて販売されています。気になるという方はぜひ公式サイトにてご確認ください。