北海道といえば北海道マラソンが注目されますが、北海道マラソンの時期はホテルも高額で、なおかつ気温も高くなりやすいということで、最近はもっと走りやすい時期に開催される大会に注目が集まっています。当別スウェーデンマラソンもそのひとつで、まるで海外の街を走っているかのような風景の中を走ることができます。

最も長い距離でハーフマラソンですので、体への負担もそこまで大きくなく、北海道観光も楽しめる大会となっています。フルマラソンだと疲れ切ってレース後の観光やグルメを楽しめないという人も、当別スウェーデンマラソンなら、全力で全部楽しめます。ここではそんな当別スウェーデンマラソンの天候・完走率・口コミ・評価・関門・コースなどの大会情報をまとめてご紹介していきます。

当別スウェーデンマラソンの特徴

当別スウェーデンマラソンの種目はハーフマラソンと約11.9kmのスウェーデンヒルズコース、そして約2.2kmのファンランとペアランの4種目が用意されています。2023年まではハーフマラソンとファンランの2種目でしたが、より多くのランナーが楽しめるように、2024年からスウェーデンヒルズコースが追加されました。

種目
▶ ハーフマラソン
▶ スウェーデンヒルズコース（約11.9km）
▶ ファンラン（約2.2km）
▶ ペアラン（約2.2km）

当別スウェーデンは環境に優しい大会を目指しており、給水等で出るゴミは回収してリサイクル。2024年の取組みとして、回収したペットボトルをリサイクルして新たなペットボトルに再生するボトルtoボトルが実施されます。さらに、2023年からは回収した紙コップ等の古紙をトイレットペーパーにリサイクルする活動も行われています。

そして、各給水所にマイボトルで給水できるスペースを設けており、マイボトルの持参を推奨することでゴミを削減する取り組みなども行っています。大会の方針に賛同するという方は、ぜひマイボトルを持って走るようにしてください。

傾斜のきついアップダウンが2セットのあるコースとなっており、自己ベスト更新を狙うのにはあまり適していません。ただし、ハーフマラソンでもしっかりと負荷をかけられるので、秋のマラソン大会前の調整になります。もちろんここで出し切る走りをするのもOKです。

ちなみに当別スウェーデンマラソンは、2023年に国内大会初のノンバイナリー枠を設置した大会でもあります。2024年以降も継続して、ハーフマラソンと11.9kmコースにて性別にとらわれずにエントリーできるノンバイナリー枠が設置されています。

このように時代にあった新しい取り組みを積極的に実施していく大会ですので、単純に「走る」だけでなく、大会をお祭りのように楽しみながら参加したいという人におすすめの大会になります。

大会のおすすめ度

エイドの充実	3	観光の見どころ	2
走りやすさ（難易度）	3	グルメ	3
オリジナリティ	4	アクセス	4

※評価はRUNNING STREET 365の独自基準で採点しています。

当別スウェーデンマラソンの関門時間

ポイント	関門距離	制限時間	ペース
11.9km	11.9km	後日発表	–

当別スウェーデンマラソンは制限時間がありませんが、ハーフマラソンは11.9km地点に関門が設定されています。現時点では関門の閉鎖時間が公開されていませんが、ハーフマラソンですのでそこまで厳しい設定にはならないと予想されます。

当別スウェーデンマラソンの気温・天候・完走率

開催年	最低気温	最高気温	天候	完走率
2014	–	–	–	–
2015	–	–	–	–
2016	–	–	–	–
2017	–	–	–	–
2018	16.9℃	25.5℃	雨のち晴れ	–
2019	21.9℃	32.6℃	曇のち晴れ	–
2020	–	–	–	–
2021	–	–	–	–
2022	11.3℃	20.1℃	晴れのち曇り	–
2023	3.1℃	10.8℃	雨	–

