東京発着のウルトラマラソンがあります。途中に埼玉を突っ切り、茨城まで走ってからの折り返し。江戸川の河川敷を走り続けるウルトラマラソンです。コースはほぼフラットですが、陽射しが強くなると暑さとの戦いになる実は厳しいウルトラマラソンのひとつです。
それでも都内から日帰りで参加できるウルトラマラソンというのは魅力的です。60kmであれば、アクセスも含めて初めてのウルトラマラソンに最適です。ここではそんな柴又100Kの魅力について紹介します。
柴又100Kの特徴
柴又100Kはゼッケンやチップが事前送付されますので、都内からの参加であれば場所によっては前泊が不要で、遠方からの参加でも都内のホテルを利用して朝まで眠ることができますので、他のウルトラマラソンのように午前2時や3時に起きる必要はありません。
コースはほぼフラットで高低差は20m以下になります。一般の部で制限時間が14時間ですので、完走しやすい大会と思いきや、第1回の完走率が45%、第2回の完走率が78%と、思ったよりもハードルの高い大会になります。
ハードルが高くなる理由が天候です。6月開催ですので気温が30℃を超えてしまう可能性があり、そうなると木陰のない河川敷コースは灼熱地獄で、多くのランナーが熱中症に近い状態になってしまいリタイアします。
走力のあるランナーには走りやすいコースですが、12時間以上かかるというランナーには苦行に近いウルトラマラソンになるのが柴又100Kの特徴です。
ただし、熱中症は対策をしっかりとしておけば予防することも可能ですので、東京発着のウルトラマラソンとして魅力を感じる人はぜひ走ってみてください。特に60kmは初めてのウルトラマラソンとしておすすめです。
柴又100Kの楽しみ方
柴又100Kはせっかくですから柴又帝釈天を含め、下町を楽しんでもらいたいところですが、ほとんどのランナーは早朝から日が沈むまで走っているため、観光らしい観光もできません。
それでも前泊・後泊する人たちのために、ぜひ見てもらいたい柴又周辺の観光スポットを紹介します。
柴又帝釈天題経寺
柴又帝釈天題経寺は柴又のシンボル的な存在で、映画「男はつらいよ」にも登場していますし、人気漫画「こち亀」にも登場するスポットにもなります。スタート前に完走祈願も兼ねて参拝してみてはいかがでしょう。
ランナーが走っている間ですが、日中は参道も賑やかですので前日の下見にぜひ立ち寄ってみてください。
柴又帝釈天題経寺:http://www.taishakuten.or.jp
矢切の渡し
江戸時代から続く都内唯一の渡しです。江戸川を昔ながらの手漕船で対岸まで渡してもらいます。片道200円ですので、タイミングが合えばぜひ矢切の渡しを体験してみましょう。
矢切の渡し:http://www.katsushika-kanko.com/guide/scene/spot_1247.php
寅さん記念館
映画「男はつらいよ」好きならぜひ訪れておきたい場所が寅さん記念館です。映画で使われたセットがそのまま保存されていますので、「男はつらいよ」の時代にタイムスリップしたような懐かしい気持ちになることができます。
寅さん記念館:http://www.katsushika-kanko.com/tora/
大和家
柴又まで来たなら下町っぽいものも食べておきたいところです。大和屋は柴又で6代続く老舗人気店で、テレビなどでもよく取り上げられています。残念なことに飲食の営業時間が11:00~16:00ですので、マラソン当日には使えません。前日下見で利用しましょう。
食べログ:大和屋
団子・和菓子
柴又帝釈天の参道には団子を中心とした和菓子のお店が集まっています。観光地の団子屋さんなんてどこも味が同じだと思うかもしれませんが、柴又帝釈天のお団子屋さんはちょっとレベルが違います。食べ歩きしたくなるような名店がいくつもありますので、こちらも前日下見で楽しんでください。
過去大会のレポート
働きながら月間走行距離250km前後でサブ3を目指す!
【まとめ】悲願の柴又100kを完走!遂にウルトラマンになれた。
GROUNDROOf blog
柴又100K(60kmの部)走ってきました!その1
柴又100K(60Kの部)走ってきました!その2
多摩川マラソン日記
東京・柴又100Kでサブ10♪
柴又100Kアクセス&宿泊
柴又100Kは前日受付は不要ですが、100km壮年完走チャレンジの部のスタートが6時、一般の100kmが6時30分からのウェーブスタートですので、都内の宿泊が必要になります。
会場へのアクセスは下記の駅からになります。
京成金町線柴又駅:徒歩8分
北総線新柴又駅:徒歩8分
JR総武線小岩駅→バス→柴又帝釈天停留所:徒歩8分
スタート時間にもよりますが、宿泊は始発時間の早い上野駅周辺がオススメです。上野駅近くのホテルを楽天トラベルなどで予約しておきましょう。東京は海外からの観光客も多いため、安いホテルは早くに埋まってしまいますので、エントリーをしたらすぐに宿の確保をしましょう。
大会詳細情報
大会名:柴又100K~東京⇔埼玉⇔茨城の道~
開催日:2017年6月4日(日)
開催場所:東京都葛飾区
大会受付:不要(事前発送)
エントリー受付期間:2016年12月22日0:00~2017年4月9日
エントリーサイト:RUNNET
100km
制限時間 | 一般の部:14時間 壮年完走チャレンジの部:15時間 |
参加費 | 22000円 |
定員 | 2500人 |
60km
制限時間 | 9時間 |
参加費 | 16000円 |
定員 | 1200人 |
2km小学生
制限時間 | なし |
参加費 | 1000円 |
定員 | 100人 |
1km親子
制限時間 | なし |
参加費 | 1000円 |
定員 | 親子100組 |
柴又100K公式サイト:http://tokyo100k.jp