国宝松江城マラソン大会情報【天候・完走率・口コミ・評価・関門・コース】

完走しやすい大会として、注目されつつある国宝松江城マラソン。しかも冬の日本海の美味しいものを食べることができ、松江城や出雲大社などの観光スポットもあります。宍道湖まで行けば温泉もあり、驚くほど美しい夕日を見ることもできます。

国宝松江城マラソンはマラソンランナーが求めるものがギュッと詰まっている大会なのですが、アクセスが難しいというイメージからか、まだ大人気というほどではありません。そこでここでは、国宝松江城マラソンの魅力や実際に走った人の口コミなどの情報をまとめて、ご紹介していきます。

目次

国宝松江城マラソンの特徴

国宝松江城マラソンの種目は、フルマラソンの42.195kmと4.5kmを走るファンランの2種類が用意されています。この大会の醍醐味である景色の美しさを満喫したいのであれば、フルマラソンがおすすめです。完走しやすい大会ですので、フルマラソンに不安がある人でもぜひ挑戦してもらいたいところです。

種目
▶ 42.195km
▶ ファンラン4.5km

コースは後半にアップダウンがありますが、その他の場所はフラットな部分が多く、自己ベスト更新も狙えるコースとなっています。しかもスタート直後の道幅がかなり広いので、スタート直後の混雑がほとんどなく、後方のランナーもロスがほとんどない状態で走り出せます。

魅力はなんといっても絶景にあります。遠くに大山を眺めることもでき、途中でベタ踏み坂の横を通過。さらには中海では湖の上を走っているような感覚で、気持ちよく走ることができます。そしてエイドも個性的で、松江を満喫できる大会になっています。

もちろんレースだけでなく、観光スポットも充実。松江城はもちろんのこと、電車に乗って出雲大社にも行けますし、少し足を伸ばして境港まで観光に行くことも可能です。そして、冬の松江ですので身の締まった日本海の魚介類を楽しめるのも、おすすめポイントになります。

また、ランナーにはあまり知られていませんが、松江は和菓子の美味しい街です。宍道湖の夕日のようにここでしか見られない風景もあり、マラソン以外にも散策ランをするのにぴったりです。できれば前泊だけでなく後泊もして、松江の魅力を堪能するプランがおすすめです。

大会のおすすめ度

エイドの充実4観光の見どころ5
走りやすさ(難易度)4グルメ4
オリジナリティ4アクセス3

※評価はRUNNING STREET 365の独自基準で採点しています。

国宝松江城マラソンの関門時間

関門距離制限時間ペース
4.5km1時間3分14:00/km
11.1km1時間55分7:53/km
13.7km2時間15分7:42/km
23.9km3時間30分7:21/km
28.3km4時間10分9:05/km
38.7km5時間40分8:39/km
41.2km5時間55分6:00/km
42.195km6時間5:02/km

国宝松江城マラソンには7つの関門があるのですが、後半の関門がかなり厳しく設定されています。たとえば41.2kmの関門をギリギリ通過した人は、フィニッシュまでの1kmちょっとを5分で走る必要があります。その前の関門からもキロ6分で走る必要があり、この関門をギリギリに通過しても完走は絶望的です。

このため、関門タイムは基本的に無視して、キロ8分前後で最後まで走り切るスタイルがおすすめです。ただし、後半のアップダウンが厳しいので、後半に失速しやすい人は、前半は流れに乗って少しだけペースを上げ、意識して徐々にペースを下げていくという作戦も有効です。

いずれにしても関門を意識するのではなく、6時間をどう使うのか自分なりにマネージメントして走るようにしましょう。

国宝松江城マラソンの気温・天候・完走率

スクロールできます
開催年最低気温最高気温天候完走率
2014
2015
2016
2017
20187.1℃16.3℃晴れのち曇り94.2%
20194.1℃13.9℃曇り94.1%
2020
2021
20228.6℃13.8℃曇り94.2%
20236.7℃11.6℃晴れ94.1%

国宝松江城マラソンは12月初旬の開催ということで、気温がそこまで低くなく、コンディションとしてはかなり走りやすい傾向にあります。ただし開催数がまだ少なく、山陰であることを考えると、今後もっと気温が下がる年もでてくるかもしれません。

