東京マラソン2020は何が変わるのか

東京マラソン2020では都民エントリー枠が追加されることが話題になりましたが、それ以外にも2019年からの変更点がいくつかあります。これまでと何が変わるのか、どのような点に気をつければいいのかをご紹介してきます

目次

参加料は10,800円から16,200円へ

まず大きな話題となった参加費アップですが、フルマラソンの参加費は10,800円から16,200円に変更になります。これまでが安すぎたということもありますが、大会警備費が年々上がっており、スポンサーが負担しきれなくなったことが最も大きな理由として考えられます。

東京マラソンは1人あたりのコストが5万円以上かかると言われていますので、税抜5,000円のアップでは焼け石に水ですが、できるだけスポンサーに頼らない体制を整えることが求められているのでしょう。

さすがに16,200円となると躊躇する人も増えるかもしれません。もしかしたら、倍率は少しだけ下がる可能性があります。

東京都民のための都民エントリー

東京マラソンは東京都の税金も使われていますし、不便な思いをするのも都民です。だったら都民が優先されてもいいじゃないかということで、2020年には都民枠でのエントリーが行われます。

都民枠は1,000人ですが、抽選に外れても自動的に一般枠での申込みにシフトされます。このため2回のチャンスがあり、ONE TOKYOプレミアムメンバーエントリーなら3回も抽選を受けられることになります。

都民枠の申込期間は2019年7月22日(月)10:00~7月31日(水)17:00までです。東京都にお住まいの方はエントリーを忘れないようにしてください。

マイエントリーの導入

参加者にとってよく分からないもののひとつが、このマイエントリーの導入かもしれません。突如として現れた「マイエントリー」という単語ですが、マイエントリーはエントリー登録完了時に自動で作成されるページで、そこで参加案内などを確認できます。

東京マラソン2020からは、サステナビリティへの取組みの一環としてペーパーレス化を進めていきます。これまで参加ランナーへ配送されていた参加のご案内・記録証などは全て「マイエントリ―」にてデータで確認することになります。

ペーパーレスになることで少し混乱が起きそうですが、おそらくマラソン大会は全体的にこの流れになっていくはずです。参加案内が送られてこなくても不安にならずに、マイエントリーを確認しましょう。

連続落選枠に向けた取り組み

東京マラソンは2023年から連続落選枠が設けられます。

対象となるのはONE TOKYOプレミアムメンバー及びクラブメンバーで、ONE TOKYO会員専用の「簡単エントリ―」を使ってランナー申込みを行い、2020大会以降、3大会連続で落選された方を対象に、2023大会から「連続落選者抽選」を行います。

これにより、都民であれば最大4回も抽選を受けられるようになりますので、かなり当選率がアップします。ただし、連続落選者抽選を受けるにはONE TOKYOプレミアムメンバー及びクラブメンバーであることが必須です。

東京マラソン2020からが対象ですので、東京マラソンを絶対に走りたいという人はONE TOKYO会員に登録しておきましょう。

東京マラソン2020エントリースケジュール

最後に東京マラソン2020のエントリースケジュールについて見ていきましょう。

07月02日 ONE TOKYOプレミアムメンバーエントリー開始
07月02日 チャリティエントリ―(個人チャリティ)開始
07月22日 チャリティエントリ―(クラウドファンディング)開始
07月22日 チャリティエントリ―(アクティブチャリティ)開始
07月22日 都民エントリー開始
08月01日 一般エントリー開始

8月上旬:ONE TOKYOプレミアムメンバーエントリー当選発表
9月上旬:都民エントリー当選発表
9月下旬:一般エントリー当選発表

ONE TOKYOのエントリーは7月2日から始まります。抽選ですが忘れないように注意してください。同時にチャリティエントリーも始まります。まずは個人チャリティということで、10万円以上の寄付をした3,700名が先着順で参加権を得ることができます。

またクラウドファンディングは300名分の枠がありますが。クラウドファンディングで集めた金額上位から300名ですので、よほど知名度のある人でないと参加枠は得られません。

アクティブチャリティは寄付額が20万円ですので、ハードルがかなり上がります。29の事業に対して寄付を募り、先着順で1000名がアクティブチャリティで参加権を得ることができます。

まとめ

いよいよ始まるオリンピックイヤーに開催される東京マラソン募集。参加費がアップしたことで倍率は少し下がるかもしれませんが、ランナー人口もやや増えた感じもあり、激戦であることには変わりありません。

ただし、都民枠が設けられ、さらには2023年の連続落選枠に向けての取り組みも2020年から始まります。より参加しやすい大会に近づくための第一歩が東京マラソン2020です。

まだ走ったことのないランナーさんや、また走りたいと思っているランナーさんは、それぞれのエントリー開始日を忘れないように気をつけましょう。

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