ランニングシューズを選ぶときのポイントはいくつかありますが、特に重視したいのが「足にフィットする」ということです。ただ、このフィットというのは少し誤解されているところがあります。
・自分の足の形に合っている
・走ったときにズレない
ほとんどのランナーは前者を「フィットするシューズ」として選びます。もちろんそれもとても大切なことですが、実際に走るときに重要になってくるのは後者です。接地するとき、踏み出すときにシューズがズレないこと。
例えばニット素材のシューズは足の形に合うように変形しますので、靴下を履いているようなフィット感があります。でも、適切な補強がされていないと、着地したときにアッパーが変形し、足裏とソールが微妙にズレてしまいます。
靴擦れも、シューズ内で足が動いているから発生します。
ただ、靴擦れを避けるために、遊びのまったくないランニングシューズを履くと、足が拘束されて窮屈な走りになります。足に適度なゆとりがあるのに、走ったときにズレないというのがマラソン用のシューズとしては理想です。
そんな理想を叶えるランニングシューズが登場しました。アディダスの人気シューズであるボストンの最新作「ADIZERO BOSTON 8」は、フィット感にこだわりながらも、ゆとりのある履き心地を実現しました。
・ズレ軽減フィット構造
・BOOST™フォーム×エナジーレイル
・適度なゆとり
この3つがADIZERO BOSTON 8の特徴になります。
ズレない秘密はアッパーに使われているエンジニアードメッシュにあります。S字形状にステッチを入れることで、足に力が加わったときに、きちんと足に追従するような構造になっています。
さらにADIZERO BOSTON 8はアディダスの代名詞ともいえるBOOST™フォームに、軽量なEVAを重ねたエナジーレイルを採用し、衝撃をしっかりと吸収します。吸収した衝撃は反発力になるため、エネルギーロスもありません。
もちろん、この他にも走りを安定させるためのトルクションシステムを採用し、グリップ力を高めるためにコンチネンタル社のアウトソールが使われるなど、アディダスらしさを感じられる仕上がりになっています。
いろいろと機能面をお伝えしましたが、気になるのはどんなシーンで利用するのか、どんなレベルのランナーが履くべきかということですよね。
・フルマラソンを2時間台で走るランナーのリカバリー
・サブ3.5〜4を狙うランナーのトレーニング&レース
・フルマラソンを歩かずに完走したいランナーのレース
ADIZERO BOSTON 8は万能タイプのランニングシューズで、トレーニングでも利用できますし、レースシューズとしても高いポテンシャルがあります。ただし、キロ3分台で走るためのシューズではありません。
BOOST™フォームが踵部多くに配置されていることからも分かりますように、スピードを出すときに履くのではなく、踵をしっかりと付けて走るリカバリーランやキロ4〜6分程度で走るのに適しています。
長時間走ってもズレないフィット感が特徴のシューズですので、他のシューズとの違いを感じられるのは、フルマラソンのような長い距離を走ったときです。そういう意味では、ウルトラマラソンのシューズとしても期待できます。
ちなみに、2019年9月29日にドイツ・ベルリンで開催される「ベルリンマラソン」で、ADIZERO BOSTON 8を履いて自己ベスト更新を本気で目指すランナーを募集するキャンペーンが始まっています。
当選すると、「ADIZERO BOSTON 8」の支給やベルリンマラソン出走権をアディダスから提供される他、自己ベスト更新のためのトレーニングのサポートなども行ってもらえます。下記特設サイトで詳細を確認し、ご応募ください。
応募はこちら:https://www.adizeroboston-campaign.jp/
ADIZERO BOSTON 8商品概要
WOMEN’Sウィズ(足幅)2E相当
MEN’S WIDE ウィズ(足幅)2E相当
サイズ | MEN’S:24.5~31.0cm、WOMEN’S:22.0~29.0cm |
販売価格 | 12,000円(税抜) |
ミッドソールドロップ | 10mm(ヒール: 29mm / 前足部: 19mm) |