当別スウェーデンマラソンは第1回大会と第2回大会が8月開催ということで、第2回大会では最高気温が30℃を超える気温の中での開催となりました。2022年からは10月開催になって走りやすくなるかと思いきや、2023年は雨で最低気温が5℃以下になるなど、コンディションに恵まれない大会になっています。

ただし、雨さえ濡れなければ最高のマラソン日和になることは間違いなく、しかも風景の美しさも相まって、満足度の高いマラソンになることを期待できます。1度雨が降るとその印象が強くなってしまいますが、おそらくこれからは秋の人気大会へとなっていくはずです。

ハーフマラソンということで完走率は公開されていません。アップダウンがあるということで不安に感じている人もいるかもしれませんが、しっかり練習を積んでおけばそこまで気にする必要はありません。大会直前にコンディションを崩さないようにだけ注意してください。

当別スウェーデンマラソンの評価・口コミ

当別スウェーデンマラソンは第1回が45.2点とかなり低評価となりましたが、2022年は満足度の高い評価を得ています。2023年の評価が下がっていますが、これは雨で寒いというコンディションが影響していると考えられます。実際に走った人がどのように評価しているのか、詳しく見ていきましょう。

2023年の参加者は「寒い」という口コミが目立ちましたが、こればっかりはマラソンの神様が決めること。とはいえ、雨が降るとかなり冷える大会であることは間違いありません。ただし、雨の中スタートブロックでスタートを街続ける必要がないなど、前向きな口コミも少なくありませんでした。

コースはアップダウンが大変という声が多数ありましたが、こちらも走り応えがあるということでむしろ好評価につながっています。さらにペースランナーが細かく設定されているので、ペースを安定させることができ、消耗しなかったという声もあります。

参加性が実用品でがっかりという声もありましたが、これは2024年大会から改善されています。2024年大会はフィニッシャータオルかフードチケットかを選べるようになっており、タオルが必要ないという人はアフターレースをお得に楽しめるようになっています。

過去大会のレポート

当別スウェーデンマラソンへのアクセス

当別スウェーデンマラソンの大会会場であるスウェーデンヒルズゴルフ倶楽部へは、ロイズタウン駅からシャトルバスが出ていますので、札幌からJR学園都市線北海道医療大学行に乗車してください。車でのアクセスも可能ですが、駐車場は事前エントリー制になっていますのでご注意ください。

遠方からの参加の場合には、LCCも多く利用している新千歳空港を利用する路線がおすすめです。フライト料金を少しでも安くおさえたい場合には、航空券を比較・予約できるエアトリ を使ってフライトを探せば、思わぬ格安航空券が見つかることもあります。

また当別周辺の観光もしたいなら、空港でレンタカーを借りるという選択肢もあります。北海道のレンタカーはレンタカー会社ごとに料金が大きく異なりますので、少しでも安く借りたい場合にもレンタカーの最安値検索「エアトリ」 の利用がおすすめです。

当別スウェーデンマラソンの宿泊予約

遠方から当別スウェーデンマラソンに参加する場合、札幌を拠点にするのがおすすめです。当日は無料のシャトルバスがロイズタウン駅から出ているため、札幌から電車で移動して、シャトルバスで会場入りすれば、札幌宿泊でも十分に間に合います。

札幌観光を重視するならホテルはすすきの周辺が便利ですが、しっかり走ることを目的とするなら札幌駅近くのホテルがおすすめです。ただし、最近はインバウンドの影響もあって札幌のホテルは宿泊費が高騰化しています。このため条件のいいホテルがあれば、立地はあまり気にせず予約してください。

どのホテルも高額で、とても手を出せないというような状態になってしまったら、個室タイプのネットカフェを選ぶという選択肢もあります。いずれにしても早めに確保しないと、高額な宿泊費用になってしまいますので、大会にエントリーしたらすぐに宿を確保しましょう。

▶【楽天トラベル】で予約
▶【Trip.com】で予約
▶【agoda】 で予約
▶【エアトリ】 で予約

大会詳細情報