気温よりも気を付けたいのが、強風が吹きやすいという点です。ほとんど前に進めていないような感覚になる強風が吹くこともあり、体温もモチベーションも削がれてしまうので、雨対策だけでなく風対策もしっかりと行っておきたいところです。

とはいえ、6時間制限の大会とは思えない高い完走率となっています。これはスタート渋滞がないことと、比較的フラットなコース設定が理由として考えられます。もちろんしっかり練習を積んでおくことが大事ですが、完走しやすい大会ですので、初マラソンや初遠征の大会としてもおすすめです。

国宝松江城マラソンの評価・口コミ

第1回大会が低評価になった国宝松江城マラソンですが、運営がドタバタしたのがその大会のみで、翌年にはしっかりと改善が行われており、比較的満足度の高いレースになっていることが口コミからわかります。実際に走った人がどのように評価しているのかを見ていきましょう。

口コミからわかる良いポイント

  • 4000人という規模が混雑もなくちょうどいい
  • 参加賞Tシャツが長袖なのが嬉しい
  • 雨が降ったけど荷物預けも着替えも体育館で安心
  • 観光も食事も充実

口コミからわかる残念なポイント

  • 天候で満足度が大きく変わる
  • シャトルバスの待機時間が長い
  • 松江城をほとんど見れない
  • 後半の坂が壁に見える

RUNNETの評価の割には参加者の口コミはポジティブなものが多く、2023年は雨の中での大会になったにもかかわらず、多くの人が満足していました。特に体育館に荷物を預けられたり、着替えられたりするので、走っているときと待機しているとき以外は雨が気にならないというのが好評価に繋がっています。

そして大会規模も4000人なのでトイレやスタートでの混雑がなく、最初から最後まで気持ちよく走れたという声もたくさんありました。ただ、雨が降ると景色の美しさが半減どころかまったく見られないので、退屈になレースになったという口コミもありました。

また「松江城マラソン」なのに松江城の角をかする程度しか見られないのも、残念に感じている人が多く、もっとたっぷりと松江城を見ながら走りたいという声が第1回大会から続いています。そのような声があるものの、着実に改善されているので、これからさらに人気が伸びる可能性があることが口コミから伝わってきます。

国宝松江城マラソンのレポート

国宝松江城マラソンアクセス

国宝松江城マラソンは中国地方以外から参加する場合には、基本的に飛行機でアクセスすることになります。出雲縁結び空港を使ってバスで松江駅に向かうのが一般的ですが、東京から出発でANAをメインで使っている場合には、米子鬼太郎空港経由となります。

飛行機は購入するタイミングで料金が大きく変わりますので、エアトリ を利用して格安便を探すのがおすすめです。直近になって予約しようとして、満席になっている場合には、陸路で松江を目指しましょう。その場合には岡山まで新幹線などで移動して、特急やくもに乗り換えましょう。

また東京から参加する場合で、とにかく交通費を抑えたいなら夜行バスがおすすめです。

関東からのアクセスとして、あまり知られていないとっておきの移動方法もご紹介します。それは寝台列車のサンライズ出雲を利用するという方法です。思ったよりも揺れるので記録を狙う人にはおすすめしませんが、金曜日の夜に出発すれば土曜日1日観光でき、さらには日曜日の夜に戻ることもできるので、仕事を休まずレースに出場できます。

国宝松江城マラソンの宿泊予約

国宝松江城マラソンの大会会場である松江市総合体育館前は、松江駅から徒歩圏内にあるため、ホテルは松江駅周辺で選ぶのがおすすめです。ただし、夜の散策なども楽しみたいなら松江城周辺のホテルもOKです。ただし、条件のいいホテルから順番に予約が埋まっていきますので、エントリーをしたらすぐに宿泊予約をしましょう。

ホテルの予約を忘れていて、高級宿しか残っていないような場合には、米子に宿を確保するという選択肢もあります。松江と米子はそれほど距離が離れていませんが、県をまたぐということもあり、マラソン大会当日でもリーズナブルな料金で宿泊できることがあります。

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大会詳細情報

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